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第66回開催状況

開催日・テーマ

平成29年1月30日(月曜日) 14時~15時

「子ども食堂」について

北九州市では、仕事等で保護者の帰宅が遅くなるご家庭の子どもの孤食を防止し、幸福感や安心感を与える居場所を提供するため、モデル事業として小倉北区の日明市民センターと八幡東区の尾倉市民センターで子ども食堂を実施しています。今回は、運営に関係している皆様と意見交換を行いました。

参加グループ

子ども食堂受託団体および地域関係者(8名)

グループのプロフィール

市長と参加団体が懇談している写真 懇談の様子

北九州市から、子ども食堂運営事業を受託した「グリーンコープ」及び「もがるかプロジェクト」の代表、開催地域の代表及び学生ボランティアの代表の皆様。

  ◎日明市民センター「日明げんきもりもりハウス」毎週木曜日 17時~21時

 ◎尾倉市民センター「尾倉っ子ホーム」 毎週水曜日 17時~21時

【活動内容】

 (1) 子どもたちと共に調理し、食卓を囲みながら温かい食事を提供

 (2) 学習習慣の定着などの学習支援

 (3) 基本的な生活習慣の習得の支援や生活指導

「子ども食堂」について

参加者の主な発言

・「グリーンコープ」は毎週木曜日に子ども食堂「日明げんきもりもりハウス」を、「もがるかプロジェクト」は毎週水曜日に子ども食堂「尾倉っ子ホーム」を実施している。

・尾倉っ子ホームの運営にあたり、私たちは、食堂というより、もっと広い意味で、地域でもう一つの家族を作りたいと思っている。私は、長年、北九州市の里親として子どもたちの養育や、大人になって社会からはじかれた人たちの自立支援に取組んできたが、頑張った割にはあまり成果が上がらなかった。その後、フードバンク(食糧支援団体)を立ち上げたが、食べ物の支援だけでは負の連鎖を断ち切ることができないと思った。負の連鎖を断ち切るため、子どもたちを、立派な社会人として成長させるところまで是非ともサポートしたい。子どもたちのために、このモデル事業を必ず成功させたい。モデルとして形ができるまで継続してほしい。

私は、お年寄りからお父さんお母さん、学生に至るまで、地域の人たちがお互いに挨拶できるような環境ができれば、それがそのまま見守り力だったり防災力だったり、コミュニティの力になると思う。

子ども食堂は、多世代が継続的に交流できうる場所でもあると思うので、地域力向上につながる食堂だ、と考えれば、「うちは子どもがいない、孫がいないから関係ない」とか「よその子どもだから関係ない」などでなく、「私たちにも関係があるね」と思ってもらえると感じた。

スタート時には資金が必要であり、子ども食堂スタート時点及び軌道に乗るまで数年間、補助金等をいただければ助かる。フードバンクはあるが、肉や魚は少ないため、子どもたちにはもう少し肉や魚も食べさせたいと思っている。また、しっかりとしたネットワークを作るべきだ。行政も入って、企業スポンサーもついてもらって、このまちの子どもたちはこのまち全体で育てているのだと思えるようなネットワークが必要だ。

・尾倉っ子ホームには、色々な環境の子どもたちがやってくる。人とのコミュニケーション、人づきあいが分かっていないなど、手のかかる子どももいるが、関われる年齢のうちだけでも関わってその子の居場所となりたい。

そういう子に関わる際には特に信頼関係がないと、関われない。1~2回会っただけではどう言えばよいか分からない雰囲気がある。そういう子どもたちにもっと関われるような居場所づくり・人づくりをしていきたい。

運営に際して、ボランティアは楽しくないと集まらない。和気あいあいとやって、毎回来てくれるよう楽しい運営を心がけている。

人が寂しいなと、ふらふらと外へ出て行くのは、そこに居場所がないからで、どこか自分を受け入れてくれる場所、温かい思いができれば、そこに居たいと思う。

また、フードバンク等から広く食材を提供してもらえれば、色んな人が気軽に始められるのではと思う。

・私たちグリーンコープでは、こどもの居場所づくりをやりたい思いがあり、1年ほど前から、「地域に関わっているスクールソーシャルワーカー」、「地域コミュニティのことを日頃からよく知っている社会福祉協議会」、「食材が得意なグリーンコープ」の3者で協働してプロジェクトを立ち上げた。そのプロジェクトの名前が「げんきもりもり」というもので、子どもたちに美味しいご飯を食べてもらって、元気もりもりに育ってもらいたい気持ちをこめてつけた。この受託のお話をいただいた時に、地域の名前とこのプロジェクトの名前を使い「日明げんきもりもりハウス」と命名した。行政が子ども食堂に取り組むため事業者を募集するという記事を見て、珍しいと思い興味を感じて事業説明会に応募した。子どもも大人も、人と人との関わりあいを通して育つんだなと思う。核家族化が進み、地域のつながりが薄れた今の世の中、貧困対策というより、人と人のつながりが出来る場として、子ども食堂が必要な時なのかなと思う。そういう中で、大人も子どもも育っていけば、地域の再生につながるかもしれないと思う。

北九州市の説明会の時に、子ども食堂について、「北九州市は皆さんと一緒に汗をかきます」と言われた。実際、一緒に北九州市がやっているということで寄付が集まるし、学生ボランティアも関わってくれる、地域の方も関わってくれる。市の関わりなしではできなかったと思っている。お互いにいい関係で子ども食堂を続けていけたらと思っている。

・また、私たちは、5年前から、毎月1回、高齢者を対象に昼食会を行ってきた。その経緯があり、子ども食堂に取り組み始めた。最初は美味しい食事を毎週1回子どもたちに提供すれば良いと、簡単に考えていたが、食事は子ども食堂のメインだが、全部ではなく、その他に色々なことがあるとやってみて気付いた。子どもたちの行動が予想できない。学童の先生や市民センターから、色々指導を受けたり、頭の痛いことも聞く。やんちゃな子どもが多く、大人が注意しても聞いてくれず、子どもたちに振り回されることも多い。団体生活、社会のルールを学ばせたいので頑張っているが、容易にはいかない。根気よく続けるしかないと思っている。

子ども食堂は、子育てと一緒で、楽しいこともあるが悩むこともある。愛情を持って一人ひとりと正面から向き合って、子どもの成長の役に立ちたい。お迎えのお母さんから、「子どもが、『食事が美味しかった』と言っていた」と聞くと、とても嬉しい。

私たちは平均年齢70歳だが、高齢になっても、生きがい、社会の役に立ちたい気持ちがある。高齢者の活躍の場所としてもよいと思う。

・尾倉まちづくり協議会では、昨年6月に子ども家庭局から、「尾倉市民センターで子ども食堂をやりたい」と提案を受けた。地域の人がどう反応するか不安だったが、市の説明を聞き、まちづくり協議会全体として、これならやっていけそうだ、協力してやっていこうということに決まり、9月末に始まった。

実際スタートしてみて、まち協の役員に感想を聞くと、意外と冷静に見ている。子ども食堂を行政がすることについて、特別な反対意見もなく、積極的にからみたいという意見もなく、どちらかというと静観している。一番心配したのは、毎週水曜1回だが、市民センターの利用者に支障が出るかと思ったが、計画的な部屋の利用法を考えながらやっており、センター、地域の人が子ども食堂の事業に不満を持っているという話は、私の耳には入ってきておらず、むしろ私としては、もっと食堂に関心を持ってもらいたいくらいだ。

地域の方に、ボランティアで参加していただき、孫のような子どもたちと一緒に、高齢者が、食事をつくったり、楽しんだり、交流の場を持ってもらいたい。そのため、子ども食堂の活動状況を地域にお知らせした。

一番感心したのは、宿題を見てもらっている時、子どもたちは、熱心に学生に聞きながら勉強している。ああいうのを見ると素晴らしいなと思う。週1回ではあるが、お兄さんお姉さんと勉強しているのは素晴らしい。これは是非続けてほしいと思った。

地域は高齢化が進んでいて、一人暮らしの高齢者もおられる。例えば、子どもが碁を習いたいと思っても教えてくれる人がいない。老人会には碁が上手い方も多いので、食事や宿題の後の自由時間に、高齢者と子どもたちが接する場をつくり、子どもの趣味を広げていく手助けを地域の人ができれば、地域と子どもたちのつながりができていくのかなと思う。今すぐ地域の方に来て下さいということは難しいが、少しずつ情報を流して、参加へのきっかけができればいいと思う。

・日明校区まちづくり協議会では、子どもが日明で育ったことを誇りに思えるようなまちづくりをしている。子ども食堂についても、日明の人は、誇りを持って関わっている。

・私は大学を卒業した後は、将来、青少年に関わる仕事をしたいと思っている。今まで小学生と関わるボランティアの経験がなかったが、子ども食堂のボランティアの募集が大学を通じてあり、これだと思った。子どもたちから教えられることも多く、参加して良かった。ただ、言うことを聞いてくれなかったり、激しい子もいるため、接し方について研修会を開いてもらえたらと思う。

子ども食堂に行ったら、自分の家にお金がないことがばれちゃう、そういう意識が子どもにもあり、行きにくいんじゃないかと思う。それを減らさないとこの活動が広がらない。学校で、もっと普通に、もっと気軽に行ってみない?と軽い感じで言える環境ができれば、支援が必要な子どもたちが、もっと気軽に来れるようになるのではと思う。

・私が学生ボランティアとして子ども食堂の活動を通して思ったのは、周囲の環境の大切さだ。その子の家庭環境、親との関係や、家の環境が子どもにとても反映されていると思った。子ども食堂をすることで、親の負担を減らす、子どもが楽しめる環境づくりをしていきたいと思うし、ボランティアとしてお手伝いするのは楽しい。

市長の主な発言

・子ども食堂の開設の準備から、今日に至るまで、ご苦労が多かったと改めて感じた。子ども食堂の実施にあたり、受託団体、地域の皆様や、ボランティアの皆様には、特別なご配慮をいただき、この場を借りて御礼申し上げる。

・子ども食堂支援の輪は少しずつ全国的に広がりつつあると認識しているが、単に皆と一緒に食事をするだけでなく、話相手になったり一緒に遊んであげたり、他にも勉強のアドバイスなど、様々なことが考えられるが、そうした点でも色々な課題があると改めて感じている。

・ボランティアの方、地域の方の活躍の一端を聞かせていただいて、大変大きな役割を果たしてくださっており、地域のバックアップがやはり大事だと感じた。

・メディア、議会、色々なところで子ども食堂が語られる時、子どもの貧困対策、貧困の連鎖ということと関連して語られることが結構あったように思うが、子どもからするとばれると嫌だなという意識を持っているのではないかというご意見は、確かにそういう面もあるのではと、極めて大事なご指摘と思う。したがって、一人で食べてないで皆で楽しく一緒に食べようよという雰囲気を子ども食堂のイメージにどう織り込んでいくかが、課題と考える。

・子ども食堂が、コミュニティ、地域が力をつけるチャンスでもあるとのご指摘は響くものを感じた。地域に、友好的な居場所があり、つながりがあることが望ましいと思う。

・本市としては、今年度実施した内容を皆さん方と検証しながら、より良い「子ども食堂」の運営についてモデルケースの構築をしていきたいと考えている。

・民間で頑張って子ども食堂を運営されている方もいらっしゃり、色々な悩みを抱えていると聞いている。ネットワークができれば、励ましあい、情報交換ができ、市民全体に向けたPRにもなる。そして、もっと多くの自治会、社協、ボランティア、民間企業がこの事業に関わりやすくなり、敷居が下がり、いい雰囲気になっていくのではと感じているので、ネットワークづくりは行政の課題と考え、一緒に汗をかいていきたいと思っている。

このページの作成者

市民文化スポーツ局市民総務部広聴課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
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