ページトップ
印刷用ページ(新規ウィンドウで表示します)
現在位置:トップページ > 市政情報 > 市長記者会見 > 過去の市長定例会見 > 平成30年度(2018年度)市長定例会見 > 平成30年(2018年)5月30日市長記者会見
【発表案件】
・梅雨期・台風期を迎えての防災対策について
・街路樹の緊急点検について
ページ本文

平成30年(2018年)5月30日市長記者会見
【発表案件】
・梅雨期・台風期を迎えての防災対策について
・街路樹の緊急点検について

更新日 : 2023年11月28日
ページ番号:000145179
発表項目

(1)梅雨期・台風期を迎えての防災対策について(PDF:1MB)

(2)街路樹の緊急点検について(PDF:918KB)  

月日:2018年5月30日
場所:北九州市役所
出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
最初に、梅雨、また台風のこのシーズンになってまいりましたので、これにつきましての注意の喚起でございます。ここ数年、局地的な大雨などによって、各地で土砂災害など、多くの被害が発生しております。特に昨年、九州北部豪雨は甚大な被害をもたらし、本市におきましても、7月7日の集中豪雨で住宅被害、崖崩れなどが発生しております。先日、九州北部も梅雨入りしましたが、これから本格的な梅雨の時期・台風時期を迎えるにあたりまして、災害対応には全庁を挙げて万全を期してまいりたいと考えております。本市におきましては、人命保護を第一に考え、迅速に避難勧告などを発令しまして、早めの避難を呼びかけております。避難情報に関しましては、テレビ、ラジオ、市のホームページ、防災メール、ツイッターなどを通じてお知らせをいたします。マスコミの皆さま方にも、迅速なこの情報提供のご協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。市民の皆さまには、気象情報、また避難情報に注意をしていただきまして、あらゆる災害を想定し、早めの避難を心がけていただきたいと思います。いずれにしましても、市民の皆さま1人1人が「自らの命は自らが守る」という意識のもとで、事前の備え、適切な避難行動をよろしくお願いしたいと考えます。なお、6月1日発行の市政だより、また6月3日の市政テレビで「防災特集」を組んでおります。防災ガイドブックと併せ、ぜひともご覧をいただきたいのであります。
次に、街路樹の倒壊につきましてであります。
今年の5月3日、北九州市小倉南区の市道におきまして、街路樹が倒れた事故につきましては、負傷された方にお見舞いを申し上げます。また、市民の皆さまには多大なご心配をおかけいたしました、お詫び申し上げたいと思います。この事故を受けまして、これまでの点検に加え、点検の対象を拡大して、街路樹の点検を行うことにいたしました。これまでの点検は、全国的に街路樹倒木による事故が発生したため、平成27年度から、枯れ枝・部分枯れ、また幹の空洞化、また樹勢、樹の勢いが弱っている、こうした状況が見られる路線を抽出しまして、計画的に点検を行ってきました。平成29年度までに、3,282本を実施してまいりました。残りは、約2,000本であります。点検対象の拡大ですが、これまでの点検に加えまして、新たに国道、県道など、車両交通量や人通りの多い主要幹線道路、また直径30cm以上の樹木を含む路線、また腐朽菌、「腐る」と「朽ちる」という漢字を充てます、腐朽菌が付きやすい樹種、この3点を満たす路線の点検を実施します。これは、約2,000本であります。点検は、専門家(樹木医)による目視、及び打音などにより行いまして、これまで計画的に実施してきました点検の残り約2,000本に加えまして、今回、点検対象を拡大した約2,000本、合わせて約4,000本を予定しております。実施時期は、今年の6月から9月で、点検の結果、倒木の可能性が高いものは速やかに撤去することにいたします。今回の点検以外にも、「市への情報提供の協力」のチラシを作成し、6月中に区役所、市民ボランティア団体の道路サポーターと公園愛護会、1,410団体に配布します。また、街路樹の維持管理作業を実施している業者に情報提供をお願いし、市のホームページ、市政だより等により、市民への周知を行います。なお、キノコなどの早期発見のため、根元周囲の下の木の剪定などを併せて行います。今後とも、街路樹を含め、公共施設の適切な管理を図り、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。私からは以上でございます、ご質問を承ります。

記者
街路樹の点検なのですけども、この緊急点検をしているということで、これまではどのくらいのスパンで、この従来2,000本を見る予定だったのが、これたぶん拡大してるということは、これから同じスパンでこの拡大した分も含めて見ていくのか、それをするには、予算的に従来の700万円という年間予算で足りるのか、そこら辺も併せて教えていただけたらと思います。

市長
今回の9月までの点検については、1,200万円ぐらいかかるであろうと。また、緊急に対応する必要がありますので、当初予算の700万では足りないので、これを追加して点検を行います。6月の下旬から順次点検を行っていく中で、早急に倒木の危険性の高いことが判明した場合は、既決予算内で9月中までに撤去をする考えであります。また調査の結果、相当数の撤去が必要であると、こういう場合には、市長としましては、市民の安全・安心に関わる重要な課題でありますので、その予算確保に最善を尽くすことが職責だと思っております。

記者
あと街路樹は、カーブミラーとか、ハードの人工物と違って生き物が相手なので、点検が済んだらそれで「何年間か必ず安全」ということが担保されるわけではなくて、人間ドックに入っても翌月、癌が発生する人もいるように、こまめなチェックというのが必要になってくるかと思うのですけども、そこら辺への目配せはどうされていくのでしょうか。

市長
このように、一斉にこの点検活動を行うというのは初めてだと思いますので、その中でいろんなことが改めて分かってくると思います。その状況を見ながら、今後、中長期的に市民の安全・安心を確保する観点から、どのようなこの街路樹の管理を行えばいいか、カーブミラーもそうでありますけれども、今回のことを教訓にして、中長期的なあり方を点検作業、一部の撤去作業を行いながら、考えていきたいと思います。

担当者
今の市長の答弁につきまして、少し補足させていただきたいと思います。今、お手もとの配布資料の「点検体制」を見ていただきたいと思います。「これまでの計画点検」でございますが、冬期剪定、まずこちらのほうで、目視点検を中心に行って、計画点検の対象の樹木を抽出しております。その中で点検を行って、終わりましても引き続き、毎年、冬期剪定等、作業をやっていますので、そういった中で見ていくといったことを考えています。さらには、終わった点検につきましても、5年周期といったところで、また拡充して、定期点検を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。

記者
今の件で、市民にもこのチラシを配って呼びかけるということですが、改めて市長から、そういう市民に対してどういったところを、「気付いたら報告してほしい」みたいなところで呼びかけていくか、お願いします。

市長
大変数の多い街路樹の一斉点検に入りますので、専門家が順番に、そのリスクの高いところをずっと見てまいりますので、もしお気付きのことがありましたら、ぜひご一報をいただいて、点検する場合も、そこを視野に入れて行ってまいりますので、ぜひ情報をお寄せいただきたいとお願いします。

記者
点検方法で、目視でですね、された時に、危険と思われて撤去されるということなのですが、今の段階でどのくらいの本数があるとか、そういう予測っていうのは、ある程度はある感じなのでしょうか。

市長
4,000本、これから一斉に点検してまいりますので、どれぐらいあるのかっていうのは、過去計画的に点検、一部撤去っていうのを行っておりますので、1つの数字というのはありますけれども、27年度から29年度まで3年間で、39路線で3,282本を点検して、そして152本を撤去しております。ただですね、今回は一斉に点検活動に入りますので、場合によっては、その数字はかなり規模が動く可能性もあります。従いまして、先ほど申し上げましたように、既定の予算の中でやりくりするだけでは大変窮屈になる可能性もありますので、とにかく現場には、「しっかりと点検をして、危ない木は撤去してほしい」と、このように言ってありますので、それに必要な予算についてはしっかりと、市長としても目配りをして確保したいと申し上げております。従いまして、何本ぐらい撤去になるであろうかというのは、現時点においては不明であります。

記者
これまでには、誰が何人程度で点検をしてきて、緊急点検であると、この人数的にどれくらい増えるのかっていうところを教えていただけますか。

市長
後ほど事務方のほうに補足してもらいますが、これまではいわゆる専門家、樹木医で健全度調査を行ってまいりました。樹木医っていうのは、人数はそういないというふうに聞いておりますけれども、できるだけ確保して、民間の街路樹のことが専門の方にもお願いをして、手分けをして回るというふうに聞いております。具体的な数字は補足してもらいます。

担当者
これまでの点検は、市内で樹木医を有する市内業者の方に発注しまして、点検を行っております。点検の方法につきましては、樹木医プラス、造園業者の方が2人、約3人のペアで点検するといった形で行っております。実際のところ、1日あたり40本程度ぐらいの点検はやっていっているのじゃないかというふうに思っております。

記者
今の確認なのですけど、3人ペアが1組だけで。

担当者
大体1路線について1組ということで実施しております。

記者
4月末に県のほうで、県管理河川の想定災害をこれまでより定期的に、千年以上に一度の豪雨が降った場合の、県管理課で紫川水系での洪水が起きた場合の洪水域のシミュレーション結果が公表されましたけれど、直近で梅雨時期・台風期でのこういう対策も含めて、新しい計画としてですね、規定の58の避難所がそのシミュレーションの水没地域に入るっていうようなことがあって、見直しを進めていると思うのですけれども、原課にお伺いすると6月に入ってですね、この結果に、直近にどう対応しなきゃならないかっていう基本的な考え方を準備しなきゃならないっていうことを伺っているのですが、その準備状況をもし、どういう状況になっているか教えていただきたいのですけど。

市長
過去もこうした「浸水想定区域」という情報が提供された場合には、その、それぞれの地域における避難場所であるとか、そういったことを、慎重に精査をした上で関係方面との調整も詰めていきますので、かなりの時間を要したと聞いております。従いまして、今、新たな浸水想定区域に入ったところの避難所、またその経路その他をですね、いろいろと今調べているという段階であります。これは、しばらくお時間を貸していただきたいと思います。

担当者
今の市長の説明の補足でございます。58の予定避難所、各区役所、該当する区役所のほうで現地確認、私どもも現地確認をした上で、いわゆる垂直避難、上階避難が可能なものについては、避難所として残す方向で精査をしてございます。この本格的な梅雨入りを前にですね、ほぼその調査は終えているのですが、開設をできない避難所につきましては地域の説明、また代替えとなる避難所が当初の収容人員よりも多く収容できるかっていう施設管理者の承諾もいただいた上で、地域に説明を行うっていうことを、本格的な梅雨入り前までには行いたいというふうに考えてございます。

記者
来月から6月議会が始まります。関連の議案の中の、12月からの若戸大橋とトンネルの無料化前倒しの関連議案が提出される予定だと聞いておりますけれども、改めましてこの無料化のですね、意義とか効果とか、期待されることをぜひ教えていただきたいのですけども。

市長
多くの市民にとりまして、長年の強いご要望事項、まさに地元関係者にとりましては、悲願とも言うべき課題であったと認識をしております。多額の借入金が、償還が残っておりましたので、その市民の皆さま方のご期待に応えるためにもあらゆる努力をいたしまして、39年に返済を終えるところを、前倒しをして完済をするという見込みが立ちました。この無料化によって、響灘にはこの洋上風力発電をはじめとして、環境関係、エコタウンの関連企業が集積をしてきております。埋立地の売却もかなり進んできております。相当に市全体の活性化に直結するような、それを支えていただけるような、大きなこの産業雇用の場に発展してきております。そういった意味では、物流コストが軽減をされまして、人、物の流れが非常に円滑に加速していくと思います。そういった意味では、市民生活の利便性に加えて、本市全体の産業経済の活性化というメリットが期待をできると考えております。ということで現在、この年内の無料化に向けまして、必要な準備、ご相談をしているところであります。

記者
続けて若戸大橋の件でちょっとお伺いしたいのですけども、若戸大橋無料化、その市民にとって悲願ということではあると思うのですけども、来年4月にはですね、また6月議会でも提案されると思うのですけども、公共施設の値上げ等があって、ある中で、でも公共施設を利用される方の利用負担っていうのは増す中で、また若戸大橋が無料化になるっていう、なかなかちょっと整合性の取れないところっていう部分もあると思うのですけども、そこら辺はどうお考えですか。市民にとってはなかなか、納得できない部分、納得できる部分っていうところが非常にあると思うのですけども。

市長
公共施設のマネジメントというのは、大変数が多くて、老朽化が進んできていて、今後さらに維持管理費のコストが増大をすると見込まれると。そういう中でこれまでは、その公共施設を維持するための費用というのは、2割ぐらいは利用される方にご負担をお願いしてきたわけでありますけれども、残る8割は税金で対応してまいりました。この状況でまいりますと、老朽化が進む公共施設の安定的なこの保存・活用という面から見まして、大変苦しくなってまいりますので、ご負担をおかけすることは大変恐縮至極でありますけれども、みんなでこの公共施設をですね、将来にわたって安全に保有していくためにですね、利用される方、その受益者の負担のあり方という観点から検討をいたしまして、値上げをお願いすることになっております。
「無料化」という若戸大橋の方向性でありますけれども、先ほど申し上げましたように、借入金を返していくために相当の負担を長年していただいておりまして、その借入金を完済するということが、目途が立ったので、市民の利便性はもとよりですが、市全体の活性化にとっても相当にこの効果は大きいと判断をしてですね、この無料化に踏み切るということを、行政としては決意いたしまして、関係方面と調整を続けているということであります。一見、その料金の無料化、あるいは有料、あるいは値上げということについては、同じ方向ではないかもしれませんけれども、それぞれの事情に照らしてよく検討した結果のことであります、ご理解をいただきたいと思います。

記者
今話に出た、公共施設のマネジメントの値上げの話ですけども、前回の会見でお聞きした時に「精査する」とおっしゃられておられたので改めてお聞きしますが、市が今、市民に付与している健康マイレージという制度を活用して、高齢者減免が10割免除というのがなくなって、不満が結構多くなっているその高齢者の方々に、社会参画を促しながら健康マイレージを付与して、無料なり回数券の付与なり、そういった施策っていうのが考えられるのじゃないかというようなことが市議会のほうで、ハートフル(北九州)の三宅まゆみさんなり、自民党の佐藤栄作さんなりから提案があったかと思うのですけども、これについて改めてお聞きするのですけども、検討状況はその後どうなりましたでしょうか。

市長
はい、この間、問題提起をいただきまして、検討を進めてまいりました。結論から申し上げますと、実施に向けて検討するよう指示したところであります。経過を若干補足いたしますと、議会におきましては、「高齢者減免の見直しで世代間の不公平さをなくしていくことも重要ではあるが、非常に厳しい収入の中で生活している高齢者にとっては、少しの金額負担でも厳しいものがある、対応策として、健康マイレージ制度との提携ができないか」というご意見をいただきました。またですね、例えば「ポイントの交換品として、施設の利用券を追加してはどうか」というご提案もいただいております。この健康マイレージを使った市民の健康づくり活動の推進につきましては、これまで与党3会派、自民・公明・ハートフルの議員の皆さまから、いろんな機会に提案をいただいてきたところでございますが、今回の公共施設の利用料の見直しにあたりましてですね、ご質問された議員はもとよりでございますが、3会派の皆さま方のご意向も確かめまして、自分としましては、実施に向けた検討を指示したところであります。しばらくお時間を貸していただきたいと思います。

記者
1点、関連でちょっとお聞きするのですけども、この街路樹の点検等で、市民にこういう、「見つけたら整備課にご連絡ください」みたいな形で市民の参画も、これも求めているかと思うのですけども、こういったものへの応用っていうのは、その今の考えの延長線上には存在したりするのでしょうか。

市長
市民の情報提供に対して、行政としては、「お願いします」ということをお願いするだけかどうかっていうことですか。

記者
もうちょっとこの市民を、積極的にこういう情報提供をするような形に促すようなインセンティブとして、こういう制度の活用っていうのが考え得るのかどうかと、制度的に設計が難しいかもしれないのですけども、そこら辺については。

市長
さまざまな政策提案、お考えがあると思います。そして、行政としましてもいろんなご意見があります。また賛否両論がある場合もありますけれども、よりよい方向に向かっての、そういう具体的な提案については、いずれも真摯によく精査をする必要があると思います。この健康マイレージの制度に、新たな観点から1つ検討を加えるということはなかなか、制度上いろいろと円滑に回っていくかということもあるので、ちょっとそこは作業の時間はかかりますが、街路樹の点検におけるその情報提供という活動に対して、具体的に(健康)マイレージの制度を云々するということは、今は実は考えておりません。しかし、ご提案の中、それは議会からも、またメディアからも、有識者の方、いろんなご提案をいただいておりますので、勉強はしてみたいと思いますが、今は、そういうことは考えておりません。

記者
若戸大橋の関係でちょっとお尋ねなのですけれども、先ほどエコタウンとか、いろいろ北九州市全体の活性化につながるという期待をおっしゃられましたけれども、そういった期待がある一方で、橋が無料になるということで、これまで以上に、若松から小倉のほうに非常に出やすくなると。そうすると、ストロー現象というのも、ある一定程度懸念されると思うのですが、それに対しての、例えばその若松区への何か活性策とか、あるいは、何かしらのその取り組みっていうのは、今のところ考えられていることはあるのでしょうか。

市長
今度は、人が小倉のほうに行ってしまうという。

記者
行ってしまうのじゃないかという懸念を持っている方も、一部いらっしゃいましてですね。

市長
非常に小倉の都心部と近くなると思います。また、若松は自然も非常に近いし、人情のあったかいところでありますから、住むのには非常にいいところではないかと私も思っております。そういった意味で、地域のほうから若松を活性化させるために、具体的な政策提案っていうのは、これまでもいろんな機会になされてきました、私も耳にしております。そうしたことを念頭に置いて、これは若松だけということではありませんけれども、この無料化が実現いたしますと、それをきっかけに非常に活性化をするというプラスの面もございますし、それも含めて、いかにして若松地域の活性化につなげていくかということは、視野にしっかり入れて、また地域のいろんな提案を考えてみたいと思っています。

記者
分かりました。

記者
ちょっと発表案件のほうに戻ってしまうのですが、災害対応に関して、今年の3月に包括外部監査で、いくつか体制について指摘をされた部分があると思うのですけれども、それについて今のところどういうような対応をされているのかっていうのをお伺いします。

市長
包括外部監査、備蓄の問題でしょうか。包括外部監査というのは行政にとって、まず、いろんな内部監査もありますし、いろんなご指摘があります。基本的に重い提言だというふうに自分は、市長としては受け止めております。それで、備蓄のこともご提案がございましたので、他の政令市においてどのように対応しているかも含めて、内部で勉強はしているところであります。ですから、今のところ、まずは食糧備蓄のあり方、規模については提言を受けてですね、「勉強中」というお答えをさせていただきます。

記者
そうすると、この今年の災害の季節までに、ちょっと対応できるという感じじゃないということですか。

市長
この検討を開始しました時に、差し迫って、北九州において、ぜひ追増しを決断すべきであるという、そういう災害に対応するメンバーも含めて、全体の共有した認識には至っておりません。しかし、包括外部監査でもありますし、この機会に、それぞれの自治体がどんな工夫をしているかということは、しっかりと勉強する必要があると、そういう段階であります。

記者
若戸大橋の話にちょっと戻るのですけど、先ほど市長が、「前倒し完済する見込みが立ったので」というようなことをおっしゃられていたのですけども、平成26年の11月に、前倒し完済する見込みが立ったということで発表されて、それから12月には、「今年中に前倒しして無料化する」っていう発表だったと思うのですけども、その時点から交通量は予測を下振れしてしまったり、あるいは予想してなかった大規模工事が発生したりで、結果としては4億円、当初の見込みよりも大きな穴が開いてしまったと。これを、当初予算で穴埋めはしているので、粛々と12月の1日には無料化できるということだとは思うのですけども、この点については市長、どうお考えなのかという点をちょっと改めて教えてください。

市長
通行量がやや減ったということ、これは致し方ない現象、それはカバーをするしないというふうに思いますが、当初予期していないような工事が必要になるということは、他の場合も時折あるものであります。そのために財政的な手当については、大変苦労する場合も規模によってありますけれども、今回の若戸大橋につきましては、若松の響灘を中心に、北九州市全体の非常に大きな未来型のプロジェクトの拠点として、道が開けつつあると、この市全体への活性化っていうのが大変期待されること。そして長い間、料金を支払い続けてきたというその関係者の、住民の思いということからいたしまして、それはできる限り対応をして、当初の目標としておりました方向内で、できればそういう方向でいこうと思って取り組んできたところであります。

記者
他、よろしいでしょうか。では、以上で終わらせていただきます、ありがとうございました。

市長
はい、ありがとうございました。

このページの作成者

広報室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。