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【発表案件】
・小倉ブックフェスの開催について

平成29年10月3日(火曜日)市長記者会見
【発表案件】
・小倉ブックフェスの開催について

発表項目

(1)小倉ブックフェスの開催について(PDF:78KB)

月日:2017年10月3日
場所:北九州市役所

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
 それでは、最初に2点ご報告をさせていただきます。
 まず、天皇皇后両陛下の行幸啓日程についてであります。
 天皇皇后両陛下におかれましては、来たる10月27日から30日までの4日間、福岡県及び大分県に行幸啓されることになり、2日、宮内庁からご日程の発表がありました。この度の行幸啓は、今年7月の九州北部豪雨被災地のお見舞いをされるとともに、9月(正しくは10月)29日に開催される「第37回全国豊かな海づくり大会」に、ご臨席になられるためのものであります。「全国豊かな海づくり大会」の歓迎レセプションは北九州市内で行われることになっており、併せまして両陛下の本市でのご宿泊やご視察が予定されております。両陛下が本市をご来訪されるのは、平成2年、「第45回国民体育大会」の際以来でありまして、市民にとりましてこの上ない喜びであります、誠に光栄であります。
 また、この度の行幸啓では、エコタウンセンター、安川電機みらい館がご視察先となっております。本市の世界の環境首都を目指す取り組み、また安川電機の最新のロボット技術をご視察いただくことは誠に光栄であります。この度の本市へのご来訪が思い出深いものとなりますよう、市民の皆さんとともに祈念し、心からお待ちを申し上げたいと思います。
 次に、「小倉ブックフェス」開催の報告であります。今年の3月、京町銀天街にオープンした北九州文学サロンを中心に、「文学の街 北九州」を発信するイベント「小倉ブックフェス」を11月5日から26日の22日間開催をいたします。本市におきまして、このような形での文学関係のフェスティバルは初めての開催となります。このイベントは近年、活字離れ・読書離れが進んでいると言われる中で、市民の皆さまが気軽に文学に触れるチャンスをつくりだすために企画いたしました。開催にあたりましては、川柳大会の開催など文芸活動を通じてまちづくりに取り組んでいる地元商店街や、若い感性で文学に親しむイベントに取り組んでおります大学生の皆さんと一緒になって実施いたします。今回の「小倉ブックフェス」は、音楽と文学、戯曲と小説、漫画と文学など、さまざまなジャンルの文化芸術を通しまして、文学に触れてもらえる催しとなっております。イベント概要は、配布資料のとおりであります。イベント初日となる11月5日には、文学館文庫の京町銀天街協同組合への贈呈セレモニーを開催します。商店街にお立ち寄りの市民の方に、本市ゆかりの作家の作品に触れていただきたいのであります。「小倉ブックフェス」を機会に、文芸愛好家のみならず多くの皆さんに改めて文学に触れてもらい、「文学の街 北九州」を知っていただきたいと思います。私からは以上であります、ご質問を承ります。

記者
 幹事社から1問お願いします。両陛下が来られるということでありますけども、特に北九州で見ていただきたいものがあれば教えていただきたいと思います。

市長
 これまで宮内庁をはじめ関係方面とご相談をしてまいりまして、先ほど申し上げましたご視察先が決定いたしました。エコタウンセンター、そして、安川電機みらい館をご視察されます。本市にご宿泊いただけるのは初めてのことでございますので、北九州市にとりましてこの上ない名誉な、光栄なことだと考えております。

記者
 何か発表項目で質問があればよろしくお願いします。

記者
 「小倉ブックフェス」についてお伺いします。特に市長としては、どういう思いでこのブックフェスを開催するに至ったかということと、あと、いろいろと8事業ほどイベント企画がありますけども、特に市民の方に、市長から「これはおすすめ」というものがあれば教えてください。

市長
 やはり楽しい魅力が溢れていないと人は集まらないものでありまして、そうした意味では、若い人には「(北九州)ポップカルチャーフェスティバル」であったり、「TGC」であったり、またスポーツで国内外の代表的なアスリートを招くなどのイベントや試みを色々と実施してまいりました。その中で文化芸術というのは、それに親しむ方を幸せにすると言いますか、感動を与えるとともにですね、やはり多くの方が享受することによってまち全体を元気にする、活性化をする、そういう力を持っていると思っております。最近はそれぞれのジャンルの垣根が低くなりまして、映画・アニメ、また演劇・音楽、それに文学というふうに、「文学の魅力」というものが再認識されていると思います。以前、香港のブックフェスティバルという非常に大きなアジア随一のイベントに出展をさせていただくことで角川の社長にご挨拶に行きました時に、角川もさまざまなジャンルで発信をしていて、世界中のいろんな文化の発信について研究を重ね、実践をしていると、ただ何においても原点は文学であると社長がおっしゃったことが非常に印象的であります。文化芸術にはさまざまなジャンルがありますけれども、やはり私もそれらの原点には文学というものがあると思います。加えて本市の魅力、強みの1つに、非常に有名な素晴らしい作家、詩人・俳人が輩出されてきたという、誇りとすべき歴史があるわけであります。森鷗外、杉田久女、火野葦平、岩下俊作、松本清張など、そして現代におきましても、たくさんの作家が地方でも頑張っておられます。北九州の文化、あるいはさまざまなこの市民の創造的な活動を振り返る時に、文学ほど北九州の魅力を語っているジャンルはないのではないかと思いますので、活字離れ・読書離れの時代ではありますが、今一度いろんな方法で、あまり食わず嫌いにならないように、すごく魅力的なものがいっぱいあるので、ぜひもう一度北九州における文学の魅力・歴史、そしてまた同時に現代作家のいろんな魅力に触れていただくきっかけになればなと、そういう思いであります。

記者
 では、発表項目以外で幹事社から1問聞きたいのですが、先月末に衆議院が解散されまして、この間、民進党が希望の党に合流するとの動きだとか、立憲民主党の発足というような動きが出ましたが、こうした政治状況について市長はどう見てるかというのが1点と、それから前回市長選で市長は自民党単独推薦ということで当選されましたけども、今回その衆議院選挙ではどなたを応援されて、どういう活動をされるのかという2点お聞かせください。

市長
 私は20代の若い頃に、民社党の佐々木良作委員長の演説を渋谷ハチ公前で聞いて大変感動いたしまして、その時に佐々木委員長が言われていたことは、日本の国政の発展のためには切磋琢磨が大事であると。1つの政党だけが長い間政権を牛耳るという状況を打ち破らないと国民の声というのはなかなか届かない、しかし当時の野党にも政権を担当する信頼感、魅力というものが国民の間に持たれていない。つまり、当時の政治状況を許しているのは、野党にも大きな責任があるのだと、こういう視点で政界の再編成の先頭に立つという決意を述べられていました。私はそれに感動いたしまして、ヨーロッパの二大政党制のような、互いに競う、切磋琢磨をする、それがお互いのため、ひいては国民のためにいい政治体制であると信じて、31年前、衆議院選に立候補いたしまして今日に至った経緯があります。
 それからいたしますと、さまざまな政界再編というものを自分なりに見てまいりましたけれども、現在進行形でもありますので、特に私のほうからコメントすることはないのでありますが、やはり政権を担える集団が2つ以上あるというのはですね、やっぱり重要な政策で、やはり国民の信頼感というものを勝ち得ないとですね、それはなかなか、相手が例えばミスをしたりですね、不人気なことがあったからといって、それで伸びたとしましてもですね、なかなか思うようには回らないと。政権を取ることも大変でありますけれども、政権を維持することはもっと難しいということを、この間ずっと見てまいりました。そういった意味では、やはり国にとっては「外交防衛政策」というのが根幹でございますので、内政についてはそのスピード感なり優先順位なり、さまざまな議論があってしかるべきであります、それは各党にあることであります。しかし、外交防衛の基本政策というのは、この政権を目指す以上はしっかりと合意をしていかないと国民も不安だと思うのですね。それはまた経済にもいい影響ではないでしょう。そういった意味では、この外交防衛を基軸として政界再編がどのように進んでいるのかについては、個人的に関心を持っております。まだ現在進行形でありますが、場合によっては長い政界再編の幕開けになり得るかもしれないと、そういう現状だと自分は思っております。
 自分はどうするのかでありますが、前回東京では自民党本部、そして連合本部の推薦をいただきまして、そして地元にありましては自民・公明・ハートフル(北九州)、3会派のご支援をいただいて3期目に着任をいたしております。やはり市の発展のためには、国・県とのパイプをしっかりと大事にすること、それから議会におけるさまざまなこの議員の声を大事に受け止めるという意味で、自民・公明・ハートフルとの信頼関係は自分にとって、これからも大事なものだと思っております。この間、「G7」の会合や「ワンヘルス」であるとか、さまざまな地方創生の補助金を獲得するとか、そういう過程におきまして改めてこの国・県とのパイプ、そして自民・公明・ハートフルとの信頼関係、この重要性が改めて自分も感じられているところです。そういうことで、実は先般の参議院選挙におきまして、そういう状況の中で自分としてどう対応するかについて一考いたしまして、これは会見でも申し上げたと思いますけれども、やはり基本的には有権者の賢明な選択を見守るというのが自治体の長の基本的スタンスではないか、それは現在も変わりません。解散の争点は何であるか、あるいはそのそれぞれの重要政策の課題について事細かく市長が述べるというよりは、これはやっぱり有権者がしっかりと判断をしていただくと、そして政党も政治家もですね、自らの信ずるこの政治思想、また重要政策について明快に語ってほしいと、その民主主義をしっかりと見守るということを原点にしたいと思います。従いまして、公示以降いよいよ選挙となるわけでありますが、市長といたしましては基本的に動かないと、つまり有権者の判断をしっかりと見守らせていただきたいと、そういうふうに臨みたいと思います。そこで公示前にどう動くかであります、これは参議院の時もそうだったのですけれども、やはり市の発展のためにいろいろと要請し、提案をし、その実現のために動いていただいております。その感謝の気持ちを伝えるという意味で、お招きをいただいた会合に一度でしょうか、公務もありますので回数は少ないのですけれども、お招きいただいた場合には出かけて行って、これまで市の要望、政策提案にどのように汗をかいていただいたかということを、自分の口から感謝の言葉を述べて、「これからも市の発展のために頑張ってほしい」という、「武運を祈る」という趣旨のお話をしたと記憶しております。従いまして、今回どうするかでありますが、先の参議院選と同じようにですね、行動をしようと考えております。

記者
 自民党だけではなくて、先ほど自民・公明・ハートフルとおっしゃいましたけども、そういった会派・政党なりのところへもお招きがあれば行くという理解でよろしいでしょうか。

市長
 前回の参議院選の時もそうであったのですが、やはり政党本部における推薦、東京における推薦というのは非常に重いものがあると思います。従いまして、自民党(本部)から要請があった場合、それから連合(本部)から要請があった場合には出かけて行ったと記憶しております。

記者
 今回も、自民党と連合からのお招きがあれば行くと。

市長
 公務優先でありますのでなかなかその機会はないかもしれませんけれども、要請があれば、先ほど申し上げたような趣旨で謝辞を述べると言いますか、これまで3年間、政権に大変お世話になっておりますので、先ほど申し上げたように基本的には政党・政治家が明快に政策を語り、有権者が賢明にそれを判断するのを見守るというのが原点でありますが、公示前につきましては、要請に基づいてその謝意を述べるということは許容されるものと考えております。今のところ、連合のほうから来るかどうかはまだ未定です。どの陣営からも、「集まりがあるので来てほしい」という要請は今の時点ではまだございません。

記者
 公示以降のことなのですが、市長としては「基本的には動かない」ということですけども、公示以降にその原則が崩れることも、なきにしもあらずなのでしょうか。

市長
 公示以降につきましては、自治体の首長のあるべきスタンスとして、有権者の賢明な選択を見守るということが原点にあると思いますので、自分が特定候補のために、応援に馳せ参じるということはないものと、このように思っております。

記者
 昨日「ヒアリ」が門司で200匹ほど出ました。今後の対策とかって何かあるのですか、続々出ているような感じですけども。

市長
 日本の各港でのこのヒアリ発見のニュースには、驚きと同時に警戒心を強める昨今であります。すでに港湾関係者、そこには民間の事業者も含めまして、このヒアリを発見した場合は、直ちに連絡を取り合って駆除をするということで対処する連絡ネットワークができております。すでにトラップ調査を行っておりますが、ひびきコンテナターミナル、太刀浦の第2コンテナターミナルにおきましては、ヒアリは発見されておりません。今後も、港湾で働く官民のネットワーク、加えて門司区の自治総連合会、自治会の皆さまの団体でありますけれども、そういう近隣の自治会に対しても注意喚起するチラシを回しましてですね、官民挙げて警戒態勢を強めてまいりたいと考えております。所管の港湾空港局は、ターミナルの内外での目視点検、それからトラップ、ベイト剤の設置といった活動を強化する方針で今動いているところであります。

記者
 選挙の関係に戻るのですが、先般9月30日に東京都の小池知事、大阪府の松井知事、愛知県の大村知事が3人で会合されて、その地方分権の基本構想としての「3都構想」というのを出されたと。実態はその選挙に関する棲み分けという成果が強いのではないかとは思うのですが、そこで打ち出された基本構想について何かご所感がございますか。

市長
 それぞれの知事がいろいろお考えになっての発言・行動だと思いますので、あえてそれにコメントする立場ではないように思います。こういう時代ですから、いろんな考え方があるのだなと思います。ただ、ずっとこの間の動きを見てまいりまして、自治体の立場から言いますと、やはり政策というのがやっぱり大事であります。それを選んでいただく選挙だと思うのですが、例えば「消費税」が与党のほうから問題提起をされた、また小池さんのほうも「(消費増税)凍結」ですか、これに対してはこうするわけですね。この場合、消費税というのは、そのうちの2.2%は地方のほうに配分されておりまして、どうするにしてもですね、地方財政は非常に厳しい状況にありますので、消費税の税率を議論される場合にですね、やはり地方自治体の立場というものをぜひ配慮していただきたいというのが、まず1つあります。それから、今後具体的な政策論争が始まると思いますが、東京・愛知・大阪にはたくさんの企業本社があります。そして日本経済の大動脈ともいうような、さまざまな経済活動の拠点が多数あるところでありますが、今、日本全体にかかる課題はその首都圏だけではないのですね。そういう「マンモスメガロポリス」と言いますか、そういう都会に若者が出て行く末に地方が空洞化をすると、そして高齢少子化で大都会も困るでしょうし、地方もこのままでは立ち行かないという中でこれからどう地方創生に踏み込んでいくかと。調査によれば、本社的な機能というのはこの間ですね、また首都圏に集積しつつあるという見方もあるようです。そういう中にあって、いかにして地方を大事に発展させるかというこの視点をですね、3知事がこれからいろいろと議論されるのであればそういう視点も持ってほしいし、これは安倍政権が地方創生に非常に力を入れてきたということは、地方自治体にとってはその点は大変心強い面があります。ぜひそういう地方のことも配慮した政策論議が深まることを期待したいと思います。

記者
 再度、両陛下の北九州市ご訪問についてですが、先般県警による工藤会の壊滅作戦から3年が経ちまして、かつてに比べて暴力団によると見られる事件の発生がなくなったなど、治安の改善が見られると思います。そうしたこともあり、治安がよくなったから来られるということではないにしても、北九州市としては自信を持ってお迎えができるようになったとか、そういう側面があるのかどうかお尋ねしたいのですが。

市長
 両陛下のご予定につきましては、宮内庁を軸にしまして、安全面含め、さまざまな面でしっかりと議論が行われて決まったと思っております。本市におきましては、これまで「安全なまち」を目指すために、警察・行政、事業者・市民一体となって暴力追放運動に一生懸命取り組んでまいりまして、そしてその大きな市民のウェーブはですね、頂上作戦へと発展しですね、この3年間劇的な、この平穏な秩序社会というものを実現しているわけであります。警察をはじめ、関係者のご尽力に深く感謝を申し上げたいと思います。その成果として昨年、G7のエネルギー大臣会合という海外のVIPをお招きする会が北九州で開催された、また「ワンヘルスに関する国際会議」も医師・獣医師の世界的な、重要な会議が初めて日本で、しかも北九州で行われたと。この2つに代表されるようにですね、やはり「安全なまち」という信頼がないとですね、このような海外のVIPを招くビッグイベントというのも開催できなかったと思います。そうした意味でも、これまでの市民の取り組みというものが評価をされて、すでに大きな海外からのお客さまをお迎えするイベントも成功しですね、またこの度の行幸啓では両陛下が北九州市でご宿泊をされると、初めてのことであります。ご視察・ご会食などで4日間滞在をされると、こういう日程になったと聞いたわけでありますけれども、本市としましてはまさしく「安全・安心なまち」として認められたとこのように考えます。

記者
 「認められた」というのはですね、その社会から、あるいはその宮内庁から、どこからというふうに取ればいいでしょうか。

市長
 先ほど申し上げましたように宮内庁をはじめ、安全警備当局はもとよりさまざまな面で、政府内部で検討をされた結論として、4日間北九州にご滞在をされるということが決まった、そういった意味ではその関係者の皆さま方の合意であるわけですから、これは大変大きなことだと思います。

記者
 小倉北区で生活保護を打ち切りになられた方が餓死でお亡くなりになるという事件から10年ということで、先日小倉北区でシンポジウムが開かれました。市長も就任当初のことでご記憶があられると思うのですが、それから10年間の生活保護行政を振り返って、市長として市の行政をどのように評価されているのか、もしくは、取り組みが不十分な点がもしあれば教えてください。

市長
 1期目の選挙の時に、北九州から発信される大きなニュースの1つに、市営住宅で年長者の方が遺体で発見されたということで、北九州の福祉行政は冷たいのではないかと、冷たすぎるのではないかということがたくさん発信されておりました。その中で当選をし、1期目着任したわけであります。自分としても早速その市営住宅にまいりまして、そのご自宅の前で献花をして、お参りをしました。そして北九州の生活保護、福祉行政というものが皆さんから評価をされるような、温かいそういうシステムになっていくように骨を折りまして、そのために当時、甲論乙駁のいろんな議論があったと記憶しています。その中で、有識者からなる第三者による審議会を立ち上げまして、市民・各界のいろんな声もその中で反映されながら1つの方向性を出していただきました。それに基づいて、生活保護行政の改善に取り組み始めました。この間やはり、生きるための最後のセーフティネットとして、この生活保護の制度がしっかりと機能するように、丁寧に市民の声を聞いてきたのですが、やはりそのためには国の税、あるいは市民の税金が投入されておりまして、その額も決して小さくはないのですね。また全国的に(保護費が)増える傾向にあったということもあり、そういった意味では皆さまの税金が本当に活かされるように、しっかりとした調査もしながらですね、濫給にならないように、また本当に救うべき方々が漏れないように、窓口はもとより市役所を挙げて取り組んでまいりました。この間、10年を振り返りまして、この生活保護行政につきましては、そうした意味で最後のセーフティネットとしての機能を果たすべく、窓口の職員はもとよりでありますけれども、みんなで頑張って一定の評価を得られてきたのではないかと考えております。ただ一方におきまして、生活困窮者の方々の問題もですね、併せてクローズアップされてまいりました。生活保護行政をしっかりと運用することはもちろんでありますけれども、生活困窮者の方々に対して、どのようにしてチャンスをつくるか、住まいも含め、住まい・仕事などについても、行政としてどのようにこれに対応するかということも今問われているわけでございます。従いまして今後は、生活保護行政をしっかりと法の趣旨に沿ってですね、運用すると同時にですね、生活困窮者の方も含めてこのセーフティネットのあり方というものを、よりいろんな方々のご意見を踏まえて充実していくことが大事だと思っています。

記者
 あともう1つお伺いしたいのですが、ちょっと1ヶ月ほど前になってしまうのですが、8月末に戸畑区の安川邸の洋館について、安川さんのひ孫にあたる方が親族の100を超える署名を市に持参されて、9月の上旬には建築学会からも要望書が市に提出されたと思うのですが、そのことについて受け止めを教えていただけますでしょうか。

市長
 学識経験者も入ったいわゆる審議会、懇話会で議論をしてまいりまして、さまざまなご意見がその中からも出ましたし、また関係者による政策の提案もあって今日に至っております。従いまして、そういった懇話会を立ち上げるということは、何もたたき台をお示ししないでですね、ただ議論をと言っても前に進みませんので、1つの方向性はもちろん出して議論したわけであります。いろんなご意見が出るという経過を踏まえまして、市民の一部の受け止めとしてはもう決まっている、あるいは洋館については、更地にすると思っている方がいらっしゃるかもしれませんけれども、それは白紙であります。そのことを確認した上で、今後洋館の取り扱いについて検討を深めていくということになります。なぜこの議論が非常に重要なのかと申しますと、洋館の魅力は誰しも認めると思います。素晴らしいと思います。和館も洋館もという、そういった市民のお気持ちは結構あるのではないかと自分は察します。ただですね、古いもの、クラッシックな建物を保存するとなると、大変な税金を投入することが必要となります。この場合もですね、調べていくとかなりの額になるかもしれない。一見見た目はすごくきれいに見えるので、わずかの予算で、これを保存できるという考えも一部にあるかもしれませんが、現実に専門家が中を見ていくと、三宜楼の時もそうでありましたし、戸畑の図書館の時もそうでありましたが、なかなか大変です。従いまして、税の投入ということを前提にする以上は何に活用するのかというその目的、税を投入するだけの目的・活用方法というものが関係者で合意されていないとですね、それはそう簡単に結論は出せないという問題があるわけです。従って、今仮に保存し、活用するとした場合、どういう方法があり得るのか、あるいは民間の方で手を挙げてですね、ビジネスに参入していただける方があるのだろうか、和館も含めてどのようにして運営するのかということも含めて、今検討に入っているところです。そこら辺が一定の着地をいたしますと、詰めの議論に入って、来年には結論をお出しすることになるでしょう。

記者
 他になければこれで終わります。ありがとうございました。

市長
 ありがとうございました。

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