発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)に加えて、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。
感染しても軽症で治る例も多いのですが、季節性インフルエンザと比べ、重症化するリスクが高いと考えられています。
特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい傾向があり、死亡に至ることもあります。
新型コロナウイルスは、主に飛沫感染と接触感染により感染します。また換気の悪いところでは、空気中をただよう細かい飛沫(マイクロ飛沫)による感染の可能性もあり、閉鎖した空間・近距離での多人数の会話やカラオケ等には注意が必要です。
- 飛沫感染・・・感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
- 接触感染・・・感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れると感染者のウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
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- 変異株・・・一般的にウイルスは流行していく中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイルスも約2週間で一か所程度の速度で変異していると考えられています。感染の広がりやすさ(伝播性)や、引き起こされる病気の重さ(病毒性)が変わることもあれば、ワクチンや薬が効きにくくなる(免疫逃避や耐性獲得)こともあります。変異株であっても、3密や特にリスクの高い5つの場面の回避、適切なマスクの着用、手洗いの徹底など、基本的な感染防止対策が重要です。感染防止対策へのご協力をお願いいたします。
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新型コロナウイルス感染症の後遺症について
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については、治療や療養が終わっても一部の症状が長引く(遷延する)方や、新たに出現する方がいることが分かってきています。
後遺症についての詳細や、後遺症に関するご相談については、「新型コロナウイルス感染症の後遺症について」をご確認ください。