市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

▲降車の際には、必ず声掛けを
する永塚さん

独自のサービスで笑顔と夢を乗せて走る

バス運転者　永塚章吾さん（若松区・39歳）

　「こんにちは」「いってらっしゃい」「お気をつけて」「お乗り換えのバスは○時○分の発車です」今日も乗客一人一人を気遣いながら、爽やかにアナウンスする北九州市営バス運転者の永塚章吾さん。その心の込もった対応には、多くの乗客から感謝や励ましの言葉が寄せられている。

　若松区で生まれ育ち、幼い頃からバス運転者に憧れていた永塚さん。「祖母とバスに乗って本町や二島へよく出掛けました。いつも運転席のすぐ後ろに座って運転操作を見ていました」。しかし、実際の就職先は、バスとは無縁で大型車を運転することもない日々。夢を諦めきれず20代の終わりに運転者に必要な大型第二種免許を取得、33歳にして転機が訪れる。市営バスの運転者募集を見つけ迷っていた時「人生一度きり、チャレンジしてみたら」と妻が背中を押してくれたのだ。憧れの仕事に就くことができたが、当初は業務に慣れず、失敗を数多く経験した。「坂道発進の路上教習で、誤ってバックしてしまい、パニックになったこともあります」。自信を失った時には、同期の仲間が支えになった。バス運転者の経験がない永塚さんのために「教習時間が余ったら『永塚に練習させてやってください』と言ってくれました」と、彼らの思いやりにとても感謝している。

　独自のアナウンスを始めたきっかけも、「運転技術が未熟なために走行中に揺れてお客様が転んだりしないよう、アナウンスで気を付けてほしいと思った」からだった。ところが、「親切で優しいアナウンスが良いね」と、乗客から思いもよらぬ言葉が返ってきたことに感激した永塚さんは、さらにサービスを向上させようと考えるようになった。運転技術を磨く一方で、民間のバスや鉄道などでのサービスを研究した。笑顔での送り迎えや気遣いの一言に加えて、乗客の利便性を考え、乗り継ぎ案内なども加えるように工夫。「自分のアナウンスで、乗客の皆さんが喜んでくれるのがとても励みになる。バス運転者は天職です」。最近初めて３歳の娘を自分の運転するバスに乗せ、「自慢の父となるためにも、今後も仕事を極め、市営バスを日本一のバスにしたい」と夢見ている。

イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ（5画面）です。

※画面番号による消えなどは含みません。

今回のテーマ　ます渕ダム　応募締め切り　10月11日（火）必着

応募方法

　応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口（電子申請）も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。

応募先

　広報室広報課「まちがい5」係（〒803―8501　小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236）

>>ネット窓口（電子申請）での申し込みはこちら

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9月1日号の答えと当選者

応募総数669通

●答え

【5つの間違い】（1）（3）（8）（9）（12）

【間違いの部分】（1）鳥の向き　（3）飛行機の位置　（8）木の枝の形　（9）女子学生の人数　（12）車の種類

●当選者（敬称略）

大西紘子、岡村民子、佐伯修司、清水和枝、武内良治、中原照子、樋口信彦、古田都、宮園麻矢、八木茂