人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

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  • 2015年11月20日(金)放送

テーマ / 生命/平和/環境/思いやり/気付き ジャンル検索

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貯金箱
今日は、北九州市教育委員会が平成二十六年度に募集した人権作品の中から、北九州市若松区の中学一年生、田中真珠さんの『貯金箱』という詩を紹介します。本人の朗読でお聴きください。

『貯金箱』
北九州市立石峯中学校一年 田中真珠

心が優しい人しかもってないもの
なんだろう
それは貯金箱
ただの貯金箱じゃないよ
優しい言葉の貯金箱
困っている人に
手伝うよ
今、手伝うよの貯金がチャリン
泣いている人に
大丈夫?
今、大丈夫の貯金がチャリン
手伝ってくれた人に
ありがとう
今、ありがとうの貯金がチャリン
悪いことしてしまったら
ゴメンネ
今、ゴメンネの貯金がチャリン
チャリン・チャリン・チャリン
耳をすませば聞こえてくる
家から
学校から
道ばたから
いつか貯金箱が
貯金でいっぱいになる日が
くるのかな
きてほしい
世界のみんなの
一人一人の心の貯金箱が
貯金でいっぱいになる日に

いかがでしたか。お金を貯めるための貯金箱ですが、真珠さんは、心が優しい人には優しい言葉の貯金箱があると例えました。
皆さんも誰かに掛けてもらった優しい言葉を思い出してみてください。思わず笑顔になりますね。反対に、皆さんが誰かに優しい言葉を掛けてあげたときにも、相手はもちろん、自分の心も温かくなる気がしませんか。
日頃から意識して、優しい言葉を心の貯金箱に増やしていきましょう。きっとあなたの周りに幸せな笑顔が広がっていくことでしょう。
では、また。