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介護ロボットの導入状況などに関するアンケート調査(令和5年度)

更新日 : 2024年3月21日
ページ番号:000171974

市内の介護保険施設等における、介護ロボットの導入状況等を調査し、今後の取組の参考とする為に、令和5年11月にアンケート調査を実施しました。

そのアンケートの結果について、下記のとおり公表いたします。

調査項目

1.基本情報 (施設種別・定員・職員数)

2.介護ロボットの導入状況について (介護ロボットの導入状況・導入効果・導入形態)

3.今後の介護ロボットの導入意向 (導入予定・導入を考えている分野

4.介護ロボットやICTの活用について気になること

5.先進的介護「北九州モデル」について

調査対象施設

介護老人福祉施設(特養):61か所

地域密着型介護老人福祉施設(地域密着特養):22か所

介護老人保健施設(老健):34か所

認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム):147か所

特定施設入居者生活介護事業所(特定施設):49か所

合計313か所 

注:括弧内は下記のアンケート結果の表中で用いる略称

実施時期

令和5年11月

回収結果

アンケート回収:192か所

回収率:61.3%

介護ロボットの導入状況について

介護ロボットの導入状況:令和5年度集計結果
施設種別 施設全体の数 導入施設数 普及率
特養(広域・ユニット) 61 16 65.1%
特養(広域・ユニット以外) 25
地域密着特養 22 13
老健 34 17 50.0%
グループホーム 147 39 26.5%
特定施設 49 30 61.2%
合計 313 140 44.7%

【結果】

  • 他の施設種別に比べ、特養及び特定施設の普及率が高い
  • 令和5年度、特定施設への導入が進み(R4年度44.9%)、特養の普及率に近づいた。
  • 令和4年度調査時より施設全体の普及率が上昇している

分野別の導入状況

分野別の導入状況:令和5年度集計結果
機器種別 導入施設 構成比
移乗支援 22 22.0%
移動支援 3 3.0%
排泄支援 1 1.0%
見守り 60 60.0%
コミュニケーション 4 4.0%
入浴支援 18 18.0%
介護業務支援(記録支援) 53 53.0%

インカム
(令和3年度から調査)

21 21.0%
合計 100 100.0%

【結果】

  • 分野別の導入機器は、見守り機器の導入が多い。
  • 介護業務支援(記録支援)の導入が増えている。(令和4年度32.6%)

導入効果

導入効果:集計結果
施設種別 効果あり 効果なし
特養(広域・ユニット) 11 0
特養(広域・ユニット以外) 21 0
地域密着特養 7 0
老健 8 1
グループホーム 18 0
特定施設 18 0
無回答 16

【結果】

  • 介護ロボットやICTを導入した、ほぼ全ての施設において導入効果が得られている。

導入形態

導入形態:集計結果

導入形態

補助金あり 補助金なし 合計
購入 20 82 102
リース 5 18 23
レンタル 0 9 9
無回答 - - 12
合計 25 109 146

【結果】

  • 令和5年度の補助金活用は約2割と低迷。
  • 購入での導入が多く、リース及びレンタル利用は少数。

今後の介護ロボットの導入意向等について

今後の導入予定

今後の導入予定:集計結果
回答数 193
導入を考えている施設 111
導入を考えている施設の割合 57.5%

【結果】

  • 約6割の施設が介護ロボット・ICTの導入を考えている

今後導入を考えている分野

導入を考えている分野:集計結果
機器種別 回答数 構成比
見守り 69 62.2%
移乗介助 46 41.4%
介護業務支援(記録支援) 36 32.4%
コミュニケーション 13 11.7%
入浴支援 18 16.2%
排泄支援 12 10.8%
移動支援 18 16.2%
インカム 36 32.4%

【結果】

  • 見守り・移乗介助・記録支援・インカムなど、これまで本市で実証してきた分野の導入希望が高い。

【導入を考えていない理由】

  • 価格が高く、予算がない。
  • 今の慣れた働き方を続けたい。
  • 必要性を感じない
  • 使いたいロボットがない。
  • 介護ロボットに対する知識不足で、導入のきっかけがつかめない。

介護ロボットやICTの活用について気になること(抜粋)

介護ロボットの導入に関する意見

  • 介護ロボット、ICT機器を初めに導入する為にはインフラ整備が必要で、それに伴いインフラ整備費用が掛かってくる為、補助金なしでは導入しずらかった。
  • 職員の体の負担軽減を考えると、取り入れていくべきだとは思っているが、価格が高い。
  • 補助金の対象範囲の拡大や緩和、補助金額の増額をお願いしたい。

介護ロボット・ICT機器やメーカーに関する意見

機器に関するもの

  • 今後、AI等を活用した「人型ロボット」(自ら考え、自ら動く)の開発に期待。
  • 特に移乗介助機器は、ここ数年新たな製品が出てこない。少し企業努力が必要と感じる。
  • インカムのバッテリーやスマホなど複数台所持するのは大変。メーカー同士の繋がりがスムーズになると良いと思う。

メーカーに関するもの

  • ロボットやICTを活用する為にも作り手側と使い手側の認識のずれを改善する必要性があると思う。
  • 施設に見合った機器がなく、価格・大きさなど導入の課題も多い。メーカー側との意見交換の機会や研修が多くあるといい。
  • 導入後の「万能でない」機器に対する「あったらいいのに」の声をメーカーに伝えても、現状ではできないと回答されることが多い。 今後開発するメーカーさんへ「あったらいいな」を伝えられ、よりよい製品が開発されることに期待している。

その他

  • 導入することが目的となっており、使いこなせていないことが課題だと考える。メーカーや専門家のサポートやフォローアップが、補助金や行政サービスなどの活用で費用面でも使いやすい環境を希望する。
  • 日々進化していく機器の情報収集が上手くできない。
  • ICTや介護ロボットに関して、他の施設がどのような形で活用しているのか知りたい。

人材育成に関する意見

  • 集約した情報を介護現場でどう活かして行くかの検討が苦手な職員が多く、介護ロボット、ICT機器の導入にはネガティブに囚われがち、職員の意識改革が必要。
  • ICT化を進めているが、パソコン等デジタル機器の取扱いについて職員のリテラシーに差があり、ICTの進み方が遅い。
  • 実際、導入しても、使いこなす人材が何より重要と感じている。

その他

  • 若者が介護業界に入って来ず、施設が「老々介護」になってる現状を行政・メーカーに知っていただきたい。
  • 今後、介護業界においてICT化は避けられないものであるが、常に他業種から5-10年遅れがあると感じている。未だにFAXが多く、また紙媒体での確認が多いと感じる。
  • 北九州は何かあったら福祉用具プラザに相談できたり、最新の介護機器が展示しているので大変助かる。

先進的介護「北九州モデル」について

(1)「北九州モデル」について知っていますか

集計結果
  回答数
名称のみ知っている 74
内容も知っている 84
知らない 27
無回答 6

(2)「北九州モデル」の導入について

集計結果
  回答数
すでに同様のものに取り組んでいる 32
導入を検討したい 37
内容を詳しく知りたい 47
現時点では興味ない 67
無回答 13

(注)先進的介護「北九州モデル」とは

 介護業務の作業観察・分析を踏まえたICT・介護ロボット等の導入実証により、本市が構築した、ICT・介護ロボット等を活用した介護現場の新たな働き方モデル

このページの作成者

保健福祉局先進的介護システム推進室
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2712 FAX:093-582-2095

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