特集自転車専用レーン

人と環境に優しい自転車のまちへ

自転車専用レーン写真・イラスト

 近年、自転車は日常生活における身近な交通手段としてだけでなく、環境に優しい交通手段としても見直され、需要が高まってきています。本市は平成24年11月に「北九州市自転車利用環境計画」を策定し、自転車走行空間等の整備やルール・マナーの教育など、自転車利用環境の向上に取り組んできました。今回は、その取り組みの一つである「自転車専用レーン」について特集します。

自転車専用レーンとは

 自転車は「車両」であるため、車道走行が原則です。そのため本市では、「自転車利用が多い地区」や「自転車利用を促進する地区」などに自転車専用レーンを整備しています。これは、バスレーンがバス専用の車線であるように、自転車が快適に走れるように作られた「自転車専用の車線」のことです。自転車専用レーンには、青色で着色した車線に白色の文字による路面表示や道路標識を設置しています。

 自転車専用レーンには、いくつかのルールがあります。まず、通行に関しては左側通行で、逆走や並走は禁止されています。また、自転車以外の車両が自転車専用レーンを通行することも禁止されています。特に、自転車専用レーンに駐車することは自転車の通行の妨げになり、事故の原因にもなるので絶対にやめましょう。

安全快適に走れる走行空間

 自転車専用レーンにはさまざまな利点があります。歩道に比べて段差が少なく滑り止め効果もあるので、快適に走ることができます。また、アスファルトと区別しやすい色を使用しているので、夜でも安全に走れます。さらに、自転車はもちろん、車両からの見通しも良く、周囲の安全確認がしやすいため事故防止につながります。

自転車事故が多発するのは交差点

 全国の自転車関連の事故件数は12万1040件(平成25年)で、そのうちの8割が交差点で起きています。ハンドル等の操作ミスや思い込みなどによる判断ミスは少なく、そのほとんどが自転車が歩道を走っていたため車両側から「見えなかった」ことによる認知ミスが原因です。このことからも、自転車の車道走行が事故防止に有効であることが分かります。

 近年、自転車に乗った子どもと歩行者の事故により、保護者が高額な賠償金を請求される事例も起きています。万が一に備えて、自転車保険に加入することが重要です。自動車保険や火災・地震保険などの特約に含まれる場合もあるので確認しましょう。

イラスト 車道(自転車専用レーン)を走る自転車は車両から認知されやすい 歩道を走る自転車は車両から認知されにくい

自転車と車と人が共存していくために

 騒音・排気ガスがない自転車は環境に優しく、徒歩より行動範囲が広がるため、新しいライフスタイルの創造や健康増進に役立つ乗り物です。どんな場所でも歩行者を優先し、自転車や車両がそれぞれのルールやマナーをきちんと守って、お互いを思いやりながら、安全で快適な自転車ライフを送りましょう。

自転車をもっと活用しよう

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電動アシスト自転車をレンタルして24時間自由に使えます。小倉北区と八幡東区にあるサイクルステーションであればどこでも借りられ、どこでも返却可能です。
※利用には受付窓口での登録が必要。

【この特集に関する問い合わせ】 建設局道路維持課 TEL093・582・2274

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