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船舶と設備

更新日 : 2022年7月15日
ページ番号:000003185

船舶

 昭和27年に建造された『小倉丸』も、利用者の増加、島民子弟の通学等で不便を来すようになり、島民の要望と相まって、昭和40年鋼製旅客船を若松区の旭造船鉄鋼株式会社に発注、5月末に完成、6月1日に就航した。
 2代目『小倉丸』である。

 昭和49年度には、乗客貨物量(特に日常必需物資)の急増、通学を容易にし、物資積載能力の不足を補うため、大型旅客船の建造に踏み切った。昭和49年9月に東京都墨田川造船株式会社に発注、昭和50年1月10日完成・廻航、1月19日の竣工式を終え、1月20日から就航した。
 3代目である。
 この船は、近郊離島にない高速船で冷暖房完備であった。

 平成4年8月からこの船の後を継いだ『こくら丸』が運航していたが、平成29年5月に新造船を建造、島民や釣り客等を運んでいる。

設備

 昭和29年までは、小倉舟町76番地先の架設桟橋で発着していたが、旧小倉法務局がこの場所に100メートル物揚場建設工事を開始、やむなく魚市場前方岸壁から発着することとなった。
 この岸壁は干満の差が2.5mと激しく、乗降には不便と危険が伴うため、桟橋を新設することになった。
 場所は紫川河口(浅野二丁目3-47)で、待合所は市費(一部関門海峡汽船の寄附)で建設。
桟橋は関門海峡汽船が砂津で営業していたものを移設し、昭和30年8月から供用を開始した。
 この桟橋は木造で老朽化も進んでおり、浸水もひどいので昭和42年7月に撤去し、めかりに設置していた鉄筋コンクリート製のものと取り替えた。なお、この桟橋も昭和46年10月に若松で使用されていた桟橋と取替えられている。
 昭和47年8月には藍島に旅客待合所、昭和51年12月には、日明の中央卸売市場入口右岸にこくら丸専用の物揚施設を設置、朝の1便が寄港している。

 その後、小倉の桟橋設置箇所については、紫川尻左岸角にあったため、紫川上流からの土砂の蓄積があり、水深の維持に多額の経費がかかること、近い将来、この場所に高速道路が建設されることが決まったため、改築移転することが決定された。

 昭和53年11月に小倉北区の颯田建設株式会社に発注、昭和54年4月に小倉北区浅野3丁目7-50(西日本総合展示場北側)に完成した。九州郵船の対馬航路フェリーに隣接し、公園等もある北九州市の北の玄関口にふさわしいスマートな建物であった。なお、この建物には対馬(小倉から比田勝)航路の事務所も併設されていた。

 平成に入り、こくら丸の着岸場所は北九州市の港湾局が実施する砂津埋立事業に伴い、平成10年にこの場所より199号線沿いの関西汽船(小倉から松山)航路が使用していた岸壁に隣接する位置に移転することとなる。
 しかし、この年の秋、折からの強風と波浪により、これまで使用していた桟橋は沈没することとなる。気象・海洋条件に加え、桟橋の老朽化もあり、この桟橋の使用を断念し、新規の桟橋の建造にはいる。
 新規の桟橋は国土総合建設株式会社に発注され、4本の係留抗で固定された、プレストレストコンクリート製で、高齢者や障害者でも利用しやすい、バリアフリーの構造となっている。

このページの作成者

産業経済局総務政策部渡船事業所
〒804-0075 北九州市戸畑区北鳥旗町11番1号
電話:093-861-0961 FAX:093-861-0962

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