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【発表案件】
●シェムリアップ上水道拡張事業・詳細設計業務の受注について
●八幡西区役所跡地の開発事業予定者の決定について

平成27年12月16日(水曜日)市長記者会見
【発表案件】
●シェムリアップ上水道拡張事業・詳細設計業務の受注について
●八幡西区役所跡地の開発事業予定者の決定について

会見の動画(YouTube)

市長
 それでは最初に、2件報告をいたします。最初に、本市の海外水ビジネスであります。国際競争入札がカンボジア国シェムリアップでございまして、シェムリアップは世界遺産のある素晴らしいところでありますが、上水道の拡張事業の詳細設計業務を受注することになりました。
 経緯を申し上げますと、平成25年の4月、カンボジア国シェムリアップ水道公社から、上水道の拡張事業の詳細設計業務の入札公示がありました。本市の上下水道局は、北九州市海外水ビジネス推進協議会の会員企業2社と共同企業体を組成いたしまして応札しました。この案件は円借款事業で、国際競争入札で実施されました。ドイツ、フランス、インド、韓国などの企業体も応札したわけですが、今年の8月、本市を含む共同企業体の受注が内定いたしました。
 今般、カンボジア政府と日本国政府において、最終承認手続きに入りました。来年の1月に、正式契約の見込みであります。海外水ビジネスにおきまして、自治体としては初めての国際競争入札案件の受注であります。日本の水道事業体として、初めての快挙であります。本市を含む共同事業体の技術力が評価されたものですが、特に本市のカンボジア国での長年の経験に基づく具体的な技術提案が高く評価されたものと考えております。今後も海外水ビジネスの実績を着実に積み重ねて、官民一体となった案件の獲得に取り組んでまいります。
 次に、八幡西区の区役所跡地について報告をします。区役所がコムシティへ移転しまして、2年半が経過しております。黒崎地域のまちづくりのためにも、早期の開発が必要と考えてきたところです。今般、跡地開発の提案と土地の買い受け価格を評価する総合評価方式のプロポーザルを行いまして、事業予定者を決定しました。開発内容などを含めて報告であります。
 事業予定者は大英産業株式会社と、株式会社サンキュードラッグの連合体に決定をいたしました。事業計画は総戸数241戸の分譲マンション、ドラッグストア及びクリニックで、概算事業費は約79億円。開発スケジュールは、配付資料のとおりであります。土地の売却価格は、1,150,847,389円であります。事業予定者は、有識者で構成する「八幡西区役所跡地活用事業事業者検討会」での評価結果をもとに決定いたしました。今後事業予定者と協議を進めまして、来年1月中旬には土地売買の仮契約を締結します。来年2月議会で土地売却について承認を得たのちに、本契約・土地の引き渡しを行います。
 この開発により黒崎地区の定住人口増加や、街なか居住が推進されることを期待しております。今後、事業予定者と協議をしながら着実に事業を推進してまいります。この(演台の)前にパネルがございますけれども、その現在の構想でございます。それでは、ご質問を承ります。

記者
 幹事社です。シェムリアップの上水道についてですが、市長はかねてからシェムリアップの上水道事業について思い入れがあるというように思うのですけれども、改めまして今回自治体初ということで受注されまして、市長の今の思いを改めましてお伺いしたいと思います。

市長
 カンボジアの復興支援は、国連そして率先して日本政府が一生懸命動いていたことでありますが、どこに地雷が埋まっているか不明のそういうところですので、なかなか思うように国際的な支援活動っていうのは最初は進まなかったと聞いております。その中にありまして北九州市、当時の水道局の職員は「それならば我々が行って、この生活インフラの大事な上水道事業で汗をかこう」と決意をされまして、何年もかかって苦労の末に見事プノンペンという都の水道事業の復活を果たしました。昔は飲めない水が8時間出ていると、しかも漏水率は7割、8割という状況でありましたが、北九州市水道局の職員の成果は24時間飲める水を供給するようにして、漏水率も先進国並みに1割を切ると。1つの水道歴史上、奇跡とも言うべき快挙を成し遂げたわけであります。このカンボジアにおきましては、それ以降全国的にこの水道事業に関わるようになりまして相手国から高い評価、信頼をいただいてこれまで海外水ビジネスの受注件数は21件になっておりました。
 そこで課題はですね、今後カンボジアまたその他の国におきましても、いわゆる設計・建設、そしてその後のメンテナンスも含めたですね、大型の生活インフラの公共事業が発注をされる傾向が出てまいりまして、これまでの成果・実績を活かしてぜひ水ビジネスへと進めていきたいというこの気持ちを、この数年来強く持って努力してきたところでございます。
 やはり海外での仕事となりますと、北九州(市)の事業者もそうパイプがあるわけではなかったと思いますが、何度も何度もいろんな受注案件を通じて市の職員と水ビジネス協議会の企業の皆さんが協働してこの支援活動を続けてまいりましてそれが国王の勲章、あるいはさまざまな評価となって現実のものとなり、そしてこの大型の水道事業について海外のライバルの事業者の皆さん方と入札で競争となって勝ち残ったと。勝ったということは、自治体としては日本で初めてのことになります。そういった意味ではこれまでの長い間の歴史、そしてまた多くの方々の努力が実を結んだ大輪の花を、まずカンボジア・プノンペンにおいて咲かせることになったと。失礼いたしました、シェムリアップにおいて咲かせることになったと。ここには世界遺産がありますから、アンコールワット視察のために多くの観光客が世界中から集まる、世界の恋人のような素晴らしいところでございますので、そこの上水道を通じて北九州市が貢献できるということはこの上ない名誉なことでありますし、北九州の都市を世界に発信するチャンスにつなげていきたい、このように思っております。

記者
 ありがとうございました。皆さん、お願いいたします。

記者
 すみません。この海外水ビジネスを今まで受注している21件っていう内訳と、このカンボジアではプノンペンに次いで2番・・今までの水ビジネスとどう違うのかというのをちょっと確認したいのですけど。

市長
 カンボジアにおける北九州(市)の実績ですけれど、21件、23億円のビジネス案件を受注しております。水ビジネス全体で言いますと、カンボジア、ベトナム、インドネシア、中国、ミャンマーにおきまして、合計40件の案件を受注しております。これまではこのコンサルティングということが主体の受注でございましたが、今回は上水道を拡張するための詳細設計と施工管理業務という点におきまして、いよいよ生活インフラの本格的な海外の公共事業に進出をしたということであります。事務局から補足があればしてください。

担当者
 特にないです。

記者
 じゃあよろしいでしょうか。事務局の方でもよろしいのですけど現在のですね、シェムリアップの上水道、これも確か北九州(市)も絡んでらっしゃったのですよね?その辺のこれまでと現在の施設での、北九州(市)での例えば関与とかですね、それから今回の規模がどれぐらいの規模になるのだろうと。要は給水人口とかになるのか、給水面積だか給水人口だか、そういう話になるかと思いますけど、その辺の規模を教えていただけますか。

担当者
 旧の施設はですね、2006年に出来上がりまして、その時にはこれJICAが、日本のですね、無償援助で出来上がったのですけどもその施設の立ち上げ、それから運転指導を北九州市が行っております。
 当時から、当時の施設でですね、約1万3,000トンの給水能力を持っておりまして、現在の給水人口は3万7,000人になります。それがこの施設ができあがりますと、給水能力が7万3,000トンに拡張されます。これ全部日量ですね、日量7万3,000トンです。給水人口としましては、約20万人の人口に供給する予定です。シェムリアップは先ほど市長からありましたように観光都市でございまして、今観光人口が300万人を超えるというような状況でございます。以上です。

記者
 人口は何人ですかね、30万人ぐらいでしたっけ?

担当者
 人口はですね、20万人・・。

記者
 20万人ぐらいですか。

担当者
 約23万人を設計人口としております。

記者
 人口23万人ですけど、年間の観光客が300万人というと平均で言って1日1万人分ぐらい人口よりも多く水が必要と見たらいいのですか。それとも、観光客はホテルとかに泊まるのでもっと1人当たりの水が大量に要るという計算ですか。

担当者
 そうですね。(観光客は)大体1人当たりでですね、3日平均でシェムリアップに滞在をするという計算をしております。1人当たりの使用量は日量450リットルで一般家庭、一般の人たちが使う水が日量約150リットルぐらいです。

記者
 ということは3倍の3倍だから、1人観光客が来ると10倍ぐらい使うというイメージですか、一般家庭で。

担当者
 それと観光客が集まってくることによって、周辺から働く人も入ってきますので。

記者
 ただ20万人規模になるということはですね、観光客まで含めてシェムリアップ市全体で言うと、観光客まで含めてで大体割合にしたらどれぐらいを給水できるみたいなイメージなのでしょうか。ざっくりで結構です。

担当者
 レストランだとかですね、いろいろ商業施設になってきますので詳細なことはちょっとまた数字が複雑になりますので、また別途ご説明を差し上げたいと思います。

担当者
 7万トンの水ということはですね、我が国日本で言えばですね、大体20万都市圏。20万都市圏が給水できる量です、7万トン。カンボジアのほうは日本と生活習慣が違いますので、大体3分の1ぐらいと見ています。ですからカンボジアの方だけであればですね、おそらく60万人ぐらいの人口まで大丈夫だというふうに見込んでいます。

記者
 はい。そうするとこれぐらいの量があれば、観光客まで含めても当面大丈夫だという・・

担当者
 大丈夫です、はい。

記者
 ありがとうございます。それからこの数字でですね、拡張全体事業費71.6億(円)と今回の契約金額8億(円)というのを、ちょっとどういう金額かをご説明いただけますか。

担当者
 施工の工事費用まで含めて71.6億(円)ということで、設計金額が8億円ということです。

記者
 今回はその設計のところまで、この2社1団体で取ったということですか。

担当者
 そうです、はい。

記者
 市長、改めてですね、特にシェムリアップ市で北九州市の水が、北九州市が関わる水が配水されるということはいろんな意味でもアピールにもなるのかなと思うのですけど、その辺は先ほどもちょっと言われたとは思いますけど、特に世界からいろんな観光客も来られる都市ですし。

市長
 そうですね。自分がカンボジア初訪問したのは2011年なのですが、首都プノンペンから飛行機に1時間強乗りますとシェムリアップ市に着きます。そこでアンコールワットを見た時の感動というのは、もう生涯忘れられないものがあります。
 そして欧米をはじめとして世界中からですね、観光客がそれはそれはものすごい数の方が訪問しておりました。私ども泊まったホテルについては、北九州(市)の(上下)水道局がいろいろとサポートをした水を使っているということですが、これだけの観光客が来られるところで本当にまだ給水という面で見ると地下水を使っていたりですね、改善の余地がいっぱいあると。ここで北九州(市)の技術を活かしていただければと、そういう思いでありました。そのあと、上下水道局のメンバーがカンボジア全土にわたって大都市のコンサルティングを受注するに至りまして、大変深い信頼関係のもとに着々と成果を挙げてきたところであります。
 シェムリアップ・アンコールワット遺跡群に訪れる世界の観光客の多さを考えますとこの地域のですね、最も大切な生活インフラで貢献できるということは、これから世界中に北九州(市)の、この「水の技術あり」ということをPRすることができますので、そういった意味でも大変素晴らしい成果を挙げたとこのように関係者の苦労に敬意を表したいと思っております。
 当初は、カンボジアと姉妹都市になる時にはシェムリアップ市となれないものかと私は個人的にずっと考えておりました。また国会のほうでもカンボジアと日本とのですね、航空機の乗り入れにつきまして、今後より拡大する方向で議論がされているやにも聞いておりましたので、日本からのシェムリアップ訪問。これはバンコク経由であったり、どこかを経由して行くことが多いようですけれども、もうアンコールワットの観光は日本の中でも非常に人気のあるコースであります。もっとカンボジアが近くなるかもしれません。そういった意味でも、海外でこういう貢献がこれからPRできるということは大変喜ばしいことだと思っております。

記者
 浄水施設は特に北九州(市)のU-BCFとかを使うとかいうことになるのですか。

担当者
 U-BCFというのは、水質の悪いところでもきれいな水にすることができるという施設なのですけれども幸いにしてですね、カンボジアは・・

記者
 そんなに悪くない?

担当者
 はい。原水の水質がいいので、今のところまだU-BCFを使うというところまではいっておりません。

記者
 他に、皆さまよろしいでしょうか。ありがとうございました。

記者
 もう1ついいですか、すみません。ちょっと議会の中で質問があったのですけど、改めてTGC北九州の経済効果のことでちょっともう1回伺いたかったのですが、来年以降もまた開催する予定などがあれば聞かせていただきたいのですけど。

市長
 12月議会で、経済効果と来年の開催予定について聞かれましてお答えをした時点と変わってはおりません。そこで、議会で答弁申し上げましたことは直接的な経済効果。これは宿泊・飲食・洋服の購入という面でありますがその他にですね、関連イベントが行われております。
 そして新聞各紙・地元情報誌ということで、記者会見の模様なども多く報道されました。事前に皆さま方の大変なお力添えで宣伝をしていただいて都市のですね明るいイメージを、若者がワクワクするようなイベントの開催地としてですね、これまでどちらかというと工業都市のイメージをまだまだ多く持たれている中にありまして、新しい都市のイメージを北九州(市)から発信するということでメディアの皆さん方に大変お世話になったことが大きいと思っております。
 当日はLINEで生中継されておりますし、ウェブ上に414の媒体が掲載しておりますし、全国ネットの情報番組・地元テレビ局の放映もありました。それから出演モデルの方にはお1人数十万人のフォロワーを持っていらっしゃる方もおられまして、モデルさん自身がたくさん発信力を持っておられます。来場された方も、SNSでその感動を伝えたりしております。その数は全体では分かりませんけれども、いろんなツールを通じましてたくさんのそうした情報、明るい魅力というものが発信されて大きなイメージアップにつながったということが大変大きいと思います。こういうそのパブリシティ効果と併せまして、経済波及効果はまだ精査を続けているのですけれども、13億円を超える見込みとこのようにお答えをさせていただきました。
 来年度につきましてはぜひ継続してですね、開催してほしいという声が数多く来ていることは事実でありますが、開催にあたりましては今回福岡県あるいは地元の企業、そして学校諸団体。多くの方々のご協力を得て実施した経緯がございます。そしてまた地方創生のプロジェクト第1弾ということで、本当に好意的にこのF1(平成27年11月24日、「Wメディア」に社名変更)という企画会社がですね、運営にあたりまして格別のご支援をいただいたということもございます。そういう主催者・関係者の皆さまと相談しながらですね、今後検討を深めてまいりたいと考えております。

記者
 その他はいかがでしょうか。よろしいですか、ありがとうございました。

市長
 はい、ありがとうございました。

 

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