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【発表案件】
・介護イノベーション「北九州モデル」~先進的介護の実現に向けて~
・新 総合療育センターの開所について
・「日本新三大夜景都市」の認定について
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平成30年10月10日市長記者会見
【発表案件】
・介護イノベーション「北九州モデル」~先進的介護の実現に向けて~
・新 総合療育センターの開所について
・「日本新三大夜景都市」の認定について

「会見の動画(YouTube)」

市長
今日は2点発表し、1点報告をさせていただき、後ほど皆さまのご質問にお答えを
したいと思います。
最初に、介護イノベーション「北九州モデル」についてご説明をいたします。こういうものを持ってまいりましたが、お手もとの資料に沿ってですね、こういった「北九州モデル」の概要について、ご報告をさせていただきます。北九州市は、ご案内のように、介護ロボットなどの活用によりまして、介護現場にイノベーションを起こしたい、さらに、施設に入居されている方の生活の質の向上や、また介護ロボット産業の振興につなげていきたいと考えております。2ページをお願いいたします。まず、日本の人口構造でありますが、2025年以降、劇的な変化があると言われております。介護人材の不足は一層、深刻化するという見方があります。3ページでありますが、北九州市は平成28年度から、国家戦略特区の制度を活用しながら、介護ロボットなどの実証事業を推進してまいりました。実証での効果は、4ページから6ページにまとめておりますが、腰痛のリスクが改善したり、きめ細かいケアが増加したと、こういう結果であります。そこで、7ページにありますが、これまでの経験や実績を活かしまして、介護ロボットやICTを活用した「介護イノベーション」(北九州モデル)に取り組むものであります。この「北九州モデル」には、3つの方針があります。まず、介護ロボットなどを使いこなす新たな担い手づくりであります。次に、新たな担い手による新しい介護現場づくりであります。さらに、人と介護ロボットなどとの共存による生産性の向上であります。この3つの方針のもとで、人と介護ロボットなどがつくる、入居者の生活の質の向上を目指していくものであります。9ページから11ページには、具体的な取り組みを記載しております。次に、12ページをお願いしたいと思います。平成33年度から、国の介護保険計画に反映できるように、平成30年度から32年度にかけまして、「北九州モデル」の有効性を検証する実証を行い、平成32年度には、国に提案したいと考えております。13ページをお願いします。今年度の実証は11月から、市内3箇所の特別養護老人ホームで行うこととしております。実証のスタートをしたあとに、改めてマスコミの皆さまにはご案内をさせていただく予定であります。14ページをお願いいたします。10月から11月にかけまして、東京や市内において、福祉に関する大規模イベントがあるため、こうした場で、「北九州モデル」について発信をしていきたいと考えております。
次に、総合療育センターのリニューアルの件であります。小倉南区春ケ丘に、総合療育センターがあります。障害のある子どもたちの療育と医療の中核的な施設として、昭和53年に開設されました。施設が老朽化をし、利用者が増加をして、狭隘化が指摘されております。開設当初には想定されなかったニーズの多様化ということもあります。これは、発達障害のある受診者が増加し、また加齢に伴う疾患などへの対応などであります。これが課題となっていたことから、総合療育センターの機能強化のために建て替えが必要だと判断をしました。これには、多額の予算がかかります。ずいぶん当時、議論をいたしましたが、2期目の私の重要公約の1つでありました。平成24年度に基本方針を策定して、現在のセンターから約200m離れた用地において、新たな総合療育センターを建築するための工事を進めてきたわけであります。今年の8月3日、無事竣工し、10月12日に完成記念式典を開催します。10月31日に、患者を現センターから移送し、11月1日に開所する予定であります。新しい施設の主な特徴でありますが、明るく開放的な空間の整備に努めております。それは、中庭、遊戯スペース、食堂などであります。次に、診療室及び診療科、婦人科の増設であります。次に、病床の増床であります。2棟100床を、4棟165床にいたします。次に、医療機器の更新、CTなどであります。それから、「暮らし」を大切にしたユニットケアへの対応であります。また、屋根付き駐車場の整備であります。新しく生まれ変わった総合療育センターの機能を十分活用して、障害のある子どもたちとそのご家族のために、一層の支援の充実につなげていきたいと考えております。
あともう1点の報告案件は、新三大夜景都市に認定をされたということです。10月5日、札幌市におきまして、「夜景サミット2018」が開催されました。そこにおいて北九州市が、札幌市、長崎市とともに、新たに「日本新三大夜景都市」に認定をされました。これは、全国約5,500人の夜景鑑賞士の投票によって、選ばれるものであります。3年に一度、更新されます。本市は、第1回の5位から、今回の第2回で3位に順位を上げまして、三大夜景都市の仲間入りを果たしました。本市が選ばれた理由でありますが、日本夜景遺産というのがあります。これは、日本夜景鑑賞士1級と、「夜景マイスター」と呼ばれておりますが、その方々の投票によって認定をされまして、現在、全国で約235箇所が認定されているものです。この日本夜景遺産が市内には6つもあるということが、他の都市と比べまして、夜景観光資源の豊富さと認められ、群を抜いているということがあります。6つというのは、「皿倉山」、「高塔山」、「足立公園」、「門司港レトロ展望室」、「小倉イルミネーション」、「戸畑祇園大山笠」であります。次に、評価をされた理由であります。「ものづくりのまち」を象徴する工場夜景を船から楽しむ「夜景観賞クルーズ」が好調であるということです。こうしたことが、評価された結果だと考えております。現在、小倉城周辺や若戸大橋、門司港レトロ地区におきましては、さらなるライトアップの整備を進めているところであります。今回の認定は、本市の素晴らしい夜景を国内外に発信する絶好のチャンスと考えております。他の2つの都市とも連携をして、夜景の美しいまちとしてPRをしてまいります。今後もさまざまな夜景観光の取り組みを実施しまして、消費額の多い「宿泊」へとつなげたい、地域経済の活性化に努めてまいりたい、このように考えております。
発表と報告の案件は以上でありますので、ご質問を承ります。

記者
幹事社から1点だけ、介護ロボットの関係なのですけれども、3つの方針、ロボットの導入マニュアルですとか、導入した場合の施設の運営の方法ですとか、市長から改めてその「北九州モデル」っていうのを、具体的にどういうイメージをされているのかということと、介護報酬への反映をイメージされているかと思うのですが、その点についても改めてご説明いただけますでしょうか。

市長
全国的に介護スタッフの人手不足、あるいは腰痛などですね、一部の労働が大変にきついといったことが指摘をされてですね、これから高齢化がどんどん進んでいくとですね、介護の現場がますます厳しくなると。そういう中で、今の介護サービスの中身をですね、より科学的にアプローチをして、分析をして、そしてロボットや、いろいろな、先進的な機器の開発によってですね、その負担を軽減する、そのことが介護の人の確保につながりますし、何よりも介護の質の向上につながると考えまして、この高齢化が一番早く進む北九州市でありますが、それをピンチと受け止める方もいらっしゃると思いますが、逆にそのピンチをチャンスだと考えて、その北九州市において、高齢化が一番早く進んでいるこのまちにおいて、いずれはどのまちも、どの国もそうなっていくわけでありますから、ぜひこのロボット産業の有力な企業や大学等もありますので、みんなで力を合わせて新しいステージを切り開きたい、そういうことで、国家戦略特区の中の1つのメニューとして国に要請をして、今日に至っております。介護ロボット、あるいはICT、そういったテクノロジーを活用して、介護現場の働き方は相当変えられると、かなり負担は軽減されるし、質の向上につながるという、その考えのもとに進めております。そのためには、介護職員の専門性と言いますか、使いこなせるような、そのような機器の開発とか、人材育成というトレーニング、そういったことも大事になってまいりますので、総合的に、この介護のあり方を考えていくと、それがひいては、本市における介護ロボット産業の振興にもつながるという、そういう思いを込めて事業を行ってまいりました。そして、具体的に「見える化」ということを意識いたしまして、実際に従事者がどのような仕事で介護サービスに関わっている、加わっているか、相当、合理化できる余地というのが分かってまいりましたし、そのデータを、厚生労働省はじめ、政府関係筋のほうにもお伝えをして、現実的な介護労働の現場のデータを収集・分析したことは大変意義があるというふうな言葉がありました。そこで私どもは、これまでの一連の成果を踏まえまして、いよいよ国のほうも、介護制度のあり方について、いろいろと検討がこれから具体化をしてまいりますので、この機会に「北九州モデル」として、今までの成果をまとめて、そしてその課題を本市としてできるだけ前へ進めて、その方向性、方針というものを、逆に今度は政府のほうに提案していきたい、そういう目標を持ってですね、これから次のステージに進みたいということであります。あともう1点、何でしたっけ、すみません、長くなって。

記者
介護報酬への反映についてなのですが。

市長
やはりこれは、国の介護制度の検討の中で非常に大きなテーマになっていると思いますけれども、今までは実証段階であります。いろいろやってまいりましたが、ロボットがより高度化をし、人材が育成をされて、現場でさらに活用されるためには、介護報酬のあり方というものも関わってくると思います。いずれにしても、その介護報酬ということを具体的にご提案するためにも、今までの成果を踏まえた「北九州モデル」のさらなる進化と言いますか、高度化ということが大事だと思っております。

記者
各社さん、どうぞ。

記者
「新三大夜景都市」なのですが、これをいわゆる選定されて、今から市としてどのように活用されていくかというところを、ちょっと繰り返しになる部分はあると思いますが、もう一度聞かせてもらってよろしいですか。

市長
長崎市、札幌市というのは、観光の面でも日本を代表する魅力的な都市だと思います。そこと肩を並べて、日本の三大夜景の中に入ったというのは、非常に光栄なことでありますし、さまざまな媒体を通じて、その「夜景のきれいなまち」として北九州市のことが発信をされていくと思いますので、本市の観光振興を考えますと、非常に大きな追い風になってくると期待をいたしております。特に私ども、通過型の観光の方は結構、多いと思います。仕事で来られるとかですね、会議に出られるとか、そういうMICEは多いと思うのですが、なかなかそれでは、消費が地元で増えないわけであります。やっぱり観光を成功させるためには、宿泊客をたくさん増やすと、そのためにはこのディナーですね、夕食が大変おいしいということ。それから夜景が美しいということ。これはやっぱり絶対に大事なことだと思いますので、食事については、「SUSHI BAR」については抜群にいい評価をいただいておりますし、いろんな面で食べることについては高い評価がありますので、私ども「夜景」ということ、これの評価も大事にしてですね、今、都市ブランドを引き上げていきたいと、磨き上げていきたいと、そのために大変大きい効果になる、効果が期待できると思います。

記者
この「夜景」について追加でお伺いしたいのですけど、「三大夜景都市」になりました。それとともに、市のほうでは今、街なかでも夜景のハンドブックとかガイドブックをつくって、その民間のほうでもやろうとしていますけども、そういうところの連携とかはどういうふうに盛り上げていくか、ちょっとくどいようですけど、お伺いしたいのですが。

市長
「新三大夜景」に選ばれたと、その関係者はみんな、そのことを大変喜ばれると思います。そこで、これを機会にですね、観光振興をもう一段磨き上げようということで、官民関係者がですね、いろんな場で意欲を燃やしてですね、次のステップを考えることになろうかと思います。やはり観光振興の成功のためには、民間の事業者や、いわゆるまちの、市民の皆さまの温かい、このウェルカムの姿勢が大事でございますので、行政としましても、しっかりとバックアップをする、サポートをして、観光振興につなげたいということであります。その過程で、具体的に、美しいものをより美しく見せるためには、行政としても相当バックアップをする余地はあると思いますので、まずは民間のさまざまな関係の方、市民の方とご相談を申し上げながら、ご要望やご指摘もあると思います。それをよく踏まえて、しっかりと前に進めたいと思っています。

記者
療育センターの件なのですけども、婦人科の新設ということなのですが、新設の理由をお聞かせいただけますでしょうか。

市長
この療育センターをリニューアルするにあたりましては、昭和50年代の当時、非常に注目をされた、九州でも日本の全国的にも注目をされた施設でありましたが、ニーズがだいぶ変化をしてきておりますし、このリニューアルにあたりましては、障害のある方々や医療関係者のご意見・ご要望というものをよく承って、共同作業の形でこのデッサンを描いてきた経緯があります。その中で今のお話も、要望の中で出てきたということで、いろいろとこういうご要望を聞いていくと、どんどん予算規模が膨れていくわけでありますが、やっぱり何十年に1回のことでありますので、ぜひそうしたご要望にもお応えをしたいということが動機であります。担当者が来ていたら、もし今の件で補足があれば言ってください。

担当者
障害者団体からもですね、障害者の方がやっぱり大人になっていって、特に婦人科系の病気、成人科の病気も増えてきますので、そういった要望を踏まえまして、市長の言われたとおり今回、これに盛り込ませていただいております。

記者
分かりました。

記者
もう1点、療育センター、よろしいですか。去年ですね、精神科を担当していた医師、その刑事事案になって、退職してというのがあったと思います。当時、全国的にその専門の医師が不足しているという背景もあって、担当していた患者さんを他の病院に引き継いだりするという措置が取られたと思うのですけれども、そのあと、その専門の医師の人材確保などの対策というのは進みましたでしょうか、分かりませんか、どうですか。

担当者
その精神科医というのは、全国的にも少ない状況なのですけれども、今、関係の大学等にいろいろお願いしまして、派遣をいただいたりというふうにしております。それから、小児科の先生とかにもいろいろ工夫をしていただきながら、児童精神科の部分をフォローしていただいているということで、今1ヶ月半ぐらいの待ちで、今、何とか収まっているところでございます。

記者
常勤という形じゃなくて、派遣してもらったりして、診療しているということでいいですか。

担当者
今のところはですね、週3日ほどおいでいただいている先生を中心にしまして、あとスポットでおいでいただける先生を今探しているところでございます。

市長
2期目の公約にこれを入れるかどうかっていうのは、特別思い入れがありまして、当時、市立八幡病院の建て替え、これは100億円強、これも100億円はかかると、当時、行財政改革、待ったなしの頃でありました。その時に、医療関係者のリーダーの方々から聞いたことはですね、この療育センターで、この医療に当たっている医師は、要するに仲間ですよね、ドクター仲間でありますが、本当に苦労しながら頑張っているということを、非常にみんなおっしゃるわけであります。やっぱり医師を志した者としてですね、療育センターっていうのは絶対に大事なことだし、そこで働いている人たちの、あるいは来られる子どもさんたちの環境を整えるということは、これは絶対に決断してほしいという、そういう、たってのお話を聞いたのがきっかけであります。従いまして、医師・看護師不足という問題は、今この関係に限らずあるわけでありますけれども、ぜひ医療関係者がこのリニューアルを機会にですね、またぜひここにお越しいただけるように、もう切なる私どもの願いであります。

記者
発表案件についてはよろしいでしょうか。じゃあ、その他の質問をお願いします。

記者
この間、5日の金曜日の夜に、フジテレビ系列で「金の事件簿」という番組が放送され、その中で北九州市議会の視察団が、番組上は物見遊山と見えるような視察行動を取っていて、結果、昨日の夕方6時の時点までに361件もの苦情・批判等が市に寄せられる事態となっています。市長のほうは、その後のTNC地元局のTNCの8日だったかの番組の中でコメントをされておられまして、「行政としても有益・貴重なものであると思っている」と、「それだけに、納税者の目線でいろいろとご心労をおかけしてはいけないなと、ご迷惑をおかけしないようにしようと、再出発しようということですので、見守らせていただきます」と、このようにコメントされておられました。質問なのですが、まず先日のフジテレビの番組を見ておられるということでコメントされておられるので、それを前提にお聞きしますが、まずどの点が視察内容でまずかったとお考えなのか、どの点が有益だったとお考えなのか、それについてまず教えてください。

市長
番組でも特に指摘されておりましたように、日中の一部の議員さんによる飲酒ということはですね、これはどうかと思いました。これについては、今回のご指摘を踏まえまして、議会において、日中での飲酒はやめるということを決めたということであります。それと、どういうそのメリットというか、意義があると考えているかでありますけれども、今回スマートシティ、それからCO2の廃止・削減、それから女性の活躍というテーマで視察をされていると思いますが、9月議会、直近におきまして、現地を視察した方ならではの、提案としてご意見を承りました。これは私自身、いずれも重要なテーマだと考えておりましたので、大変新鮮な思いで、このスペインや北欧における状況を聞かせていただきました。やはり私どもは、スマートシティや低炭素、女性活躍を進める場合に、市民の皆さま方のご理解、ご賛同、ご支援が不可欠でありますが、その民意を代表される議員の皆さんが実際に見聞をされて、そしていろいろと考えられて、具体的に議会において発信をされているということは、行政にとりましてですね、市政にこれからそういった流れを活かしていくためにも有益であったと、このように考えております。その飲酒以外にどうであるかということは、いろいろご指摘もあろうかと思います。それぞれご覧になられた方から、「何のためのヨーロッパ視察であったか」という声もあると聞いておりますけれども、今、議会のほうにおきまして、今回の報道を受けてですね、議会全体として、やはり市民の皆さま方のご理解が得られるあり方というものはどうすべきなのかということで協議を始められると、このように聞いておりますので、それを行政としては見守らせていただきたいと思っております。

記者
先ほど9月議会の質問を挙げられ、有益・貴重な例として挙げられたわけですけども、それが今回使われた800万円というコストに見合った対価、コストパフォーマンスという視点でどうなのか、その点について改めてお聞かせください。

市長
今回、議会の改善策のもう1つは、海外視察の報告書を、今までもつくっておられると思うのですけれども、ホームページで公表されるという方針を決定されました。私もその報告書をざっと見たのでありますけれども、これは議員さんが自らそれぞれですね、テーマでご覧になって、視察を通じて、自分のお考えをまとめられたものとして、この報告書がまとめられているのだなと、議員自らそういうふうに汗をかいていらっしゃるのだなというふうに感じた次第であります。従いまして、こういうその議員の活動というものが、その今のコストという面ですか、対価という面ですか、どうなのかというのは、なかなか行政の立場としては申し上げにくいことかもしれません。いずれにしても、昼間の飲酒の問題であるとか、あるいは、その時間のある時の使い方、行動日程の取り方、そもそも出張する時の目的とかですね、それをどのようにして、今回の報道をきっかけに議論されていくのかということに注目したいと思います。

記者
視察団の佐々木団長が、お酒を飲んでいるのに「飲んでない」とか嘘をついて、取材の対応から、店の裏口から逃げたとか、そういう場面も映されておられましたが、これはどのようにご覧になられましたか。

市長
今回、報道で突然いろいろと質問をされたり、メディアのほうからですね、それから後を追っかけてですね、いろいろと行く場面もありましたが、もうバスから降りてくるのを待ち受けて、隠し撮りをされていたのですか、そういう場面もありました。そういう一連のこともあってですね、個々の議員のその発言の対応につきましては、いろんな見方があると思いますけれども、自分はその場におりませんでしたし、また議会の議員の具体的なそうしたことについて申し上げるというのもいかがなものかと思います。

記者
重ねてになりますけども、議会の代表として客観的に裁定すべき井上議長のほうが、番組内で「呼ばれてもないのに出てきた」というテロップ付きで画面に登場して、「見学は公務だ。泊まってあげる、食事をしてあげる、お土産を買ってあげるのは、視察先に対する恩返しだ」といったような、若干、上から目線とも感じられるような、今回の行為を是認するような発言をされておられるわけですけども、この点については、市長はどうお考えでしょうか。

市長
先ほどの取材中の議員の対応もそうですし、今回の井上議長の放映番組におけるコメントもそうでありますけれども、そのことについて、私の立場からコメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。

記者
市民からの苦情の中には、「こんな人たちが市民の代表とは情けない」といったものも多く含まれていると聞きました。市長が言うところの「シビックプライド」というのを大きく傷つける行為が今回あったのではないかと思うわけですけども、市長は、その点についてはどうお考えでしょうか。

市長
やはり、市民の税金を使って仕事をしているということは、議会はもとより、われわれ行政も同じであります。やはり納税者、市民の立場、ご意見というものをですね、よく念頭に置いて、しっかりと仕事に精励すべきだということを改めて感じております。

記者
TNCのインタビューのほうへは「再出発を見守る」、先ほどもおっしゃられましたけども、そもそも今回の視察費については、市議会事務局のほうが予算要求してきたものを、執行部として満額認めていると、特に削った部分もないということでした。その予算執行権の権者である市長としての、今回の責任の一端っていうのは感じておられるのか、そこら辺の査定のあり方をどうお考えになっておられるのか、その点についてお聞かせください。

市長
海外視察につきましては、これは今までの経過があると聞いております。議会改革協議会という場におきまして、超党派でいろんな協議を行っております。その中で、1人当たりの旅費というのを、上限を110万から80万に減らした、また視察の期間を11泊12日以内から、7泊8日以内に短縮をした。それから、派遣人数を、議員定数の3分の2以内から3分の1以内に半減をした。このように見直しとして、市議会として自主的に議会改革協議会などで行ってきたという経緯が、まずあります。そうしたことを踏まえまして、二元代表制の一翼を担っていらっしゃる市議会の自立権と言いますか、お立場を尊重して、予算を調整したところであります。

記者
その二元代表制という点で言ったら、市議会が最終的にその予算を通す側にあるわけで、そこをきちんと査定でチェックしない限りは、議会がお手盛りで持ってきたものをチェックしようがないと思うのですけども、まず今回の問題として1点、問題に挙げられるのが、任期中に総議員定数の3分の1だかが行けるという枠の確保が前提にあって、その予算枠を確保した上で議会事務局は予算要求していると。それを執行部が査定して、そのまま予算を付けていると。そもそも、その目的があって、この目的のために事前に審査をして、視察費を計上するとか、そういうことではなくて、この予算枠ありきみたいなところで入っている点については、これはその予算を査定する側の市長としては、どうお考えなのでしょうか。

市長
先ほど申し上げましたように、今回の報道を受けてですね、市議会各会派も真摯にこのことを受け止めてですね、超党派で海外視察のあり方について協議をするという方向にあるというふうに聞いております。そこでいろいろとご指摘のあったことも含めてですね、真摯な議論が行われると思いますので、まずはその市議会における、そうした協議というものを見守らせていただきたいと思います。

記者
今回の視察費を押し上げている点として、「ビジネスクラスの利用」というのが1つあるのだろうと思うのですけども、長時間の飛行機に耐えられないというのであれば辞退すればいい、あるいは、快適性を求めるということであれば自費で上乗せして乗るという手段もあろうかと思うのですけども、この点について市長はどうお考えなのかという点と、市長自身は、海外出張に行かれる際はビジネスクラスなのかという点も含めて、併せてお答えください。

市長
外国出張の旅費の規定につきましては、国家公務員の取り扱いに準じているというのが原則であります。ただですね、これは、国家公務員は、例えば事務次官はファーストクラスを利用しています。局長、部長、課長、課長もそうだったと思いますが、現時点での確認はまだしておりませんが、これまでは、そういう管理職はビジネスクラスを利用しております。これは、地方自治体はですね、本市の場合、ビジネスを利用しているのは局長、そういうのをしておりませんので、必ずしも同じということではありませんが、基本的なこの考えというのは、国家公務員の取り扱いに準じているということでございます。国のほうにおきましては、先ほど申し上げたように、大臣など特別職が外国出張を行う場合には、旅費法において「ファーストクラスの利用」となっております。本市におきましては、市長などの特別職が航空機を利用して外国出張を行う場合は、ビジネスクラスを利用することにしています。ただ、私は東南アジアの水ビジネスのことで回ることが多いのでありますが、ビジネスクラスがないところも結構ありますので、そういうところはもちろんエコノミーであります。他の政令市の状況なのですが、市長についてはファーストクラスを使っているところも過去あったと思います。これも現時点における確認を全ての政令市についてしたわけではありませんけれども、そういう状況にあるところです。そこで現時点におきましては、直ちにこの飛行機のクラスにつきましては、取り扱いを見直す考えはありませんが、適宜、必要な検討というのは、これからも必要になってくると思います。

記者
今回の行政視察の予算枠とは別に、政務調査費で海外視察に行くっていう手段もあります。これとは別に、北九州市議会においては、ドイツのブレーマーハーフェンに超党派で行かれていて、これはエネルギー産業の期成会の呼びかけに応じたものでありますが、これについても630万円という公費がつぎ込まれています、8人でしたかな。その議員にとっては、視察する手段は幾重にも確保されているという現状があって、こうした実態について、予算要求を認めて計上する予算執行権を担う市長としては、どのようにお考えなのかというのを改めてお聞かせください。

市長
行財政改革を進めてまいりまして、これからも高齢化などで財政は厳しい道のりを、本市だけではありませんけれども、進むという状況であります。従いまして、市民の目線に近づく努力も大事でしょうし、これからさまざまな議論をする過程で、議会の協議会のほうで新しい方向性が出るということに仮になればですね、そういったことも勘案して、対応していくことになります。ただ、先ほど申し上げましたように、これまで海外視察につきましては、市議会が自主的に見直しを行ってきたという経緯がありまして、その上で提案をされてくるわけであります。二元代表制の一員であります市議会のそうした歴史的な経緯と、この議会からの要望ということを尊重して、予算を調整したところであります。

記者
市長は先ほど、「議会が自主的に見直されてきた」ということを、「それを見守る」という発言を繰り返されているわけですけども、この不断の見直しとその結果において、今回の批判を大いに浴びる議会視察があったという結果から考えると、これまで税金の使い方を最終的にチェックする議会がお手盛りのような予算要求を出してきて、それを丸呑みにして、議会に提案して、議会が承認していると。二元代表制のチェックと抑制というのがきちんと機能しているのかどうか、市民は疑いの目を持っているのではないかと。その議会の議長が市民の神経を逆なでにするような発言をテレビの取材で応えていて、「この議会に自浄能力を求めるのは難しい」と感じる市民は私だけじゃないと思うのですけども、この二元代表制の一方をつかさどる市長が予算執行権で厳しい査定をしようとしない、ただ見守る、温かく見守るというのは、これは自らを支える市政与党である自民、公明、ハートフル(北九州)が絡んでいる出張案件ということで遠慮があるのかというふうに、うがった見方もしてしまうのですけども、その点についてはいかがでしょうか。

市長
今回は全ての会派の代表が参加をされておりませんけれども、今、市が一生懸命推進しようとしている洋上風力発電っていうのは、日本ではそのファームはありませんので、その拠点であるブレーマーハーフェン、行政ももちろん見ておりますが、議会の皆さん方が経済界の方と一緒になって、それを視察されるということは非常に有益なことではないかと思います。その時には、超党派で全会派が参加をされていたのではないかと記憶しております。つまり海外であれ、国内であれ、行政視察の目的が、この市が直面している非常に重要な課題であって、その視察によってですね、多くの貴重な情報が入手され、そしていろんな状況、課題を参加者が共有できるということは意義があることではないかなと。従って、いわゆる海外視察が、果たして税金の使い道はどうかというふうには、一概には言えないのではないかと思います。そうした意味で過去も全ての会派が参加をして、明確な行政目的のもとに認識を共有されたということも過去ありますし、今回、議会のほうでしっかりと検討をするということでございますので、まずはそれを見守らせていただきたいということであります。

記者
最後1点ですけども、視察目的がはっきりしていて、有益な結果が得られると事前に審査がされて、その結論のもとに視察するのであれば、おっしゃるように有益なこともあろうかと思うのですけども、今回のそのテレビ放映を見る限り、市民の多くは「そういう視察ではなかったのであろう」と感じたからこそ、361件もの抗議の電話が来ているのだろうと思うのですけども、市長は初当選された直後の、万歳直後のインタビューに「市民の税金は1円たりとも、絶対無駄に使わない」と、その前段には「退職金を廃止する」とかいうことも掲げて、おっしゃられておったわけですけども、この12年の間に、なかなかその市民の税金を「1円たりとも、絶対無駄に使わない」とおっしゃられた方が、今回のこのテレビ放映を受けても議会に厳しいことを言われないというのは、なかなか「同じ人の発言なのかな」というところで、しっくりこない部分もあるのですけども、8月30日の会見で、退職金の廃止の1期目の公約についてやり取りさせていただきましたが、そこでもやっぱり、「選挙は熱く、厳しい戦いになればなるほど、いろんなことをお互い言い合うものだ」と、まるで「選挙の時は、嘘も方便が通じる」と言わんばかりのおっしゃりようをされたのですけども、この10年、12年の間に、市長のその考え方というのが、こうも何か変わってきてしまったのかなというふうな印象を受けてしまうのですが、権力の座に10年以上おられて、この自らと、議会のその二元代表制のチェックの観点という点からしても、市民から「おかしい」と思われる点は1点もないとお感じでしょうか。

市長
いろんなことをおっしゃったので、どこをどういうふうに答えていいかと思いますが、いずれにしても市議会が海外視察のあり方について、みんな代表が集まって協議をしようということはですね、今回の報道をみんなそれぞれ真摯に受け止めているからではないかと思います。そういうことで、議会のそういう協議が始まっていくわけでありますので、それを見守らせていただきたいと申し上げているわけで、税金を大事に使おうという、これはもう当然のことでありますけれども、その気持ちが別に揺らいでいるとか、そういうことではありません。今まで、私も公約を3期の間にいろいろ申し上げましたが、1期目のことを言われましたけれども、55の政策大綱と、確か40項目の公約があったと思いますが、ほとんど概ね、100%ではありませんが、公約の実行はいたしました。あの時、市長公舎の売却も、ずいぶん消極論が庁内にありましたが、それは実行しました。退職金は議会の反対もありました、しかし半減という形で、議会とのお話し合いでそうなりました。自分としては、公約に掲げたことを、誠意を持って、誠実に実行しようと努めた、この11年半であったと思います。

記者
ギラヴァンツ北九州なのですけれども、先週の試合でですね、J2への昇格の可能性というのが消滅したという状況になってですね、これに対する、何か市長の所感をお聞かせください。

市長
これまで本市のシンボルチームとして、初めて生まれたプロスポーツチームでもありますし、国際的に見て最もファンの多い、このサッカーという競技におきまして、北九州からぜひJ1のチームが将来、誕生することを夢見てですね、市民の皆さんとご一緒に行政も応援をしてきたわけであります。それだけに今日の状況、もうJ2昇格はないということでありますので、大変残念に思っています。ただ、シーズン途中で監督、その指導陣において一新が行われたわけでありますが、それから勝敗、それぞれありますけれども、J3の中でも、新監督になってからの戦いぶりというのは、失点も極めて少なくなりましたし、それなりに勝ってきておりますので、そういった意味では、これから残された試合も全力で頑張ってですね、ファンの期待に応えてほしいと願うばかりであります。いずれにしても、その行政としてどうバックアップするかということについては、シーズンが終わりまして、その成績、あるいは議会をはじめ、市民・各界のご意見も念頭に置いてですね、毎年、協議をして定めることになっておりますが、いずれにしても私どもは、シンボルチームとしてのギラヴァンツを、応援をしていきたいという気持ちに変わりはありませんが、プロスポーツチームである以上は、やはりこのピンチを乗り越えていくためには、やはり1人1人の選手、社長、監督、GM(正しくは、強化育成本部長)以下、1人1人が頑張ってですね、これを乗り越えていってもらわないといけませんので、そのことを強く期待をするものであります。

記者
すみません、それに関連して、毎年同じことを繰り返しおっしゃっておられて、毎年こちらも同じことを聞いているので、若干、ちょっと嫌な気もするのですけども、この5,000万円も投じたチーム、毎年、至上命題、「J2昇格が至上命題だ」と言いながら、6,000万から5,000万に減額したとはいえ、多額の公費を突っ込んで、その公費も突っ込まれてないチームに大敗を喫したり、連敗したりというような、この低迷を続けているチームに、延々とプロスポーツチームとしての自立を促すのとは逆行するような形で公費を入れ続けるというのは、これはどういうふうに、今の時点でお考えなのでしょうか。

市長
いきなり全部なくしてしまうとなると、これは経営上も大変だろうと思います。しかし、いろいろと考えましてですね、今シーズンは1,000万、減額をいたしました。そして、今シーズンの結果を踏まえてですね、また改めて協議をするというふうになっているわけであります、そのようにお答えをしてまいりました。従いまして、このような支援策を取るということで、ずっとその水準でやるということはやっていないわけです。今現在、最終まで頑張っていくわけでありますので、来季どうするかということについて、ここで述べるのはどうかと思いますけれども、さっき申し上げましたように、本市のシンボルチームとして応援する方針に変わりはないと。しかし、やはりプロスポーツチームである以上、この苦難の状況というのは社長、監督、選手一丸となって乗り越えるということが原点ではないかと、そのように申し上げているわけであります。「具体的にじゃあ、どうするの」ということになると、今の段階はまだ、みんな試合に一生懸命、頑張っていく最中にありますので、終わってから協議ということにさせていただきたいと思います。

記者
では、昨年と同時期にまた同じようなことをお聞かせください。

記者
すみません、市長選の件なのですが、単刀直入に、正式な表明というのはいつぐらいを考えていらっしゃるのですか。

市長
いろいろとこれから、後援会や各方面のご意見をよく聞いてまいりたいということでありますので、まだこの仮定のご質問になってしまいますので、今「どれぐらいに」とお答えするのは、ちょっと致しかねると思っています。

記者
よく新聞の報道、テレビの報道もあるのですが、今月中、それから11月というお話がありましたが、ご本人としては、月をまたぐのか、またがないのか。

市長
「仮定のご質問ですので、差し控えます」ということになるわけなのですけれども、ただ、いろいろとご意見を聞くにしましても、やはりそれは政務になりますので、政務の車に乗り換えて、各方面へ出て行くということになってくるわけですが、時間が今月いっぱいはびっしり入っていて、11月の第1週ぐらいまではですね、大変重要な年の終わりということになります。それから、任期の終わりということもありまして、いろいろと頑張ってきたことの1つの集大成のものもその中には入ってまいりますので、そうしたことを考えると、時間を取っていろんな方のご意見を聞くと言っても、実際はですね、やはり公務に全力を尽くさないといけません。そういうところからするとですね、大変時間がないということを、今改めて感じているわけです。その辺でちょっと、お察しをいただければ。

記者
公約に挙げたことは、11年のくだりはいろいろあったのですが、ご自分の中での今までの、いわゆるさっきの総括は、もうかなり進んでいるというところでよろしいですか。

市長
未達成のものもあると思いますし、概ね実現すべく努力をしてきましたけれども、やっぱり最近、大きなこの課題として浮上したスペースワールドの、これは八幡東区のみならず、全体に大きく関わるテーマでありますが、それと都心・副都心におけるデパートの撤退問題。こういったことと、人口減で社会動態の改善は進んできましたけれども、依然として人口は減少し続けていると。こうしたことを考えますと、公約に挙げたことがある程度、概ね実現できたとしましても、市民の目線に立つ時に、大きなテーマについてどうなのかということは、別途また検証が必要だと思っております。

記者
時期的に何か遅れている、繰り返しになるのですけど、何か要因っていうのが、具体的に何かあるのかなというふうに考えたのですが、そこら辺のところは、いわゆるいろんな人の意見を伺っているというところですかね。

市長
例えば今日でも、朝一番から、この海外視察の話とかですね、やっぱりそういうことが話題になっておりますと、この報告書が初めて公表されましたので、やっぱりこれも目を通さないといけませんし、朝からもう、パンを食べながら報告書をめくるとかですね、もう朝から大わらわでございまして、今日は夜遅くまであります。つまり、全くその時間はないということです。この1ヶ月間ぐらいはそういう状況に、大なり小なり近い状態でいきますので、正直言って「時間がないな」っていうことは感じています。それと、やっぱりこのシンボリックな、大きな課題として浮上しているのが、デパート問題とスペースワールドの跡地の問題であるとか、あるいは人口問題だと思いますが、こうした課題というのは、今までの政策を点検、検証をして、そして、どういう方向に進むのが市にとっていいのかというのは、もう少し時間がかかると。そして、現実にこの1ヶ月あまり、11月いっぱいくらいまでは、いろいろと公務も目白押しに続くと、こういう状況、これが理由であります。

記者
案件その他、ないですか。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

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