特集食を通した健康づくり

食生活が健康の源 野菜を食べよう!

食べて健康! 北九州

 健康で生き生き暮らすには、栄養バランスが取れた食生活を送ることが大切です。本市では、食を通した健康づくりに関する取り組みを進めています。今回は、野菜摂取の必要性を中心に特集します。

野菜不足になっていませんか

 本市では、「第二次北九州市食育推進計画」(平成26~30年度)を策定し、市民の皆さんが健全な食生活を送るための取り組みを進めています。この計画の中でも指標として取り上げていますが、生活習慣病を予防し健康を維持するためには一日350g以上の野菜を取ることが推奨されています。しかし、本市の成人の野菜摂取量の平均は216.1gで全国平均の277.4gを大きく下回っています。特に外食が増える20・30代は野菜を食べる頻度が低くなっています。

 野菜には多くのビタミンやミネラル、食物繊維が含まれていて、がんの予防や骨・血液などの形成、余分なコレステロールの体外への排出など、大切な働きをします。また、食べ過ぎを防ぎ肥満を予防するという観点からも野菜を多く取ることは重要です。

1日2回以上野菜を食べよう

 野菜は意識しないと取ることが難しいため、日頃から工夫して食べる習慣をつけることが大事です。例えば汁物はたくさんの野菜を入れれば、一椀(わん)で約100g取ることができます。また、栄養素は少し損なわれますが加熱調理すると多くの量を食べられるのでお薦めです。

 仕事が忙しく外食が多いという人は、ヘルシーメニューなどがある「健康づくり応援店」をぜひ利用してください。また、野菜嫌いの子どもも家庭菜園で野菜を育てたり、一緒に野菜を使った料理を作ることで、野菜を食べるきっかけになります。

 地域では食育推進の担い手として活動している食生活改善推進員の皆さんが市民センターで野菜をテーマにした健康料理普及講習会などを行い、食の大切さを伝えています。

 生き生きした生活や元気な体を作るのはバランスの取れた食生活です。皆さん、主食・主菜・副菜をきちんと取り、1日のうち2食は野菜を使った料理を食べましょう。

1日350gの野菜を食べよう

野菜350gってどのくらい? 写真:生野菜の目安量

上手な野菜の取り方

  • (1)野菜料理を毎食1皿以上食べよう
  • (2)加熱調理で食べやすく
  • (3)主菜の付けあわせを増やそう
  • (4)汁は具だくさんに
  • (5)外食のときも野菜料理を意識して

……… 野菜を使った簡単レシピ ………

包んで焼くだけ「魚と野菜のみそマヨネーズ焼き」

野菜量 100g

〈材料(2人分)〉

料理写真

{白身魚 120g、塩 小さじ1/6、酒 小さじ1}

A(白ネギ10g+生姜10g+みそ小さじ1+マヨネーズ大さじ1)

玉ネギ80g、カボチャ80g、アスパラガス20g

〈作り方〉
  • (1)カボチャは5mm幅に切り、耐熱皿に入れラップをして電子レンジで1~2分加熱し、冷ましておく。
  • (2)白身魚に塩、酒をふる。
  • (3)白ネギ、生姜はみじん切りにし、みそ、マヨネーズと合わせておく…A
  • (4)玉ネギは5㎜幅に切る。アスパラガスは斜め切りにする。
  • (5)アルミホイルの中央に玉ネギ、魚を置き、舟形にしてカボチャ、アスパラガスを入れ、Aをかけ200℃のオーブンで15~20分焼き色がつくまで焼く。
    ※オーブンが無い場合…フライパンに並べて水を入れ、ふたをして15分蒸し焼きにする。

お鍋1つで作れる「キャベツとコーンの重ね煮」

野菜量 90g

〈材料(2人分)〉

料理写真

キャベツ80g、ジャガイモ60g、ニンジン20g、コーン(缶)80g/コーン(缶汁)50ml、バター10g

〈作り方〉
  • (1)キャベツはざく切りにする。芯はそぎ切りにする。ニンジンは千切り、ジャガイモは5㎜厚さの細切りにする。
  • (2)鍋を火にかけ、半量のバターを溶かし、ニンジン、キャベツ、ジャガイモ、コーンの順にのせ、コーンの缶汁、残りのバターを加える。
  • (3)落しぶたをして、ひと煮立ちしたら弱火にして15分くらい煮る。

地元で採れる旬の野菜で「若竹汁」

野菜量 10g

〈材料(2人分)〉

料理写真

ゆでタケノコ20g、乾燥ワカメ2g、絹ごし豆腐40g、塩小さじ1/5、薄口しょうゆ小さじ1、だし汁240ml

〈作り方〉
  • (1)タケノコは細切りにし、わかめは戻しておく。
  • (2)豆腐は拍子木切りにする。
  • (3)だし汁を煮立て、タケノコ、ワカメ、豆腐を入れ、塩、しょうゆで味付けする。

北九州市栄養士さんの元気レシピ

 野菜がたっぷり取れて、栄養バランスの良いレシピを市のホームページで公開しています。レシピは毎月更新しています。

ステッカー

きたきゅう健康づくり応援店

 市民の健康づくりを応援する飲食店など565店が登録しています。右記(1)~(5)のいずれかの取り組みを行っています。このステッカーが目印です。

【この特集に関する問い合わせ】 保健福祉局健康推進課 TEL093・582・2018

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