好きっちゃ!北九州市民のコーナー

vol.68 ひまわり

市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

活動の様子写真
▲地図では分からない危険箇所を確認した「防災まち歩き」

大迫隆典さん写真

防災をきっかけに住民の絆を深めたい

大迫隆典さん(小倉南区・76歳)

 「まさかと思いました」と話すのは、小倉南区市民防災会連合会志井校区会長の大迫隆典さん。昨年9月、18年間の自主防災活動が評価され、防災功労者防災担当大臣表彰を受賞した。これは防災思想の普及や防災体制の整備に尽力した個人や団体を表彰するもので、北九州市民で初の個人受賞という快挙でもある。

 平成7年に自主防災組織のリーダーとなって以来、「自分たちのまちは自分たちで守る」を合言葉に、ユニークな活動を行ってきた。「人が集まる機会は全て防災につながる」という信念のもと、例えば夏休みのラジオ体操終了後に、バケツリレーや土嚢(どのう)作りの訓練を実施し、帰り道は子どもたち自身で危険箇所を見つける取り組みなどを行った。

 平成26年度からは、「みんなde Bousaiまちづくり推進事業」のモデル校区に指定され、防災アドバイザーである片田教授の「災害ボケしていませんか」という言葉にますます力を入れなければと気を引き締めたという。校区の防災計画書を作るための会議には5回で延べ300人以上の住民のほか、校区の7つの学校も参加するなど、校区全体の防災意識は高まっている。他にも住民参加の活動を積極的に展開し、「防災まち歩き」では地図を見ながら志井川沿いなど校区の危険箇所を見て回り、消防職員を招いての「DIG(住民参加型災害図上訓練)」には140人以上が参加した。

 しかし、活動の基本となる町内会に加入していない住民をどうするかという課題もある。防災をきっかけに働きかけていきたいと考える大迫さんは、「町内会に加入してくださいではなく、周りの人たちを助ける側になりませんか、と伝えています」と、独特の手法で地域の絆を深めている。

 山・川・畑とさまざまな地形がある志井校区。「どこが危ないか、よく知っているのは農家の人たちです。今後は彼らの知恵も借りたい」。防災を通して生まれた絆が、災害に強いまちをつくる。私たちの力で、自分たちのまちを守っていこう。

キラリ

全国「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した団体を紹介します。

黒崎花咲かせ隊写真

黒崎花咲かせ隊【八幡西区】

 黒崎駅前ふれあい通りで、約110mの歩道部の清掃や花壇の管理などを行っている「黒崎花咲かせ隊」。北九州市道路サポーターとしての活動は9年目だが、まちづくり団体として発足してからは23年と、長く活動している。現在の会員は22人で、月1回の活動に毎回10人以上が集まる。また、メンバーは全員女性であるがまちを明るくしようと、道路清掃とともに、14年前からは熱心に花苗を育てる活動を行っており、よく手入れされた花壇は見る人の心を和ませている。

 「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰に関する問い合わせは、建設局公園管理課 TEL093・582・2464へ。

まちがいファイブ5

イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。

※画面番号による消えなどは含みません。

今回のテーマ 合馬竹林公園 応募締め切り 3月10日(火)必着

応募方法
 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口(電子申請)も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
応募先
 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)

>>ネット窓口(電子申請)での申し込みはこちら

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2月1日号の答えと当選者

応募総数784

答え
【5つの間違い】(2)(3)(5)(8)(10)
【間違いの部分】(2)赤い風船の位置 (3)丸太橋の剝がれた部分 (5)女性の帽子の形 (8)岩山にいるヤギの顔の向き (10)男性の眼鏡の有無
当選者(敬称略)
上杉博司、黒田貴子、境範子、坂川恭志、佐々木憲雄、白谷文、林昭夫、宮川健二、山本由紀子、湧川佳子

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