人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

メニュー

ここからコンテンツです

  • 2018年10月26日(金)放送

テーマ / 高齢者 ジャンル検索

YouTubeで音声を再生します。

PDFダウンロード
年長者を大切にすることを学んだ
今日は、北九州市門司区の小学六年生、渡邊ひなたさんの作文を紹介します。題は『年長者を大切にすることを学んだ』です。この作文は一部省略して朗読します。

私は、今年の夏休みに田野浦地域のウェルクラブ活動に所属して、地域に住んでいらっしゃる一人ぐらしの年長者の皆さんのご自宅をクラブ員と訪問しました。ウェルクラブ活動とは、地域で、福祉に関する活動をするクラブです。訪問先では、私達の学校での出来事や年長者の皆さん自身のこと等、いろいろなお話しをしました。ほんの短い時間でしたが、ある年長者の方は、「来てくれてありがとう。」と喜んでくれたり、また、帰りに腰が痛かったり、脚が痛かったりするのに、わざわざ玄関を出て、門の外までお見送りをしてくださったりしてくれました。
私は、その姿を見て、心からウェルクラブ活動に参加してよかったとじーんと思いました。先生から北九州市にはたくさんの独居年長者の皆さんがいらっしゃると聞きました。家族もいなく一人で生活されている方がいらっしゃるかと思うと、何だかさびしい気持ちになりましたが、そのような皆さんを元気づけることがないかなと考えた時、このような訪問活動をするクラブは、よいことなんだなと思いました。私の住んでいる田野浦地区も年長者の皆さんがたくさんいらっしゃいます。でもいつも、笑顔で私達にあいさつや温かい言葉をかけて下さいます。学校行事の芋の苗植えでは畑を作ってくれたり、昔遊びでは、お手玉やおはじき、竹馬等の遊びを教えてくださったりしてくれます。
私は、これからも私達にいろいろなことを教えてくださったり、見守ってくださったりされた年長者の皆さんに感謝しながら、私の出来ることで年長者の皆さんを大切にしたいと思います。これからも、ずっと。

いかがでしたか。
ウェルクラブの活動に参加して、いろいろなことに気付かされたひなたさん。年長者の皆さんは、私たちにとって大切な存在であり人生のお手本です。私たちも、年長者への感謝の気持ちを忘れず、身近な交流を進めていきたいですね。
では、また。