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外来生物法と特定外来生物

 本市は大変豊かな自然環境に恵まれた都市で、多様な生物が生息しています。
 しかし近年、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって海外から生物が運ばれ、それらが生態系・農林漁業・人間の健康や日常生活などに対して影響を及ぼすことがあります。このような影響を防止するための法律(外来生物法)が平成17年6月に施行されました。
 そして、こうした影響を及ぼす生物を、法律では「特定外来生物」として指定しています。

外来生物法の概要

(1)目的

 外来生物とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって海外から入ってきた生物のことをいいます。「外来生物法(※1)」では、外来生物のなかでも「特定外来生物(※2)」による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を防止することを目的にしています。

(※1)
 外来生物法について
 法律の正式な名称は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」といい、平成17年6月に施行されました。
(※2)
 特定外来生物について
 海外から入ってきた生物のうち、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から環境省が指定したものをいいます。平成26年8月現在、特定外来生物は113種類が指定されています。

(2)規制と罰則

 特定外来生物に指定されると以下の項目について規制(原則禁止)されます。

●飼育、栽培、保管及び運搬すること
●輸入すること
●野外へ放つ、植える及びまくこと  など

 

 特定外来生物は、たとえば野外に放たれて定着してしまった場合、人間の生命・身体、農林水産業、生態系に対してとても大きな影響を与えることが考えられます。場合によっては取り返しのつかないような事態を引き起こすこともありえますので、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。

●個人:最高で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金
●法人:最高で1億円以下の罰金

これまでに北九州市で確認されている特定外来生物

  北九州市では文献などの調査を行いこれまで(平成26年度末現在)、以下の8種類(鳥類2種類、両生類1種類、魚類3種類、植物2種類)の特定外来生物の生息を確認しています。

鳥類(2種類)

(1)ガビチョウ(学名:Garrulax canorus

〇特徴
 羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。原産は東アジア、東南アジア。

〇侵入経路など
 鳴き声を楽しむために輸入され飼育された。飼育個体の逃亡ないしは故意の放出などが野外に定着した原因とされている。野外では1980年代に北九州で初めて確認された。

(2)ソウシチョウ(学名:Leiothrix lutea

〇特徴
 全長約15cm程度。体色は暗緑色で、のどは黄色く、翼に赤と黄の斑紋があり、嘴は赤い。原産は東アジア、東南アジア。

〇侵入経路など
 姿が美しかったり、声がきれいであったりしたために観賞用として輸入され、多数の個体が飼育された。飼育個体の逃亡ないしは故意の放出が、野外に定着した原因とされている。

ガビチョウとソウシチョウ
(写真:環境省九州地方環境事務所提供)

両生類(1種類)

(1)ウシガエル(学名:Rana catesbeiana

〇特徴

 日本のみならずアメリカでも最大のカエルで、頭胴長は約180mmに達する。大型でみずかきが良く発達している。池、沼、湖などの止水で雄は繁殖なわばりを持ち、水面に浮きながら「ウオー、ウオー」と鳴く。原産はアメリカ東部・中部、カナダ南東部。

〇侵入経路など

 1920年頃、食用、養殖用としてアメリカから持ち込まれた。

ウシガエル
(写真:環境省提供)

魚類(3種類)

(1)オオクチバス(学名:Micropterus salmoides

〇特徴
 全長30~50cm。体側から背にかけて不規則な暗斑がある。腹側は黄味を帯びた白色。湖沼やため池、河川の中下流域に生息する。原産は北アメリカ。

〇侵入経路など
 1925年に釣り対象、食用として神奈川県芦ノ湖に持ち込まれた。釣り対象として人気種であり、各地で意図的な放流が行なわれてきた可能性が指摘されている。

(2)ブルーギル(学名:Lepomis macrochirus

〇特徴
 全長約25cm。体側には7~10本の暗色横帯がある。成長するにつれ体高が高くなり体色は濃灰褐色から暗褐色に黒ずみ、横帯はやや不明瞭になってくる。湖沼やため池、堀、公園の池などに生息し、湖では主に沿岸帯の水生植物帯に、河川でも主に流れの緩やかな水草帯に生息する。原産は北アメリカ東部。

〇侵入経路など
 1960年頃に釣り魚として持ち込まれ、一部では観賞魚としても飼育されていた。それらが各地に放流された可能性が指摘されている。 

(3)カダヤシ(学名:Gambusia affinis

〇特徴
 全長は雄で3 cm、雌で5 cmほど。メダカに似るが、体がもっと青っぽく尾鰭が丸い。水田や用水路のほか、平地の池沼・湖、河川下流で流れが緩やかな場所に生息する。原産は北アメリカ。

〇侵入経路など
 ボウフラの駆除のため導入され、1970年以降各地に放流されたといわれている。 

オオクチバス、ブルーギル、カダヤシ
(オオクチバス、ブルーギル写真:環境省提供、カダヤシ写真:中国四国地方環境事務所作成パンフレット“特定外来生物カダヤシ”を加工)

植物(2種類)

(1)オオキンケイギク(学名:Coreopsis lanceolata

〇特徴
 キク科の多年草。高さは0.3~0.7m程度である。路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育する。開花期は5~7月。原産は北アメリカ。

〇侵入経路など
 1880年代に観賞用、緑化用として導入された。

オオキンケイギクについては北九州市のこちらのページで詳しく説明してます。

(2)オオフサモ(学名:Myriophyllum aquaticum

〇特徴
 多年生の抽水植物。耐寒性があり、湖沼、河川、池、水路、一部の休耕田に生育する。浅水中に群生する。原産は南アメリカ。

〇侵入経路など
 1920年頃に観賞用として持ち込まれ、その後、国内で多く流通した。河川の自然復元事業の現場などで植栽されたこともあったといわれている。

オオキンケイギクとオオフサモ

外来生物被害予防三原則について

 環境省では、侵略的な外来生物(海外起源の外来種)による被害を予防するための3つの原則(外来生物被害予防三原則)を提唱しています。

1.入れない
~悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない~
2.捨てない
~飼っている外来生物を野外に捨てない~
3.拡げない
~野外にすでにいる外来生物は他地域に拡げない~

このページの作成者

環境局環境監視部環境監視課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2290 FAX:093-582-2196

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