人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

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  • 2016年10月17日(月)放送

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おともだちのことば
今日は、北九州市教育委員会が平成二十七年度に募集した人権作品の中から、北九州市小倉南区の小学一年生、木島実穂さんの『おともだちのことば』という詩を紹介します。本人の朗読でお聴きください。

『おともだちのことば』
北九州市立長尾小学校一年 きじま みほ

おともだちに、
こまっていることをそうだんしたら、
かたまっていたこころが、
ふわっとして、
うれしかったです。

のぼりぼうができないとき、
おともだちみんながおうえんしてくれて、
かなしかったこころが、
げんきになりました。
もっとがんばれるって、おもいました。

あさ、
「おはよう。」
というと、
おともだちも、
「おはよう。」
とかえしてくれて、
こころがぽかぽかしました。

おともだちのことばって、
たいようみたいです。
だって、わたしのこころを
あたたかくしてくれるから。

いかがでしたか。
実穂さんは、悩みが解決したことを「かたまっていたこころが、ふわっとして」と表現しました。また、友達と「おはよう。」とあいさつしたときの気持ちを「こころがぽかぽかしました。」と表すなど、実穂さんらしい発想が詩全体から伝わってきますね。
友達の言葉は、太陽に例えられるほど力強くて暖かく、実穂さんにとってなくてはならないものになっています。
友達に悩みを相談したら友達は耳を傾けてくれ、実穂さんは心が落ち着いてうれしくなります。
のぼり棒に苦戦して落ち込んでいると、たくさんの友達が励ましてくれて、やる気を取り戻し、元気にやってみようという気持ちが高まってきます。
皆さんも困ったことに直面したとき、友達から一言、声を掛けられて、勇気が出たり、安心したりしたことはありませんか。
何気ない朝のあいさつも、実穂さんにとっては、大きな力になっているようです。あいさつが友達から返ってくれば、一日の始まりから気持ちよく「今日も楽しい日になりそう。」と感じられますよね。
実穂さんだけでなく誰にとっても、友達、そして友達の言葉はかけがえのない大切なものなのです。温かい言葉を掛けてもらうだけでなく、自分からも〝心がぽかぽかする〝言葉を掛けていきたいですね。
では、また。