到津の森公園15周年
到津の森公園15周年
昭和7年に開園し、市民に愛された「到津遊園」。閉園後、市民26万人の署名に後押しされて「到津の森公園」がリニューアルオープンし、今年4月に15周年を迎えました。今回は到津の森公園の魅力について特集します。
到津の森公園の特徴
到津の森公園は、ゾウやキリンなど約100種、500頭羽の動物を展示する「動物ゾーン」とメリーゴーラウンドやアスレチックなどの「遊園地ゾーン」からなる緑豊かな公園で、動物サポーターや友の会の会員などによる支援が運営を支えています。また、「生態展示」という展示方法を取り入れていることも大きな特徴の一つです。
これは動物たちが本来の生息地で暮らしている環境を園内に再現することで、自然界ではどのように生きているのかを見せ、動物と自然との関係や生き物の多様性を来園者に感じてもらうものです。到津の森公園では、アフリカのサバンナをイメージして造られたエリアでキリンやシマウマなどを間近に眺めることができます。
動物たちと触れ合おう
園内にはゾウ・ヤギ・ニホンザル・アライグマにあげる餌(1個100円)が用意されており、動物が餌を食べる姿を目の前で見ることで、それぞれの特徴を観察することができます。
「ふれあい動物園」ゾーンでは、ウサギやモルモットを抱いたり、ロバに乗ったりすることができます。実際に動物と触れ合うことで、生き物の命のぬくもりを感じることができるなど、子どもたちの情操教育につながっています。
▲ロップイヤーウサギ
▲モルモット
▲ロバ
大人も楽しもう「郷土の森林」ゾーン
戦前から人が手を入れていない豊かな自然は、都会のオアシスのようです。この土地本来の木であるクスノキやヤマモモ、樹齢数百年の針葉樹などがある「郷土の森林」で四季折々の風景を楽しんでみませんか。
▲レッサーパンダ
▲春に花を咲かせ、秋に紅葉するイロハモミジ
チンパンジータワーが新しくなりました
タワーの高さは15m。綱を渡ったり、ジャンプをしたり、高い所で遊ぶチンパンジー本来の動きを見ることができます。
参加してみよう「動物サポーター」「到津の森公園友の会」「森の仲間たち」
動物サポーターや友の会の会員になることで餌代や運営を支援することができます。
市民自ら立ち上げたボランティアの「森の仲間たち」では、サルの餌を食べやすく切ったり、ウサギ小屋の清掃等を行う飼育グループや、園内のガイドを行うグループなどに分かれて活動を行っています。
森と動物たちを次世代に引き継ぐために、できることから始めてみませんか。
▲プレーリードッグ
▲アミメキリン
▲アムールトラ
「あべ弘士の地球はどうぶつでいっぱい」展覧会(5月31日(水)まで)
北海道・旭山動物園の元飼育員で「ライオンのよいいちにち」などを描いた絵本作家・あべ弘士さんの絵本原画を約50点展示しています。
▲園内の管理センター2階で開催中
【この特集に関するお問い合わせ】 建設局公園管理課 TEL093・582・2464