好きっちゃ!北九州市民のコーナー

vol.29 ひまわり

市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

日本ウッドバーニング協会主催のコンテストで最高賞を受賞した作品写真
▲日本ウッドバーニング協会主催のコンテストで最高賞を受賞した作品

細い線を繰り返し電熱ペンで描く繊細な作業写真
▲細い線を繰り返し電熱ペンで描く繊細な作業

Kazumi写真

独学の技法で動物たちに命を吹き込む

焼き絵師  Kazumiさん(門司区)

 まるで本物の動物がそこにいるかのような、何かを語りかけてくる目に魅かれるKazumiさんのウッドバーニングの作品。ウッドバーニングとは先が万年筆のようになっている電熱ペンを用い、木肌を少しずつ繰り返し焦がし、濃淡をつけながら絵を描いていく技法のこと。想像以上の繊細さゆえ、一つの作品を完成させるのに数カ月、時には数年を要することもあるという。

 小さい頃から絵を描いていれば幸せだったという彼女がウッドバーニングに出会ったのは約20年前。色彩を用いた絵画以外の表現技法を探していたところに、友人からウッドバーニングを勧められ、すぐにのめり込んでいった。

 現在、日本ワイルドライフアート協会に所属する彼女が描くのは主に動物で、しかもオオカミやトラなど野生の大型ネコ科が多い。その理由を「彼らは人類の生活の影響で絶滅のふちに立たされています。作品を通して少し立ち止まって、彼らの現状に気付いて欲しいという思いがあります」と話す。

 それだけに、彼女の作品は動物本来の姿や動きに限りなく忠実だ。作品制作にあたっては、まず、書物やインターネットでその動物に関するさまざまな情報を収集し、動物園にも赴き写真を撮影する。「模様や毛の流れだけではなく、動きや生活環境に至るまで嘘は描きたくないと思っています。おかげでいつも資料が膨大で、準備が大変です」。そして、描き始めるのは最もこだわるという目から。「目に光を入れた時に、絵が命を持つような気がします。この一筆目で成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません」とペンに思いを込める。

 これまで数々の賞を受賞したKazumiさん。昨年、到津の森公園の企画展に取り上げられたように、今後は地元に貢献できる活動を積極的に行っていきたいという。躍動感のある作品から、動物たちの声を感じてもらいたいと、彼女は願っている。

まちがいファイブ5

イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。

※画面番号による消えなどは含みません。

今回のテーマ ミクニワールドスタジアム北九州 応募締め切り 4月7日(金)必着

応募方法
 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口(電子申請)も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
応募先
 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)

>>ネット窓口(電子申請)での申し込みはこちら

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3月1日号の答えと当選者

応募総数774

答え
【5つの間違い】(2)(6)(8)(9)(11)
【間違いの部分】(2)横断幕の「祝」の文字の有無 (6)女性の目の形 (8)男性の上着の魚の柄の大きさ (9)女性のバッグのリボンの有無 (11)緑色の上着の丈の長さ
当選者(敬称略)
中山研史、吉田良平、山下亮治、芳川久美子、山本美由紀、三谷みち子、上田かず子、中田裕二、阿部和美、飯田寛義

キラリ

インターネットでの買い物は慎重に

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消費生活センター(戸畑駅前、ウェルとばた7階) TEL093・861・0999

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