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第67回開催状況

開催日・テーマ

平成29年7月10日(月曜日)14時~15時 

「青年農家後継者が語る、若松農業の未来について」

若松野菜産地の継続性や農業生産基盤の整備などについて、意見交換を行いました。

参加グループ

JA北九若松そさい部会キャベツ班役員

グループのプロフィール

市長と参加団体が懇談している写真 懇談の様子

 昭和41年に若松区の野菜専門農家が農業生産力の向上と、農業経済の発展を目的に組織され、現在は115戸の農家が所属している。若松野菜の消費拡大、新たな販路拡大に向け、マスコミ取材対応や試食宣伝会など様々な取り組みを行っている。

「青年農家後継者が語る、若松農業の未来について」

参加者の主な発言

・現在、キャベツ班の班員数は35名で約90ヘクタールの作付けを行っており、生産量は4,000トンで福岡県内一の出荷量である。規模拡大を繰り返し平成元年にピークを迎え約6,000トンの出荷量を記録した。

平成に入り、価格の低迷が続き生産量が減ったことから、「このままでは離農者が出てしまう」という思いから、若手の有志が集まり、平成21年に「キャベツ班販売役員会」を設立した。

平成22年度より広島風お好み焼き用として広島市場への販売をスタートするなど、加工・業務用の契約栽培を開始。24年度から関東方面へ、25年度からは沖縄へと販路を広げている。最近では、わずかだが台湾への輸出も実施している。

ブランド化にも積極的に取り組み、平成25年には「若松潮風キャベツ」の商標登録を行った。ブランド名も生産者自ら命名し、マスコミの取材対応や試食販売会、収穫体験等も行っている。

将来の需要を考え、農産物の国際基準であるグローバルGAPにも昨年度より取り組み、4名の生産者が認証された。販路拡大やブランド化により売れる環境は整ってきたが、生産環境においては農地や施設の老朽化が進むなど課題もある。後継者にしっかり生産基盤を残してバトンタッチできるかが気がかりである。

・商標登録されたことで、取り引きをしたいという方が増えた。農業は天候に左右されるが、時期にあった品種の試験を何度も行い、若松に合った品種を見つけながら、キャベツの安定供給に努めている。

現状の課題は、人手と優良農地の不足である。特に平坦で水はけの良い優良な農地に関しては、数年前にアンケートを実施したところ、20ヘクタールの農地が足りないという結果であった。

ブランド化が進み、安定供給できる強みもあるが、絶対量も増やさないといけない。耕作放棄地では日照や排水が悪く収量が上がらないし、良い野菜はできない。整備されたところで効率の良い仕事をして、全体量を増やしていきたい。

・学校給食用の野菜生産にも取り組み、小学生と収穫体験を行っている。収穫体験後は、小学校へ行き一緒に給食を食べる。食べる前にどのように野菜を作っているか説明するが、みんな真剣に話を聴いてくれる。食に興味を持ってほしいので、このような機会をもっと増やしてほしい。

学校給食用の野菜は、「この大きさしか受け入れない」など納入規格や条件が厳しい。大きいものや小さいものができるのは当然なので、生産者としては規格外も上手に利用してもらえると嬉しい。

・スイカやブルーベリーを混ぜ込んだソフトクリームを販売するなど6次産業化に取り組んでいる。SNSの時代なので、ブログ等により発信しており、それを見た人が遠くから来てくれる。子どもからお年寄りまで幅広い年齢の方に食べてもらえるよう頑張っていきたい。

・かん水施設の老朽化により漏水や断水が起きるなど作業効率が悪くなっている。露地野菜の作付けにどう影響するか心配している。現在は、その都度、地元で修繕等を行っているが支援をお願いしたい。

・「若松潮風キャベツ」は若松地域のイメージ戦略の一つであって、その延長線上に糸島のようなイメージがある。どこか行こうというときに、「海や山などの自然があり、美味しい食べ物がある若松にドライブしようか」みたいなイメージ戦略ができないかと考えている。

また、北九州市は工業が中心で、野菜のイメージがないと思っている方が多いので、農業地帯があることを発信し、全体的に盛り上げていきたい。

市長の主な発言

・「若松潮風キャベツ」は都市型農業の成功モデルで、評価が高い。こんなに強く勝ち残っているのは味が良いのはもちろん、皆様のコミュニケーションが良いということだと思う。見事なブランドになったので、みんなが後に続かなければならない。

・優良農地については、有毛浜田地区の基盤整備事業を本年度から進めることとしている。これだけ意欲のある経営者が揃っているので、地権者等の合意が整い、基盤整備が実現することを期待している。

・小学校の授業で、生産農家の方に話をしてもらえるのは良い趣向であり、今後も続けてほしい。学校給食では、納入規格の問題や夏休みの関係上、貯蔵施設等に課題があることは承知している。

流通は規格外の野菜を市場から隔離することで、見た目の良いものだけを並べるが、消費者に必要以上に高く売る事になっているのではないか。納入規格については、関係者との話し合いが上手くいけばお互いにメリットが出るはずなので、より良い落とし所を見つけていただきたい。

「若松潮風キャベツ」を給食に取り入れられないかと考えたときに、ロールキャベツがレシピとして浮かんだ。教育委員会としては、O157など野菜や果樹は神経を使うということだが、ロールキャベツであれば冷凍や冷蔵でも販売しており、鍋に入れるだけで食べられる。

・6次産業には雇用が生まれるという魅力がある。そのためのPRやお世話をするチームが市役所にあるので、ぜひ利用していただきたい。

・施設の老朽化の話があったが、特にため池については今年度調査を行い、用水路についても計画的な維持管理を行う予定である。

・国との間で、響灘洋上風力発電の拠点化に関する合意ができており、これは日本で最初のビッグプロジェクトになる。これが4年か5年後にスタートするが、間違いなく日本中から若松に観光客が訪れる。若松には自然再生エネルギー、海の幸山の幸がたくさんある。

若松では、祭りやギネス記録に挑戦するイベント等もあり、北九州市は人が楽しく集まる場所に恵まれている。そういう場を利用し、主催者側にどのような仕掛けを行うか考えていかないといけない。

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市民文化スポーツ局市民総務部広聴課
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