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平成23年度 環境の現況

市内の大気、水質、騒音、振動等の環境の現況を測定し、その結果をまとめています。

大気

一般環境大気測定局(14測定局) ・・・参考資料2、3ページ

  • 二酸化いおう、二酸化窒素及び一酸化炭素は、前年度同様、全ての測定局で環境基準に適合していた。
  • 浮遊粒子状物質は、全ての測定局で環境基準に不適合であった。しかし、過去20~30年で捉えると減少傾向を示しており、近年では全ての測定局で適合している年度もある。これは、気象条件の変化に応じ黄砂の飛来量が増減することによるものである。
    (浮遊粒子状物質の環境基準評価では、環境基準を超える日が2日以上連続した場合、環境基準に不適合となる。今回は、全ての測定局が5月2~3日(一部は5月1~3日)で、連続して超えたため不適合となったもの。)
  • 光化学オキシダントは、全ての観測局で環境基準に適合しなかった。しかし、注意報レベル(0.12ppm)まで達したこともなく、市民が屋外で活動する昼間(5~20時)の環境基準適合率は、昨年並みであった。
    (光化学オキシダントが昼間に0.06ppm以下であった時間の割合は、90.5%(江川観測局)から97.0%(門司観測局)の範囲であった。)
  • 微小粒子状物質(PM2.5)は、平成23年度から測定を開始した新たな項目で、北九州観測局で実施した。結果は、環境基準に不適合であった。
    (平成22年度の測定結果では、環境基準に適合した測定局は全国46局中12局であり、大阪以西の19局は全て不適合であった(平成24年2月環境省発表より)。)

自動車排出ガス測定局(5測定局) ・・・参考資料2、3ページ

  • 二酸化窒素及び一酸化炭素は、全ての測定局で環境基準に適合していた。
  • 浮遊粒子状物質は、全ての測定局で黄砂の影響により環境基準に不適合となった。

有害大気汚染物質(4測定局) ・・・参考資料2ページ

  • ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタンは、全ての測定局で環境基準に適合していた。

アスベスト(5測定局) ・・・参考資料3ページ

  • 5測定局でのアスベストの年間平均値は、1リットル中に0.06本であった。このうち、平成2年度から継続して測定を実施している1測定局(北九州観測局)の年間平均値は、1リットル中に0.06本であり、前年度と同レベルの数値であった。

降下ばいじん(11測定局) ・・・参考資料4ページ

  • 11測定局での降下ばいじんの全市平均値は、3.6トン/km2/月であり、測定局別の測定範囲は2.8から4.7トン/km2/月であった。全市平均値の経年変化は、昭和40年代と比較すると大幅に低い数値となっており、近年では5トン/km2/月前後で推移している。

水質

河川 ・・・参考資料5、7、8ページ

  • 河川は、健康項目※1について、ふっ素及びほう素を除き27環境基準点で環境基準に適合していた。ふっ素は3環境基準点、ほう素は7環境基準点で環境基準を超過したが、これらの地点は感潮域※2で、海水中に含まれるふっ素、ほう素の影響によるものである。また、生活環境項目※3のうち、代表的水質指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)ついては、全ての環境基準点で環境基準に適合していた。
    ※1 健康項目:人の健康の保護に関するもので、カドミウム、シアン、鉛、六価クロム、ヒ素等27項目が定められている。
    ※2 感潮域:河川の下流において、潮の干満の影響を受ける区域
    ※3 生活環境項目:生活環境の保全に関するもので、有機物汚染の指標(BOD、COD)や富栄養化の指標(全窒素、全りん)等の項目が定められている。

湖沼 ・・・参考資料6、7ページ

  • 湖沼(ます渕貯水池)は、健康項目について、環境基準に適合していた。また、生活環境項目のうち、代表的水質指標であるCOD(化学的酸素要求量)及び富栄養化の指標である全りんについては、適合していた。

海域 ・・・参考資料6、7、9、10ページ

  • 海域は、健康項目について、7環境基準点全てで環境基準に適合していた。また、生活環境項目のうち、代表的な水質指標であるCOD(化学的酸素要求量)については、周防灘(S-1)を除く全ての環境基準点で環境基準に適合していた。富栄養化の指標である全窒素及び全りんについては、環境基準に適合していた。【周防灘(S-1)2.1mg/L 環境基準値2mg/L】
    (周防灘の水質については、この海域が閉鎖性水域である瀬戸内海の一部であり、植物プランクトンの増殖や底泥の巻き上げがCODの増加の一因であり、ここ10年来一定の範囲内の変動で推移している。)

地下水 ・・・参考資料11ページ

  • 市内全域を約300地区に分け、各地区1カ所の井戸について調査を行う概況調査を20井戸で、概況調査により新たに汚染が見つかった井戸の周辺で汚染範囲を確認するために調査を行う汚染井戸周辺調査を7井戸で実施した。その結果、汚染井戸周辺調査で1井戸(非飲用井戸)が環境基準に不適合であった。また、過去に汚染が確認された井戸については、毎年、継続監視調査を実施しており、平成23年度は22井戸を調査した結果、19井戸が環境基準に不適合であった。
    (不適合であった項目は、主にテトラクロロエチレンであった。この物質は、かつてはドライクリーニングの溶剤や金属の洗浄などに使われてきた有機塩素系溶剤であるが、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」による追加規制のため、現在ではドライクリーニングではほとんど使われておらず、過去に使用されたものによる汚染であると考えられる。なお、環境基準を超過した井戸については結果を通知するとともに、飲用しないように指導している。)

騒音・振動

自動車騒音 ・・・参考資料12、13、15、16ページ

  • 市内幹線道路43区間で自動車騒音を評価した結果、昼間(6時~22時)の環境基準適合率は98.1%、夜間(22時~6時)の環境基準適合率は97.3%であった。また、昼夜とも環境基準に適合したのは96.6%であった。
    (ほとんどの評価区間で環境基準に適合していた。これまで、若松区及び八幡西区の国道199号線等において低騒音型舗装の導入による対策が行われている。なお、道路管理者に測定結果を通知するとともに、道路環境の改善など、環境基準達成に向けた協力をお願いしている。)

新幹線騒音・振動 ・・・参考資料13、17ページ

  • 騒音は、新幹線沿線の5地区19地点で測定し、10地点で環境基準に適合していた。また、振動は、測定した5地区10地点全てで、緊急に対策を必要とするレベルを定めた指針値に適合していた。
    (JR西日本が防音壁の設置や車両の改善を行っていることから、近年苦情はほとんどないが、今後ともJR西日本に騒音の低減対策を求めていきたい。)
    ※環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について(S51、環境庁長官勧告)

航空機騒音 ・・・参考資料14、18ページ

  • 八幡西区及び若松区12地点の測定地点のうち、平成23年度は7地点で測定した結果、全ての地点とも環境基準に適合していた。なお、残り5地点は前年度に測定を行っており全ての地点で適合していた。
    (環境基準に適合している地域であっても航空機騒音に関する苦情が寄せられている。航空機騒音対策を進めるために、防衛省へ住宅防音工事助成の指定区域等の拡大、並びに環境省へ航空機騒音に係る環境基準の見直しを要望している。)

ダイオキシン類

  • 大気、公共用水域(河川・海域・湖沼)、地下水、土壌の調査を行った結果、全ての測定地点で環境基準に適合していた。

まとめ

  • 環境基準に適合している項目については、発生源に対する監視・指導や自動車公害対策の推進、環境アセスメントの適正な審査などにより、その良好な環境を維持していくとともに、環境基準不適合のものについては原因究明に努め、必要に応じて対策を講ずること等を通じ、市民の快適な生活環境づくりに取り組んでまいりたい。

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環境局環境監視部環境監視課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2290 FAX:093-582-2196

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