北九州の民話  
[神さまの恋] [與次兵衛の瀬] [足立の長者] [愛宕山の鷹狩り ]
[貫の夜這い龍] [みる鼻・きく鼻] [愛馬の仇討] [そば食上人様] [堀川かっぱ]
[華姫・六郎太物語 ] [天邪鬼といばら] [おトラばあさま] [馬ん尻を覗く話] [亀の甲岩]
 

 
天邪鬼といばら
切絵:芹田騎郎

天邪鬼といばら

 
   昔、名護屋浜の明神様が家来の天邪鬼に、牧山の権現様がいばらの増え過ぎで困っているので、いばらの種を貰い、響灘に捨ててくるように言い付けた。実はこの天邪鬼は人が山ちゃ川、前ちゃ後、と反対のことを言う横着者で頑固者、今じゃ誰からも相手にされなくなっていた。
 そこで、意地悪をして、人間どもを困らせてやろうと悪さを企んだ。天邪鬼は種を受け取り、天籟寺川に沿って一枝までばらまきながら運び、一枝につくと意地悪をして、わざといばらの種をひっくり返した。
 それからは、一枝はいばらの原っぱとなった。
 


北九州市観光課