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すこやかハート北九州

保健福祉の情報をお伝えします

知っていますか? 発達障害のこと

一人一人の違いが「個性」として輝くように…

発達障害とは

相談しているイラスト

 発達障害は、脳機能の障害で起こると言われており、「自閉症」「アスペルガー症候群」「学習障害(LD)」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」などがあります。人によってさまざまな特徴があり、多くは2~3歳頃から目立ち始めますが、中には気付かれないまま大人になり、悩みを抱えている人もいます。早めに気付き、その人の特性に合った支援があれば、豊かな才能を育み、生き生きと暮らしていくことができます。

〈こんな辛さを抱えています〉
  • ●自分の気持ちを言葉や表情にできない。
  • ●予測できないことや急な変更が苦手で不安が強くなる。
  • ●大きな音が苦手、嫌いな音、声、臭いがある。
〈周りから見ると…〉
  • ●物や形、場所、順番などに強くこだわる。
  • ●言葉の意味が伝わらない。独り言を言う。
  • ●集中できない、じっとしていられない、考えるより先に動いてしまう。
〈個性や長所〉
  • ●話を聞くよりも、絵や文字を見て理解することが得意である。
  • ●興味のあることには、集中力が高い。
  • ●一度決めたことや、約束事はしっかり守る。

発達障害の人への対応は

  • ●その人に合わせて、絵カードや写真を使って分かりやすく説明する。
  • ●人混みやざわつき、大きな音が苦手な人には、集中できる環境を整える。
  • ●注意は優しく、手短にする。

発達障害に関する相談窓口

◆わいわい子育て相談 子どもの心と体の発達で気になることや子育ての不安等の相談に、小児科医、臨床心理士、作業療法士、保健師、保育士などが応じます。対象 未就学児と保護者。問い合わせは各区役所健康相談コーナーへ。

◆特別支援教育相談センター(小倉南区春ケ丘、TEL093・921・2230) 学習についていけない、就学に不安があるなど、特別な支援が必要な人の教育的支援の相談に応じます。

◆発達障害者支援センター「つばさ」(小倉南区春ケ丘、TEL093・922・5523) 対象 発達障害のある人やその家族、支援者。西部分所(若松区大字小敷、小池学園内)もあり。

発達障害への対応を行っている医療機関

 福岡県のホームページで発達障害への対応を行っている県内の医療機関のリストを公表しています。

〈http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/hattatsuiryoukikan.html〉

公式Facebookページ「北九州市の発達障害支援情報」

 発達障害に関する講演会、啓発イベント等の開催案内、本人や家族で構成されている団体や支援団体の紹介などの情報発信を行っています。

〈https://www.facebook.com/kitakyushu.hattatsushogai/〉

 問い合わせは保健福祉局障害者支援課 TEL093・582・2424へ。

ひまわり vol.91

市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

北九州工業高等専門学校4年 大江翼さん、河上虎太郎さん、倉満直樹さん写真

ものづくりに懸ける情熱で つかんだ日本一の栄冠

北九州工業高等専門学校4年 大江翼さん、河上虎太郎さん、倉満直樹さん(左からいずれも小倉南区・19歳)

 「僕たちが得意とする対戦型競技だったので、チャンスがあると思っていました」

 30回目を迎えた昨年の高専ロボコンの大会で、北九州工業高等専門学校のチーム「あばうたぁ~ず」が10年振り3度目の日本一に輝いた。出場した3人はチームワーク抜群の、中学校からの同級生だ。

全国大会決勝・石川高専戦写真
▲全国大会決勝・石川高専戦

 同校のロボコンチームには、現在1年生から5年生までの40人が所属している。ロボットの設計、部品作り、組み立て、作戦、操作などの全てを学生が担う。

 今大会は9×12.6mの競技場内を、1チーム2台のロボットで相手の陣地とロボットに付いた風船を割り合うものだった。

 「試合が始まるまで相手がどんなロボットか分からないし、連戦するには耐久性が必要だ」。そう考えた彼らは、シンプルな構造で耐久性を高め、ムチのようにしなる腕で風船を割るロボットを開発することにした。校内の別チームのロボットとの実戦練習を通して改良を重ね、「これなら勝てる」というロボットを完成させた。

 しかしながら地区予選で強豪・大分高専に敗れてしまう。かろうじて推薦枠で全国大会の出場権を得たが、全国大会までの1カ月間、チーム全員でさらなる改良と作戦の見直しに取り組んだ。

 全国大会で迎えた大分高専との再戦。予選とは違う一点集中攻撃型の作戦で見事な勝利を収めることができた。強敵に勝利したことでチームの一体感が増して、その後は相手を圧倒する試合運びで3連勝し、全国制覇を成し遂げた。

 3人は「支えてくれたチーム全員で勝ち取った優勝でした」と口を揃える。連覇を目指す今年の大会では、頂点をつかみ取るだけでなく、後輩たちにものづくりに懸ける情熱を、自分たちの背中から感じとってほしいと願っている。

ふぐイラスト

関門連携コーナー海峡の友

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