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【発表案件】
●カンボジア王国フン・セン首相の来北について

平成27年7月1日(水曜日)市長記者会見
【発表案件】
●カンボジア王国フン・セン首相の来北について

発表項目

(1)カンボジア王国フン・セン首相の来北について(PDF形式:46KB)

月日:2015年7月1日
場所:北九州市役所
出席者 北九州市長

会見の動画(You Tube)

市長
 それでは、今日は最初に2件報告をさせていただきます。最初に、昨日の内閣官房長官の会見にありましたカンボジア王国フン・セン首相の来北についてであります。
 これは7月4日に日本・メコン地域の諸国首脳会議に出席するため来日するフン・セン首相が会議の終了後、日本の地方都市を視察するために北九州市を訪問いたします。外国政府国家指導者の本市訪問は、6年前に中国の習近平副主席(当時)が来北して以来のこととなります。
 フン・セン首相は、7月5日の午前にカンボジア政府専用機で北九州空港に到着いたします。その後、午後に特別講演会で講演をし、安川電機のロボット村を視察し、そして日明の浄化センター視察を予定いたしております。北九州空港で政府首脳を、VIPをお迎えするのは今回が初めてとなります。翌日の6日午前であります。カンボジア政府専用機で、北九州空港からカンボジアへ帰国されます。
 本市とカンボジアの関係におきましては、水道に関する国際協力を1999年から継続実施し、水道普及率そして漏水率の改善した功績はプノンペンの奇跡と、このように称されております。私自身もカンボジア政府から、カンボジアの発展に尽力した外国人に与えられる最高位の勲章であります大十字章をいただき、身近な国だと感じております。今回の本市の訪問は、このような国際協力による功績を配慮してカンボジア政府が決定されたものと聞いております。
 本市としましては、この機会を利用いたしましてカンボジアとのさらなる関係強化につなげてまいりたいとこのように考えております。フン・セン首相には今回の北九州市の訪問を通じまして、北九州市の産業や上下水道環境技術についてご理解を深めていただければ幸いであります。
 次の報告は、すでに担当部署のほうから報告をさせていただいたことでございますが、漁業補償の透明化という課題であります。昨日、響灘西防波堤整備事業に伴う漁業補償契約を締結したことを発表させていただいております。これは漁業補償の透明化に向けた新たな取り組みとして初めての契約となります。ようやくここまでたどり着いたという感じがいたします。これまで市として漁業補償金が漁業従事者に適切に配分されたかどうかを確認する手段がなかったわけですが、これで可能になります。漁業補償の透明化は、漁協のイメージ向上にもつながるものと期待をいたします。今後とも漁協や県と一体となりましてこの取り組みを進め、協議の結果や進捗状況につきましては、適宜公表してまいりたいとこのように考えております。
 それでは、ご質問を承ります。

記者
 すみません。よろしくお願いします。
 幹事社から2点、まず先に質問させていただきます。まず1点目が、カンボジアの首相がいらっしゃるという件なのですけれども、北九州(市)を視察されるところとしては特にどういうポイントを見て行ってほしいかなというところをちょっと1点お伺いしたいと思います。

市長
 北九州市の訪問はカンボジア政府のご決定だと聞いておりまして、やはり何と言っても水道の技術協力がですね、プノンペンをはじめまたそのあとも8つの都市で水道の技術協力を継続いたしております。
 社会インフラの中でカンボジア政府としても非常に重要なところをですね、北九州市との技術協力で着実に前進をしているということを踏まえてのご判断もあったかと思います。そういった意味では、日明の浄化センターをご視察いただくということはですね、非常に有意義なことではないかと思います。
 今カンボジアのほうでは、生活インフラといたしまして、この水道に加えて下水道の整備にも意欲を燃やしておられるというように聞いております。この日明の浄化センターにまいりますと、上下水道両方の分野におきまして、最先端の本市の取り組みを見ることができますので、そういった意味では今後の展開につながるのではないかというのが1つあります。
 それからやはり本市の強みといたしまして、ものづくりの、今世界的に脚光を浴びているのはロボットでございます。ちょうど創立100年を記念して本社のリニューアル、ロボット村をオープンされた安川電機さんでございますが、日曜日ではございますけれども特別に首相にご覧いただくという段取りだと聞いております。大変ありがたいことだと思います。このロボットというのは、言うなれば北九州(市)の高い技術力を持った製造業のですね、歴史とその先端的な現状をご視察いただくということでありまして、これはカンボジアにとっても有益だと思いますが、同時にですね、これを機会に北九州(市)の産業・経済のトップレベルの技術力・歴史というものに印象を持っていただいて、また今後日本のほうから中小企業をはじめとして地場の企業もですね、またカンボジアへのビジネスチャンスにつながることも将来期待できるのではないかと思っております。
 そしてカンボジア経済・カンボジア内政全般につきまして、フン・セン首相の特別講演がジェトロ(JETRO:日本貿易振興機構)のほうで計画されております。ここではですね、最前線の発展をするカンボジア経済の現状というものが日本の経済界にも広く知られるのではないかと。これは両方にとって有益だと思います。
 そして先ほど申し上げたのですけれども、私どもは北九州空港のさらなる発展・活性化に全力を挙げて取り組んでおります。これまでVIP、こういった政府首脳をお迎えするということがあったわけでございます。習近平さんの時もありましたけれども、基本的には福岡空港で対応してまいりましたが初めて北九州空港でですね、お迎えをするということになります。これは北九州空港のこれからの新たな発展にとっても非常にいいチャンスになるだろうと。こういったところを私ども期待をして、お迎えをさせていただきます。

記者
 もう1点お願いします。今度は漁業補償の透明化の件なのですけれども、先日工藤会のトップらが脱税事件で逮捕されたということで、県警さんとかが資金源の解明とかその流れの解明とかを今進めているということなのですけれども、その中での今回の第1弾の契約ということなのですけども、改めて市としての暴力団排除に対する意気込みというか、その辺をお願いします。

市長
 今、地方創生という政府の大号令もございまして、本市のさらなる発展のために市民・各界と英知を結集している作業の真っただ中にありますが、その中でやはり人と企業が集まるということがキーワードになってまいります。その時に、長年にわたって事件の報道が全国に相当発信をされておりますので、やはり観光にしても企業の立地についてもですね、さまざまな課題になっていたと思います。
 しかし昨年来、警察当局の万全の捜査の進展によりまして劇的な展開が見られました。まちは一変して静けさを取り戻したわけでございまして、そういった意味ではこれまでずっとこの水面下で捜査を続けてきた警察当局のですね、粘り強い捜査活動に改めて敬意を表したいと、こう思っております。そしてこれからもですね、この真相の解明を続けていただきまして、こうした暴力事案の根絶に向けて、私たち行政も市民や事業者と一体になって暴追運動の継続強化によってですね、支えていくわけでございますが、そのことがですね、人と企業が集まる大きな追い風に転ずるものと、このように期待をいたしております。
 これまでも私は、この席で捜査の状況を聞かれた時に比喩で申し上げたのでありますが、エリオット・ネスは財務省の人間でありました。FBIの人間ではありませんでした。そうしたことを申し上げたというのは、捜査にあたりましてはこうした資金源あるいは税という面からもですね、一致協力をして捜査にあたることが望ましい。これは福岡県・福岡市・県公安委員会・北九州市の4者で合意をしてですね、税務調査の強化もこの捜査と合わせて重要であると国に対して繰り返し要望してきたことなのであります。今回、警察当局が資金の流れについても本格的に乗り出したということは、いよいよ本格的な真相解明に向けて大きく前進をするものと期待をいたしております。

記者
 幹事社からは以上です。各社質問をお願いします。

記者
 すみません。フン・セン首相の来北なのですけれども、この日程のちょっと詳しいところが書いてないのですが、これは警備上のあれがあってこういうふうにされてるのでしょうか。

市長
 そうですね。VIPの対応につきましては、特に政府と緊密に連携を取ってアナウンス等についても対応しているわけでございますが、そうしたご指摘の点も含めましてですね、慎重な計らいをさせていただいております。

記者
 たぶん取材に各社行きたいと思うのですけれども、これアナウンスはいつぐらいにされるおつもりですかね、時間などは。

市長
 事務局からお答えください。

担当者
 はい、アジア交流課です。本日の午後に、取材要領について改めて時間を取って説明させていただければと考えております。

記者
 分かりました。

記者
 これは、市長ご自身も同行されたりされる予定なのですか。今のところでは。

市長
 北九州空港でお迎えをさせていただきます。北九州空港に、外国政府の首脳が降り立つのは初めてでございます。これは画期的な出来事だと思いますし、私共にとりましては大変嬉しいことであります。(外国のVIPが来北するのは)6年前の習近平国家副主席(当時)以来のことでございますけれども、この北九州空港でお迎えをできる、お見送りできるということは私にとって大変喜びとするところであります。

記者
 セレモニーか何かも用意される予定ですか、セレモニーというか歓迎も。

市長
 その後の予定がですね、下関にも行かれますし、ジェトロの講演から視察までかなりハードスケジュールになっていると思いますので、特段の式典ということはそこでは考えておりません。

記者
 すみません、6日は見送りには行かれるのですか。出迎えだけですか。

担当者
 6日も見送りに行かれます。

記者
 それとすみません。北九州空港あるいは北九州(市)の水ビジネスですね、そこら辺についてトップセールスされる機会というのは、今回のフン・セン首相の訪問ではあるのでしょうか。

市長
 市長主催の夕食懇談会が予定されております。その席上、首相と率直に意見交換ができるものと期待をいたしておりまして、その席上でも若干のやり取りがあるかもしれません。

記者
 特に日明のほうには同行されるのですか。

市長
 日明ももちろん同行させていただきます。当初は私のほうから、習近平副主席(当時)と同じようにたくさんのエリアでこの環境への取り組み・上下水道関係も事業を行っております。そういった意味では、つぶさにご視察いただく時間的余裕がございませんので。習近平さんの時もですね、1箇所で同行された幹部の方も含めて私のほうから20分ほどプレゼンテーションをさせていただきました。
 今回はですね、日明の浄化センターという、何よりも百聞は一見に如かずでございまして、そこで非常に明快に、ビジュアルに展示がございますのでそこをご覧いただくというのが一番いいのかなというふうに判断をいたしました。それを受けてですね、今後カンボジアと北九州市とのご縁をですね、どのように深め、またWin-Winの関係になるように今後友情を深めていくかということについてお話ができればと思っております。

記者
 確認ですけども、日明では何かプレゼンテーションを市長自らされるのですか。

市長
 ここでは、あえていたしません。

記者
 分かりました。

記者
 話が変わるのですけれども、世界遺産の関係なのですけれども、3日から3(日曜日)、4(日曜日)、5(日曜日)辺りで決まるのではないかというようなお話ですが、仮にその登録が決まった場合のですね、市の対応なのですけれども、市長の会見とかあとセレモニーだとかイベントとか、どういうスケジュールになりましょうか。

市長
 これまで取材等の対応といたしまして、登録となりますといくつかのことを行うと申し上げておりました。
 何と言っても市役所本庁舎入口にですね、登録記念の看板を設置すること。また市内の施設にですね、懸垂幕を設置する予定でございます。これは現時点で13箇所を内定しておりますが、これから増えるかもしれません。まず市民のイベントといたしましてはですね、7月6日の日に、登録施設があるのは八幡東区でありますけれども、ここで祝賀のセレモニーを開催する予定であります。また市全体の記念式典は行う予定でございますが、まだ登録をされていないということもございまして、具体的に関係方面への意見聴取その他はまだ行っておりませんが、気持ちとしては8月上旬頃を目途にですね、市全体の記念式典を開催したいとこのように考えております。
 先ほど懸垂幕の設置につきましては、区役所また民間の施設など13箇所は内定しているわけですけれども、そのあとJRの駅でありますとか空港でありますとかそういったところにも横断幕あるいはバナーなどを設置することも今詰めているところでございます。
 あと1点ですね、東田の第一高炉は今回の世界遺産登録の対象から外れてはいるのですけれども、まさに官営八幡製鉄所のシンボリックな高炉が林立していたところに1つ残る非常に重要な史跡でございます。これをですね、ライトアップをすることをこれまで手がけてきたこともあるのですけれども、継続してライトアップするとなると費用負担はどうするのかという問題もあります。これにつきましては東田第一高炉のライトアップをですね、この登録を契機としていったんは行います。ただ継続するとなりますと、予算書に載っていない新しいことになります。登録されてからのことになりますのでその辺も詰めながらですね、この第一高炉のライトアップというものの継続について早急に方向性を出していきたいと考えております。まずはライトアップをいたします。

記者
 公立幼稚園の閉園問題についてお伺いいたします。市が「民間にできることは民間に委ねる」という方針で4つの幼稚園の閉園を決めたということですけれども、現在その公立幼稚園には発達障害である障害とか、あと病気などを理由に私立幼稚園に入りたかったのだけれども入れなかった結果、公立に来ているというお子さんも多くいると聞いています。
 こうした園児の保護者からは、自分たちの地域から幼稚園がなくなってしまうということに不安の声も上がっています。その不安の声を市長としてどう受け止められるかという点と、また今地域にある幼稚園があって子育てしやすいこの環境でもう1人子どももほしかったけれども、この先が不安で踏みきれないというような不安の声も上がっています。
 これは市長が公約として掲げられていた、安心して子どもを産み、育てることができる社会づくりというものに矛盾する結果となっているという指摘もありますけれども、どう受け止められますでしょうか。

市長
 これまで市議会におきましても、たびたび公立幼稚園の民営化の問題が取り上げられてまいりました。そこで、民間でできることは民間でというのが行財政改革の理念の1つとなっておりますが、今ご指摘があったようにさまざまなご意見もございますので教育委員会としてはですね、行財政改革の大綱を定める時に、その過程で2回パブリックコメントを実施しております。また幼児教育については、教育委員会所管。教育プランというところに方針が書かれているのですが、教育プランの改定時に1回ですね、パブリックコメントを取りまして広く市民の声をお伺いするということで今回の見直しに取り組んできたと。このように教育委員会から報告を受けております。
 そこで現在、幼稚園児の98%は民間の幼稚園に通っているわけでございます。そして公立幼稚園が果たしてきた役割についても非常に成果を挙げてきたものと思っているわけでございますが、できる限り民間でできるものについては民間でということで、結論として4園を民営化する方向で教育委員会は今関係者に説明に入っているところでございます。

記者
 民営化という言い方でいいのですか。4園閉園ではないですか。

市長
 失礼しました、4園について見直しをするということでございます。その場合ですね、特別な支援を要する園児につきましては民間の幼稚園のほうで受け入れられるようにですね、特別の配慮が必要だと考えているとこのように聞いておりまして、そのことと合わせて今後作業を進めていくとこのように聞いております。現在も公立の幼稚園の中に特別な支援を要する方が中にいらっしゃいますが、同時に民間の幼稚園も受け入れております、かなりの数を。ただ、民間の幼稚園がそうした幼稚園児を受け入れるにあたりましてはいろんなご苦労があると聞いておりますので、これは教育委員会としてもしっかりとそのことを考えていきませんとこの見直しについてはなかなか円滑な合意には至らないと思いますので、市長といたしましても予算調製権の立場からその点についてはよく見守りたいと思っています。
 すでに議会の答弁でお答えしておりますが、この4園の問題が教育委員会の今回の方針に沿いますと将来2億円の財源になります。それをどのように使うのかという質問に対しては、子ども子育て支援・幼児教育の充実のために使わせていただきたいと、このように自分の予算調製権者としての気持ちは述べております。
 つまり行財政改革というのはきっかけかもしれませんが、行革のためにこの公立幼稚園の問題を対応するというよりは、むしろそれによって生まれる財源を特別な支援を要する子どもたちの対応も含めて子育て支援に向けていくと。そういう趣旨で作業を行っているところであります。

記者
 そうすると、そういう形で公約として掲げられている、安心して子どもを産み、育てる社会づくりにつなげていきたいということでいいでしょうか。

市長
 先ほど申し上げたのですけれども、特別な支援を要するお子さまについては98%の園児が通う民間におきましても受け入れられております。公立だけではありません。そうした意味では大変ご苦労の多い中をですね、対応してもらってますのでこの機会に民間の幼稚園におきましてもそうした特別な支援を要する子どもたちのために配慮が十分行き届くような、そのようなバックアップが市に必要であると。それは教育委員会にも私からもお話しているし、教育委員会もそのことは十分理解した上で作業を進めていると思いますので、そうした観点から、子どもを安心して産んで育てるというその政策も進みます。これからの前進にもつながるようにという思いであります。

記者
 ありがとうございます。

記者
 他に質問ありませんでしょうか。

記者
 すみません、先週だったか先々週でしたか、国のほうに行かれて特区の関係で要望か何かをされたかと思うのですが、いかがだったでしょうか。

市長
 3期目着任直後にもですね、さまざまな政策提案・要望で国のほうに行っております。この特区ということに関連しましては、政府のスケジュールというのがよく見えないのですね。ですから、2月の時もブレーンの方々のヒアリングには急遽入りましてですね、何か直前に来られました。もう10ぐらいの公務予定を倒して、そしてこちらからプレゼンに行ったのですけれども。そうした意味ではちょっとまだ政府の予定は分かりませんけれども、正面から本市の提案を受け止めていただいて、いずれ対応があるものと期待をいたしてお待ちしております。

記者
 感触としてはいかがだったでしょうか。

市長
 実は、福岡県知事と二人三脚で昨年(正しくは「一昨年」)の秋、水素特区を提案いたしました。これは間違いなく日本全体の発展につながる画期的な特区構想だと正直思っておりました。ところが、不採択になったわけです。いろいろと調べていくとですね、やはりこの規制を思い切ってドラスティックに改革するという点が乏しかったという、こういうお話を伝え聞きましてですね、何と言っても現内閣のブレーンの方々にとりまして特区というのは、まずは規制を思い切って見直すところから経済社会の発展につながると。こういう考え方が非常に強いのだなということを改めて感じました。そして不採択になりましたが、そのあとにトヨタのMIRAIの発表という世界に発信されるドラマチックな現象が発生いたしました。そうした意味で私どもは、そのコンセプトにしましてもタイミングにしましても間違っていなかったと思います。
 大変残念でございますが、水素に関しましてはドラスティックな規制というものを伴っておりませんでした。かなり政府のほうも水素の社会的利用については配慮をされていろんな作業が行われておりましたので、そこが一敗地に塗れたところでございます。そのあと県知事と、捲土重来を期して頑張ろうということでありますが、知事としましてはですね、直近のお話は聞いておりませんがやはりグリーンアジア国際総合戦略特区というのは、現在稼働している特区の中ではダントツに成果を挙げているわけです。そういった意味ではグリーンアジア特区というものをですね、次年度以降も継続をしてほしいということが1つ大きな現状認識としておありだということでございます。
 そこで本市としましては本市独自のですね、スマートシティ創造特区という形で新たに提案をさせていただいた経緯があります。その中には政府が今日本版CCRCの創造ということを重要政策の1つに掲げておられるようでございますが、それは来年度以降の予算編成というタイミングでまだ時間があると思うのですね。ところが私どもはアクティブシニアを迎え入れる時に、ハローワークに行きますと年齢のことは書かれていません。このことが理想だと思うのですけれども、現実にはシニア世代にとりまして非常にこの求人情報を認識するのがかえって難しくなっているわけです。従って特別の配慮としてですね、北九州市のアクティブシニア・ハローワークという分野におきましてはその辺の特例、特区的な配慮をお願いするということを述べております。そのように特区の中には、政府が強く意欲を持っておられる構想についても触れるということがございます。
 それと私どもは、ロボット社会創造特区というのを2月の時点で出して、今度はスマートシティ特区のほうに衣替えして集約しているわけでございますが、とにかく規制という面に着目をした改革が不可欠だと認識をしておりまして、そういった意味では介護報酬っていうのはそこで何人の方が働いているかということに着目をされて報酬が支払われるわけであります。ロボットがいくら頑張って成果を挙げてもそれは報酬にはならないわけでございまして、そういった意味ではロボットを医療・介護分野で思い切って開拓するためにはですね、特例的にですね、介護保険の措置を講じていただきたいと。規制改革ということを意識した、また日本版CCRCということを意識した改革も盛り込んでおります。ぜひご理解いただいて、それをお認めいただくことを心から願っております。

記者
 河村さん(自由民主党地方創生実行統合本部長)に対してプレゼンか何かされたのでしょうか。

市長
 政府に対してはもうすでにアクションを行っているわけでございますが、自由民主党の地方創生対策本部長でございます。北九州(市)にご来北された時に私もお会いしたりしておったのでございますが、与党の市議団首脳のご紹介もございましてですね、与党のほうにもですね、この特区についてご理解をいただけるようにお話のチャンスをつくっていただきました。

記者
 河村さんのほうからは、何かいろんな発言がありましたでしょうか。いいですねとか、もっとこういうところが必要ですねとか。

市長
 やはりこうした大きな政策テーマにつきましては、政府は専門家からなるワーキンググループをつくられまして厳正なコンテストと言いますか、ヒアリングを行い、それがですね、与党へあるいは政府のほうへとこのように上申されていく過程だと思います。そうした意味では、私どもはこの学者・専門家のヒアリングと言いますか、ワーキンググループの評価にしっかりとお答えをしていくということが先決だと思っておりまして、河村本部長にお会いできてお話を聞いていただいたからそうだと。そのような姿勢で自治体はいてはいけないと、自分は国会議員のことを少し経験いたしまして、その辺はやはりしかるべき手順に沿って政策論というものをしっかりとクリアすることが大事だというふうに思っております。

記者
 ありがとうございました。

記者
 他はございませんでしょうか。

記者
 すみません、先ほど出ました世界遺産のことなのですが、韓国の理解も進んでるということでいよいよ登録の可能性が目の前に広がってますけど、改めて今の感想と登録された時の期待というか、そういった思いを教えてください。

市長
 長い道のりでありまして、ユネスコのあるパリからノミネートされたという報告を受けたのは、麻生渡知事と一緒に何か会談をしておった時だと思いますが、本当に嬉しいパリからのニュースでありました。そこから期待は膨らむわけでありますけれども、何と言ってもシビック・プライドという言葉がありますが本市の歴史の中核でございます。ものづくり・鉄鋼産業のその発祥においてどれだけ多くの先人が苦労し、多くの成果を挙げたかということが改めて世界的に評価をされるということは大変に嬉しい誇りとすべきこと。それをきっかけとしてですね、やはりものづくりというものに対して若い世代も含めてですね、もう一度国民の新たな関心・評価を高めると。そして、にぎわいづくりにも貢献するものと。いろんな意味で、いい効果を期待しておりました。
 ところが、稼働中の資産を含むものがこのような形で登録されることは日本の場合ありませんでした。従いまして事業所から見ますと、これは製鐵所の他にもありましたがやはり将来のですね、事業運営というものに支障をきたすのではないかという大きな不安というものが一方で生まれてきたわけであります。従いまして、文化庁を中心とする伝統的な国の重要文化財の指定方式1つではですね、なかなか関係事業所の理解を得るのは一方において難しいというそういう局面にぶち当たってしまったと。これは大変大きな壁でありました。相当に時間がかかり、このやっぱり稼働中の資産を含むところについてはやはり無理なのかなという、そういう状況に実は至った時もあります。
しかしその時に私どもがハッと気が付いたのは、こういった文化遺産の登録にあたりまして稼働中のものについては特例を設けていると。同じように一律に厳格な保護、規制を求めていないケースがあるということであります。産業遺産の場合であります。そこでですね、そうした世界の事例は少ないのですけれどもそうした事例もあるということで私から政府、内閣官房にレターも書かせていただきました。何とか日本で初めてになりますけれども、新たなこの保護のあり方というものをですね、ご検討いただきたいと。ちょうど稼働中の資産を持っている事業所も北九州市にあるものですから、そういったことでありました。1枚のレターがどのように回ったのか知れませんが、政府内部ではかなりの議論を惹起したと聞いております。そして、政府は決断をしてくれました。新しいこの稼働中の資産に関する特例でございます。これによって1つの壁を乗り越えることができました。
 そういったことも含めて、今回中国・韓国からこのような意見も出されたというのは最後まで息の抜けぬ長い道のりだったわけでございます。何とか円満な合意を得てですね、世界文化遺産に登録されることを願うばかりでございます。
 先ほどの公立幼稚園の問題は、4園削減するということであります。訂正させていただきます。

記者
 他ございませんでしょうか。では、ありがとうございました。

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