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結核の基礎知識

 昔、結核は「死の病」として恐れられていましたが、医学の進歩により早期発見、早期治療をすれば治る病気となりました。そのせいか結核に対する関心は薄れ、減少してきた結核患者数は1997年に増加に転じ、厚生大臣が結核緊急事態を宣言しました。以降、患者数は徐々に減少していますが、未だ全国で年間2万人を超える新規患者が発生しており、依然としてわが国の主要な感染症です。

 北九州市では、年間200人前後の新規患者が発生しています。北九州市は、結核罹患率が高く、政令指定都市の間では6番目となっています。中でも、70歳以上の高齢者が60%以上を占め、結核患者の高齢化などが課題となっています。

結核はどのようにしてうつるのでしょう?

結核菌の画像

 痰(たん)の中に結核菌が出るようになった結核患者がせきやくしゃみをすると、しぶきが飛び散ります。このしぶきに含まれる水分が蒸発すると結核菌が空中に浮遊するようになり、それを吸い込むことによって感染の機会が生じます。結核菌を吸い込んでも鼻やのど、気管支で結核菌が止まれば感染しません。感染は、菌が肺にたどり着き、そこで増殖してはじめて起こります。結核に感染しても必ず発病するわけではなく、通常は免疫力が結核菌の増殖を抑え込みます。増殖を抑えきれなくなると、結核になります。しかし、結核菌に感染して発病するのは10人に1人から2人程度といわれています。

早期発見のために~長引く咳は赤信号~

 せき、痰、発熱、体のだるさ、寝汗、胸の痛み、体重減少などが主な症状です。風邪の症状に似ていますが、風邪との違いは症状が数週間続き、治ったと思ったらまた繰り返すことです。ただし、高齢者の方は、症状が出にくい場合がありますので、全身状態の注意深い観察が重要です。重症化すると周りの人にうつしてしまう可能性もありますし、場合によっては死に至ることもあります。
 
 せきや痰など上記の症状が2週間以上続くときは、内科(専門は呼吸器科)を受診し、胸部エックス線検査を受けましょう。

 せき、くしゃみが出だしたら、周囲にうつさないためにマスクを着用しましょう。咳エチケット用には、市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が適しています。

結核の検査

  • ツベルクリン反応検査

 ツベルクリンという液を皮内注射して、48時間後に判定します。結核菌感染やBCG接種を受けた人は、皮膚が赤く反応します。小児や痰(たん)の採れない方、胸部エックス線写真の撮影が出来ない方に有効です。
ただし、反応が結核感染のためか、BCG接種のためか判断しにくい場合があります。

  • IGRA検査(QFT検査、T-Spot検査など)

 血液検査によって結核の感染を調べることが出来ます。BCGの影響を受けないため、ツベルクリン反応検査よりも精度が高いと言われています。

  • 胸部エックス線検査

 エックス線検査では、白黒が反転し映ります。肺は空気が多いためX線を通しやすく全体に明るく(=黒く)映ります。この肺の中に暗く(=白く)映る影があれば、なんらかの異常があると考えられます。

  • 喀痰(かくたん)検査

 喀痰検査とは、痰を調べる検査です。痰を顕微鏡で見て細菌を調べたり菌を培養したりして、菌の種類を見極めます。

結核の予防

  • BCG接種 

 BCGは発病率を抑え、重症化を防ぐためのワクチンです。
BCG接種は、小児の結核性髄膜炎や粟粒結核の発病防止に有効であるといわれています。乳幼児は生後5ヶ月~8ヶ月の間に接種を受けましょう。BCG接種によって発病が予防でき、もし発病しても重症化しないとの報告があります。

  • 抵抗力をつけましょう

 十分な睡眠、規則正しい生活、適度な運動、バランスのとれた食事等、健康的な生活習慣を身につけ、体調を整えていれば感染や発病を防ぐことができます。

  • 年に1回は、胸部エックス線検査を受けましょう

 職場健診など定期健康診断を受けましょう。市内にお住まいで、職場などで胸部エックス線検査を受ける機会がない40歳以上の方は、「結核・肺がん検診」を受けることができます。各区役所、市民センター等において無料で胸部エックス線検査を実施しています。市政だよりなどで日程をお知らせしていますが、詳細は、各区役所保健福祉課までお問い合わせください。

検診についてのお問い合わせ先
連絡先 電話
門司区役所保健福祉課 093-331-1881(代表)
小倉北区役所保健福祉課 093-582-3440(直通)
小倉南区役所保健福祉課 093-951-4111(代表)
若松区役所保健福祉課 093-761-5321(代表)
八幡東区役所保健福祉課 093-671-0801(代表)
八幡西区役所保健福祉課 093-642-1441(代表)
戸畑区役所保健福祉課 093-642-1441(代表)

結核の治療

  昔は結核の治療は長い年月が必要と考えられていましたが、今では結核によく効く薬ができ通常6~9ヶ月の内服で治療できるようになりました。菌が排出されていなければ、外来での治療が可能です。

  • 結核医療費公費負担制度

  結核と診断された方が安心して適正な医療を受けられるよう、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症法」という。)に基づき、医療費の一部(あるいは  全部)を公費で負担します。医療費公費負担制度は、次の2種類です。

  1. 一般患者に対する公費負担(感染症法第37条の2) 
     
    対象となる医療費の自己負担が5%になります。

  2. 入院勧告患者に対する公費負担(感染症法第37条)
     保険給付で支払われる費用を除き、原則として医療費の全額(寝衣等を除く)を公費負担します。

※収入状況に応じて、自己負担が発生する場合があります。
  公費負担制度の詳細については、直接保健所保健予防課(電話:093-522-8711)までお問い合わせください。

このページの作成者

保健福祉局保健衛生部保健予防課
〒802-8560 北九州市小倉北区馬借一丁目7番1号
電話:093-522-8711 FAX:093-522-8775

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