特集市営公共交通機関

気軽にお出かけ市営バスと市営渡船の旅特集

 本市は、市民の通勤・通学などの足として、若松区と八幡西区を中心に市営バスを運行し、若戸航路と小倉航路の2航路で、市営渡船を運航しています。今回は、この市営バスと市営渡船の魅力や、それらを利用して気軽に行ける観光スポットを紹介します。

渡船編 小倉から片道35分で行ける島旅

こくら丸の写真

気軽に楽しめる船の旅

 昭和21年から市営渡船(当時は小倉市)として運航する小倉航路。小倉港から馬島を経由して藍島まで約35分の距離を一部の期間を除き一日3往復しています。船上からは、現在建設中の北九州スタジアムや北九州港沿岸の工場群をはじめ、下関市(山口県)の彦島や六連島などの眺めを間近に楽しむことができます。また、藍島は良質な釣り場としても知られていて、夏季の週末ともなると渡船は釣り客でにぎわい、整理券が配布されるほど混雑します。

豊富な海産物

アカモクの写真

 住民のほとんどが漁業で生計を立てている藍島は、ワカメやヒジキなどの海藻類から、タイ、ウニ、アワビ、サザエといった豊富な海産物に恵まれた島です。また、馬島で収穫されるアカモクも注目されています。

藍島の観光スポット

藍島の観光スポット写真

 豊かな自然を有し、およそ1時間30分で一周することができる藍島。「猫の島」としても有名ですが、渡船乗船所の近くでは、釣りを楽しむ観光客が多くみられ、海水浴ができる砂浜もあります。島の北端には、大潮の干潮時にだけ現れる「千畳敷」があり、年に数回は約300m沖合の貝島まで歩いて渡ることもできます。また、江戸時代に中国の密貿易船を取り締まるために建てられた「藍島遠見番所旗柱台」などの史跡も点在しています。島全体が化石の宝庫でもあり、岩場のいたる所で貝などの化石を観察することができます。
 ゆったりとした離島ならではの時間が流れる中、心をリフレッシュしに出かけてみませんか。

lineイラスト

バス編 路線バスで行く若松北・南海岸への旅

市営バスの写真
▲電気バスやバイオディーゼル燃料バスなど環境に優しいバスを導入しています

安全・安心なバス

 市営バスを安心して、毎日の足として利用できるよう、今年度中にIP無線機連動のドライブレコーダーを全車に導入します。これは、携帯電話網のデータ通信機能を使用した無線システムで、緊急時には運行本部が現場の音声と画像を即時に確認できることから、防犯対策の向上につながります。
 また、雨天時や夜間運転時の安全性向上のため、来年度中に、全車両のヘッドライトをLEDライトへ切り替えます。

ラッピングバス

ラッピングバスの写真

 現在、市営バスでは車体一面に「ハローキティ」と「ギラヴァンツ北九州」のデザインを施したラッピングバスを運行しています。「ハローキティ」バスの車体と車内には、市内の観光名所や「ていたん」「わかっぱ」などの本市のキャラクターとハローキティがコラボレーションしたデザインが描かれています。街中で見つけて、幸せな気分を味わってみませんか。

若松の観光スポット

 市営バスは、気軽な市内観光にも便利です。海水浴場や釣り桟橋をはじめ、観光農園、夕日が素晴らしい北海岸等がある若松北部や、歴史的建造物が立ち並び、若松バンドと呼ばれる若松渡場周辺の若松南海岸通りなど、バス路線の沿道にはさまざまな観光スポットがあります。
 この秋は、いつもと違った、のんびりとした路線バスの旅に出かけてみませんか。

汐入の里写真

遠見ヶ鼻写真

◆遠見ヶ鼻

 北九州市の北西端で、夕陽の名所としても知られています。荒海に突き出た岬に建つ、白い灯台が印象的です。

最寄のバス停…市営バス「かんぽの宿北九州」下車徒歩3分

◆汐入の里

 地元産の新鮮な魚介類・野菜の直売を行う物産館やレストラン、結婚式等ができるコミュニティーホールなどがある施設です。

最寄のバス停…市営バス「坊ケ渕」下車徒歩1分

【この特集に関するお問い合わせ】 交通局総務経営課 TEL093・771・8401、産業経済局渡船事業所 TEL093・861・0961

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