ページトップ
印刷用ページ(新規ウィンドウで表示します)
現在位置:トップページ > 市政情報 > 市長の部屋 > 市長記者会見 > 平成30年度市長定例会見 > 平成30年11月14日市長記者会見
【発表案件】
・子ども図書館の開館について
ページ本文

平成30年11月14日市長記者会見
【発表案件】
・子ども図書館の開館について

発表項目

(1)子ども図書館の開館について(PDF:639KB)

月日:2018年11月14日
場所:北九州市役所
出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
それでは、最初に1件、発表をさせていただきます。
お手もとの資料をご参考いただきたいと思います。市民待望の子ども向け専門図書館であります「子ども図書館」が、平成30年12月22日にオープンの運びとなりました。特徴でありますが、「子ども図書館」は、学校図書館支援センターの機能を持ち、地区図書館と連携をして、読み聞かせボランティアの派遣などによって、学校図書館や子育て関連施設などを支援するものです。このことによって、市全体で子どもの読書活動を推進してまいります。また、数多くの世界の絵本や地図を展示しまして、子どもたちにグローバルな視点を育成するコーナーや、本市ゆかりの児童文学者、作家の業績について学ぶことのできる「私たちのまちの児童文学コーナー」を整備したところです。この「私たちのまちの児童文学コーナー」は、多くの子どもたちや市民の皆さんに親しまれるように、見せ方を工夫いたしました。まず、制作はこれからになるのですが、このコーナーの壁画に、本市在住の画家、イラストレーターの黒田征太郎さんに絵を描いていただいて、明るく楽しいものにする予定であります。次に、大きな絵本の造作物を設置し、ゆかりの文学者、作家の作品を背景に写真が撮影できるように整備いたしました、新たな写真撮影スポットになることを期待しております。また、本市の図書館では初めてとなりますが、読書の記録をする「読書通帳」を導入します。子どもが楽しく自主的に読書できる環境を整えたところです。開館記念事業では、「給食番長」で有名な絵本作家のよしながこうたくさんによる講演会や、木屋瀬中学校3年生、谷昂登さんによるピアノの演奏、及び北九州市少年少女合唱団による合唱を開催いたします。多くの方にご来館をいただきたいと思います。「子ども図書館」は、平成27年度に常任委員会提出議案として上程されまして、全会派賛成で施行された「北九州市子ども読書活動推進条例」に基づいて設置されるものであります。整備にあたりましては、市内の子どもたちからさまざまなご意見をいただいて、今回、完成に至っております。子どもたちに末永く愛される施設となることを期待しております。以上であります、それではご質問を承ります。

記者
この「子ども図書館」の関係については、所管課に詳しく聞けば分かると思いますので、幹事社からは特にありません。何か質問ある社、ございましたら。

記者
この新しくオープンする「子ども図書館」ですけども、例えば、全国初とか北九州初とか、何かそういうようなものってあるのでしょうか。

市長
全国初、これは、どういうものになるかというのは、担当者からでよろしいでしょうか。

担当者
全国初というものは今のところ、ちょっと考えておりません。

記者
県内初とか九州初とか、そういう何か、他にはない機能として誇れるものっていうのは。

担当者
まず、先ほど市長のほうから説明がありました「読書通帳」ですが、これは「政令市初に近い」と言ったら失礼ですが、大変、このとおりの制度ではございませんが、似たものが1箇所ありますが、この形の読書通帳としては政令市で初めて導入いたします。それから、先ほどこれも併せて申しました「世界の絵本と地図のコーナー」ですが、ここにあります世界の絵本の国数、それから言語数は、もう日本でも有数のものだと思っております。第1位では残念ながらありませんが、有数のものと言っていいと思います。

記者
ありがとうございます。

記者
この件、他ございますでしょうか。じゃあ、無いようですので、ちょっと次に移らせていただきます。幹事社からは、大きくは2点、聞かせていただきます。
まず、時系列に出てきたものを順に聞かせていただこうと思っていまして、最初にちょっと、先日の自民党市議団の団会議で出た暴力団の関係についてちょっと、10分ちょっと事実関係について精査させてください。まず、私が手元に持っているこの写真ですが、暴力団に一時在籍していたとされる方と、こちらに写っているのが市長とされていますが、この写真ですが、市長は記憶にございますでしょうか。

市長
その写真の件についてはですね、初めて、こうやって質問が出るわけでありますが、いろいろと各社とも取材をされて、例えばそこに写っていらっしゃる方に事情を聞くとか、いろいろされていると思います。その写真に関する記憶といたしましては、4年前の市長選の前にですね、リークされたように記憶をしております。そして、それを見たメディアであるとか、その関係者は「問題なし」ということで、それは没になった案件だと、このように理解をしておりました。今回、また市長選を前にして、このような怪文書の形で出回ることを大変遺憾に思っております。これは市長としての、いつの時期のことであるかについては私の事務所、そしてまた副市長、秘書室長のほうから、写真の写っている人物などからですね、確認作業をこれまで行っております。それで、まず7年前のことというように書いてあるようですが、それは10年前のことと確認をいたしております。そして、「暴力団関係者」というように書いてありますけれども、ここに写っている人に確認をしておりますけれども、一般人であったというふうに聞いております。ということで、これまで暴力追放運動の先頭に立って、全力で頑張ってきましただけに、このような形の怪文書が出回ることは大変残念に思っておりまして、今後、警察、そして弁護士と相談の上、名誉棄損などで訴えることも検討をしたいと思います。

記者
確認ですが、10年前の何月何日かは分かりますでしょうか。

市長
6月のことであります。

記者
日付までは分かりませんか。

市長
それは今、急に聞かれましてもあれですので、取材をしていただきたいと思います。

記者
確認されたのはこの方という理解でよろしいですか。

市長
そのように聞いております。

記者
場所については、どこかというのは記憶にございますでしょうか。

市長
かなり大きなカウンターや、1階や2階のあるような居酒屋であったと記憶をしております。3、40人ぐらい、異業種交流の若手経営者をはじめとする世代の方々の勉強会に呼ばれて行った時のことだと、このように、明確ではありませんけれども、記憶としてはそのように思い出しております。

記者
それは市内なのか、市外なのか。

市長
市内です。

記者
市内、何区になりますでしょうか。

市長
小倉北区です。

記者
小倉北区、小倉北区の居酒屋のようなところで、この異業種交流会については、案内状か招待状を受け取って行かれたという理解でよろしいのでしょうか。

市長
案内状があったかどうかは定かではありません、10年前のことであります。ただ、若手経営者をはじめとして、この市の将来について真面目に勉強したいというグループがあるので、ぜひ講師として来てほしいと、こういう要請でありました。

記者
この招待を受けた方は、片山団長のお話だと、「市長の有力なメンバーだ」というようなおっしゃりようをされていたかと記憶していますけども、どなたに招待されたかというのは覚えていらっしゃるのでしょうか。

市長
その団長がどのようにおっしゃったか、私は承知しておりませんが、たくさんの応援団のグループがありました。いわゆるその後援会として統一して、組織立って行動するという、そういう形を私は取っておりませんので、それぞれのグループの皆さん方の連合体のような形でご支援をいただいているわけであります。会の、当時主催していた方はその後、体調を崩されまして、今はボランティア団体の事務局をされているということでありますが、当時は私の事務所のほうからも、いわゆる政務で活動をする時には、参加者について間違いはないかどうかということは、いつも問い合わせをしていたと思います。従いまして、その勉強会を主催している方は、いわゆる反社会的ないろんな問題というもので、こちらのほうに迷惑をかけないように認識はしていたものと推測をいたします。

記者
この呼ばれた方々という、グループとおっしゃいましたけども、どのような業種の方の集まりだったのかというのは記憶にございますでしょうか。

市長
記憶は定かではありませんが、世の中にはさまざまな仕事があると。そこには、大企業のサラリーマンのような方というよりは、中小地場企業で頑張っていらっしゃる方、そういう若い世代の経営者、あるいはそれに準ずる立場で頑張っている人たちが、真剣に勉強会をしていたと記憶をしています。

記者
その各テーブルに2、3分ずつ回ったように、昨日の井上議長のほうには答えていらっしゃったかと思うのですけども、どのくらい滞在されて、何箇所ぐらい回られたかは覚えていらっしゃいますでしょうか。

市長
勉強会が終わってですね、小一時間ぐらい、お腹も空いている時間帯ですので、会食をするということをしていたと思います。それで、かなり多くの関係者が集まっておりますので、ずっと滞在をして、ゆっくりお話をするということができません。しかし、せっかく出てきていただいている方ですから、ずっと短い時間ではありますけれども、いろいろと回って、ご挨拶をして、何か向こうから関心事項があればお話をして、時間をその間、使ったと思います。

記者
この写真のテーブルについては、特にそこに呼ばれて行かれた際には、違和感のようなものは感じられませんでしたでしょうか。

市長
違和感があれば、こちらも注意はすると思います。

記者
このメンバーがどういうメンバーだったかというのは、その時、何か紹介を受けた記憶はございますでしょうか。

市長
先ほど申し上げましたように、若手経営者をはじめとして、比較的若い世代の市民が集まって、「これからの市の将来などについて真剣に勉強をしていきたいと思うので、講師として来てほしい、さまざまな業種の方がいる」と、いわゆる異業種交流の任意のサークルだろうなと、このように思っておりました。

記者
着座されたのは、もう「そこにお座りになってください」と言われて、優遇されて座られたわけですか。

市長
ほとんど面識がないものですから、ずっと回る時に1人で回りましても、なかなかよく分からない面もありますので、場合によっては「市長が来ましたよ」ということで、いろいろとご紹介をしながら、ずっと回っていくという形ではなかったかなと思います。

記者
通常、異業種交流会の場合は名刺交換をしますけども、その際、名刺のやり取りというのはあって、保管とかはされているのでしょうか。

市長
名刺の交換をしたという記憶は残っておりません。10年前のことでありますし、仮に向こうが「ぜひ名刺をください」ということになれば、それをお渡しすることもありますが、10年前のものを今きちんと保管しているということではないだろうと思います。それは突然のお尋ねでございますので、事務所に確認はしておりませんけれども、10年前のさまざまな対応についてきちんと、もし名刺を入手していた場合に保管をするというのは、していなかったかもしれません。ただ、その会を主催して、案内をしてくださる方には、やはり「メンバーについては、よく注意をしてくださいね」ということは申し上げておりましたし、「もちろん大丈夫ですよ」と、こういうことで、その会議に出席したと思います。

記者
着座していた時間はどのくらいだったか、井上議長への説明では「2、3分」ということでしたが、2、3分ということでよろしいでしょうか。

市長
全体の数は定かではありませんが、あの広い場所に様々なテーブルがいっぱい並びまして、カウンターあり、ひょっとしたら椅子もあり、座れるところもあったかもしれません。その辺は、記憶は定かではありませんが、それでいきますと、5分ずつ仮に回りますと2、3時間かかってしまいますので、全体を、ずっと挨拶をしながら回るということになれば大体、イメージとしては2、3分ぐらいということになるだろうと思います。

記者
この写真、市長の前のこのテーブル、机上にはビールがもう、ほぼこれ飲み干されている感じがあって、もう1つコップも袖口に見えるのですけども、これは市長がお飲みになったというわけではないのですか。

市長
10年前のたくさん出ている会合で、それが自分の飲んだビールのコップかどうかっていうのは分かりません。しかし、自分は今までたくさんの会合に出ておりまして、「もうずっとテーブルを回らなくていいから、ここに役員が集まっているから、ここにずっといたら」と、そういう場合はたまにありますけれども、そういう場合は別にしまして、多くの方を回る時に「ビールを注いで、注がれて」ということは、基本的にはなかったのではないかなと。ただ手に持ってですね、あんまり何もないままにずっと回るというのも不自然でしょうから、持って歩くということはするかもしれませんが、そこで飲むとか、そういうことは時間的余裕も、また会合の趣旨からしても、ちょっと考えにくいなと思います。いずれにしても10年前のことでありますので、その点はパーフェクトに、完全にその点は覚えておりません。

記者
どのような会話だったかというのも、これもちなみにお聞きしますが、覚えていらっしゃいますでしょうか。

市長
全くありません、もし気になることを言われたのであれば、どこかに記憶は残っていると思いますが、全くそういうことはありません。

記者
出席したメンバーについては、何かこのメンバーで覚えていらっしゃる方とかいらっしゃいますでしょうか、今回、改めて写真を見て。

市長
ありません。

記者
「県警に問い合わせをした」と井上議長には伝えたそうですが、それはご自身でされたのか、あるいは別の部署、秘書室なりでされたのか、どういうルートで県警に問い合わせをしたのか、その手続きについてのお問い合わせをちょっとお答えください。

市長
事務所といたしましても、当時の日程の確認であるとか、そういうことはもちろんしておりますし、手の届く範囲内で、その10年前のことについて確認作業というのは、もちろん私自身に関することですから、努力はしたと思いますが、やはり自分自身に関わることでもありますし、その点、秘書室、そして副市長のほうでですね、確認作業をしてもらっているということであります。

担当者
すみません、よろしいでしょうか、その点、1つ補足しても。安全・安心担当の理事が市にございますけども、そちらのほうを通じまして、県警のほうに照会をさせていただきました。

記者
それと、あと3点ですけども、普通は、この斜め後ろから撮影されていますけれども、斜め後ろから勝手に撮影されたら、気付いて注意すると思うのですが、それについては気付かれたのか、気付かれなかったのか、注意はされたのか、されてないのか、その点はどうでしょうか。

市長
気付いたらですね、何か言うかもしれませんね。10年前の記憶で今のご質問に対して、確実に正確にお答えできるという、その記憶はありませんけれども、普通はですね、勝手に写真を撮られたりなんかすると、やはりムッとしますよね、誰しも。おそらく気付かなかったのではないかなというふうに想像します、その点は分かりませんが。

記者
この様子を見ると、手振りが付いているので、何か熱弁を振るっているようにも見えるのですけども、何か全く会話については記憶にないということで。

市長
こういう記者会見の席では、なかなかこういう形のポーズはありませんけれども、いろんな会合に出ますけれども、身振り手振りというのはよくあるものでありまして、特段、その場に限って熱弁を振るっているということではありません。

記者
最後ですが、先ほど「名誉棄損で訴える」とおっしゃっておられましたけれども。

市長
「訴えることを検討している」と申しました。

記者
検討していると、これはいつの時点で訴えることを検討しているのか、選挙前なのか、その選挙後なのか、そのタイミングとしてはどうお考えなのでしょうか。

市長
それは警察、弁護士と相談の上ということでありまして、「いついつに云々」と今の時点で決めているわけではありません。

記者
すみません、1個聞き逃したことがあったので。先ほど、小倉北区の店だとおっしゃられたのですが、別に店名をここで明かせという話ではないのですけれども、お店の名前までは記憶されているのでしょうか。

市長
あまり行かないところですので、それは取材していただければ。少なくとも、北橋事務所に関して申しますと、承知していることはお伝えをさせていただきます。ただ、そもそも、そういう勉強会に出ることがそう頻繁に、毎日になるわけではありませんけれども、議員時代から振り返ってみて、たくさんの会合に出ておりますので、いろんな場所に行っているので、あまり印象は深く持っておりません。ただ、そのお店に行った時に、非常に大きい空間があってですね、お店の中に。たくさんの人が入るという、そういう店の構造になっていて、それは、狭く仕切った部屋が多い飲食店の業界では珍しい、開放的な空間だなと、そのように感じたと思います。

記者
幹事社からこの点については以上です。他、この件について質問ある社、ございますでしょうか。
では、ないようですので、次に移らせていただきます。今日、毎日新聞さんが書いていらっしゃいますけども、非常勤講師の方が自殺された案件ですが、市が労災として認めなくて、総務省のほうから通知が出て、それを受けて、改正自体は市のほうで、常任での規則を改正したのが10月28日ということでしたが、総務省はそもそも北九州市の件をもって通知を出したにもかかわらず、その発端となった北九州市自体は、「過去については請求を認めない」という方針を出されたということですが、この件について、なぜ請求を認めないのかについて、まずお答えいただけたらと思います。

市長
今回の規則改正にあたりましては、法的安定性も考慮いたしまして、起算日を明確にしよう、そのため経過措置を設けたものであります。森下さんの案件は、裁判の係争中であります。そこで、あえて対象とはしておりません。訴訟の中で、誠意を持って対応していきたいと考えております。そして、さらに一言加えますと、現在、この規則のあり方について、それぞれの政令市がどのように対応しているのかというのも今、調査をしているところであります。

記者
今いろいろ調査されているということですが、他の自治体については、これは認めているところもあったりするわけですけども、この北九州市がちょっとできない理由というのが、今ひとつストンとこないというか、市長はそもそも、ハートフルな市政を掲げてこの12年、市政運営をされてこられたかと思うのですが、この毎日新聞さんが書いてある、この理由について読みますと、「ずっと前の話になると、「私も、私も」という話になった時に認定が難しくなる」と市の担当者のほうは答えているようですけども、これを読者として読んだ時に私としては、役所の役人が面倒くさいから、もう受け付けないと、門前払いすると、ずいぶんハートフルじゃない役所だなというふうに思ってしまうわけですが、その過去について、遡って認めない云々っていうのは、法の世界ではあり得ることではあろうかと思うのですけども、一方で、例えば、案件は違いますけども、課税については、その「租税(法規)不遡及の原則」っていうのがあったとしても、「遡って適応することに高い必要性があるという時は認める」という判決があったり、あるいは民主党政権の時にも、中越沖地震の「被災者支援法」について与野党でかなり協議をした上で、政治的判断も加えて、遡って適用すると。要は、今回の件については、その条例の解釈云々の世界であって、ある程度、市の裁量、市長の裁量でできる部分はあろうかなと思うのですけども、役所の役人の方は自分の責任というのをきちんと認識されてお仕事をされているので、厳格になりがちだとは思うのですが、そうは言っても、行政機関のトップである市長は政治家としての側面も持つわけで、そこについて、「官から民へ」というスローガンを掲げて初当選した時のことを思い起こしていただけたら、それなりにこんな、そもそも発端となった方のものを門前払いして、他の自治体は認めているのに北九州市だけ特異に浮かび上がってしまうというようなことはあり得ないのじゃないかと思うのですが、市長として何か変節してしまったのかなというふうにも受け取ってしまう人もいるかと思うのですが、その点についていかがでしょうか。

市長
別にこれに限りませんが、過去に遡る場合に、法的安定性の面からですね、いろいろと課題が出る可能性があるというのは、一般的にはよく言われていることであります。特に、森下さんの案件については裁判になっておりますので、これが1つあってですね、「訴訟の中で、誠意を持って対応する」という、これを1つの方針にしているわけです。その中で、市長として今思っていることは、果たして他の都市においては、この問題についてどのように対応しているのだろうか、それから今年はパワハラやセクハラの問題についてですね、非常に社会的関心も高まったところにあると。そういう中で、こうした労災認定の問題につきましてですね、民間の企業にしても官公庁にしても、非常に社会的関心が高い問題について、また判定が大変難しいという場合もあるでしょう。こうした問題についてどのように対応しているのかということもですね、他の都市の事例と併せて勉強しながらですね、市民の皆さまにご理解いただけるような制度を考えていきたいと思っております。大変、今、裁判で争われている状況になっておりますので、森下さんの件につきましてはですね、そういうことで誠意を持って、裁判の中で対応するしかないということもご理解をいただきたいと思います。いずれにしても、他の政令市の状況などを見てまいりますと、いろんなヒントが得られるのではないかと思っておりますので、しばらく時間を貸していただきたいと思っております。

記者
この件について幹事社からは以上ですが、他、質問ございますでしょうか。

記者
今、「裁判の中で、誠意を持って対応したい」という発言が市長からありましたけれども、でもこの規則を見てみると、誠意っていうのは全く見えてこないと思うのですけど、それは何をもって「誠意」と言われているのかというところをまずお伺いしたいのですが。

市長
この案件はですね、市役所のほうに「パワハラがあった」ということで抗議があってですね、当時、担当者から事情を聞いてですね、パワハラがあったかどうかというのを、市役所なりに調査をしているところです。そういう経過とですね、遺族の方からの申し立てもあります。私どもはその中で、市役所として認識していることを正直に、誠意を持ってお話しをして、対応したいと考えております。

記者
でも何かこの対応を見る限り、何かこの森下さんの件についても、「過去に遡って認めませんよ」っていうように取れると思うのですけれども、そういう点についてはいかがですか。

市長
それはありません、規則を新たに設計する時に相談をしておりますけれども、森下さんの件につきましては当時、しっかりとヒアリングをしております。私に報告があった時も、その時に自分が言ったこともよく記憶しておりますけれども、やっぱり1人の市民が亡くなっているということを見た時に今一度ですね、「パワハラがあったか、なかったか」ということは、本人からの事情を聞く限りでは「なかった」とするならばですね、やはりいろんな角度から調べてですね、やっぱり誠意を持って対応すべきではないかと、そのような趣旨のことを指示したと思っております。

記者
分かりました。あと、これは経過措置ということですけれども、一方、今、市長は「他都市の状況を見ながら」ということなのですが、その他都市の状況を見て、経過措置というところを変えることもあり得るという理解でよろしいのでしょうか。

市長
今日の時点におきましてはですね、例えば通知を出した総務省において、やっぱり非常勤職員の方もいらっしゃると思いますが、また同じような政令市の中で、この問題について検討している段階で、まだ新たな制度設計をしていないところもあるでしょうし、過去に運用してきているところもあると思います。ここはやっぱりよく、しっかりと見ておきたいと、市長としては思っておりまして、その確認作業を急ぐように指示しております。若干の時間をいただいてですね、その上で、この問題にどう向き合うかということを自分なりに考えてみたいと思っています。

記者
あれですか、この経過措置はあくまでも経過措置であって、その後、状況を見て変えることもあるということなのですか。

市長
今の時点では、まだ未来のことにつきましては、申し上げる段階ではないと思っております。

記者
何かそもそもこの規則をつくる時に、他都市の状況とか、総務省の話をしていけば、何かその「法的安定性の問題から」というところで、「これ以前の問題」って足蹴にするということもないかとは思うのですけども、そういう時の対応はいかがですか。ちゃんと事前に、そういう回りのことは調べないで、もう北九州市だけでやってしまったのかどうかということなのですが。

市長
他の都市ではですね、この通知を受けてですね、どのように制度設計をするか考えているというところもありました。しかし、調べている範囲というのは限られていたと思うのです。できる限りその点を、手を広げてですね、それぞれの自治体が、パワハラ・セクハラの認定というのは大変によく問題になる案件であり、最近特に社会の関心が高まっているだけにですね、それぞれの自治体がこの問題にどう向き合っているかというのは今一度、しっかりと見た上でですね、この制度がどうかというものを検討したいと思っています。

記者
幹事社の朝日新聞さんも言われていたのですけども、私もこれ見た時にちょっと感じたのが、「過去の件については、あるかもしれないからやらない」っていうのは、「なんて北九州市はブラックなところなのかな」と思ったのですけれども、市長はその点、いかがですか。

市長
例えば、事故を起こして怪我をしたとかですね、そういう問題がありましたら、それはもう直ちに、非常勤の職員であってもですね、対応はしているわけであります。ただ、パワハラということで、この労災認定の、この訴えと言いますか、お話が出たのはですね、昔々はちょっと分かりませんが、自分が聞いているところでは、ひょっとしたら初めてのケースなのかもしれない、そうあることではない。でも、これはちょっと未確認ということにしていただきたいのですが、まずないことだったようであります。ですから、先ほど申し上げましたように、パワハラ・セクハラによる認定というのはですね、これは大変、今、難しいし、社会の関心も高まっている中でいろんな模索が今、始まっているところであるので、森下さんについては裁判になっているものですから、その中で対応させていただくわけでありますが、制度設計については、他都市の状況もよく見た上で考えるということに当面はさせていただいて、若干の時間を貸していただきたいと思います。

記者
ありがとうございました。

記者
今回、亡くなられているわけですけれども、北九州市さんとしては、そもそもパワハラと認定されているのかどうなのかというのはあるのですか。

市長
認定はしていなかったと報告を受けております。

記者
どこまでの範囲を調べられたのですか。要は上司、この遺族が訴えられているこの上司以外にも、複数名、取り調べしないと分からないと思うのですけれども。

市長
担当責任者が答えたほうが、より正確に鮮明になると思いますが、当時、私が報告を受けた限りではですね、パワハラをしたと言われている人物はもとよりでありますけれども、その周辺で一緒に仕事をしている人たちの評価であったり、それから戸畑の区役所を辞めているわけでありますが、そのあと教育委員会のほうでですね、また試験を受けてですね、そちらで2年間ぐらい頑張っていたというふうにも聞いております。そういう職場においてですね、どうであったかということも、手の届く限りで、いろいろと調査をしたと聞いております。その結果として、パワハラの事実は認められなかったと、このような報告を聞いております。

記者
先ほど、「裁判の中で、誠意を持って対応していく」というのは、これは意味合いとしては、和解を目指されるという意味合いなのか、そこら辺はどうなのでしょう。

市長
係争中の案件でありますので、私の立場から申し上げるのは控えさせていただきます。

記者
この記事を読んでも、これまでの経緯を見ても、今のやり取りを聞いても、何となくその誠意が言葉だけのように聞こえてしまって、心が何か本当にこもっているようにはどうしても聞こえないのですけども、そこら辺は、市長として率直に今回の案件、先ほど「1人の市民が亡くなっているので」というおっしゃりようをされていましたけども、本当にこの総務省が通知を出して、通知の趣旨を踏まえた上での対応だと胸を張って言えるのか、その点について、ちょっと改めてお聞きしたいなと思うのですけども。

市長
私は今回、新聞報道もありましたし、改めて一考するにあたりまして、パワハラ・セクハラの問題は、当時よりもはるかに現在のほうが、社会的関心が高い、同時にですね、パワハラ・セクハラを認定するということはですね、なかなか容易なことではない、大変なことだと。それを客観的にですね、公正に対処するために、どういう手順を踏んで判定をしていくのかということにも思いを巡らせました。その過程で、いろんな先進的な事例、仕組みをつくっているところもあるかもしれません。いずれにしましても、先ほどから申し上げておりますように、この裁判の中ではできるだけ誠意に対応しますが、それはそれとして、パワハラという判定の大変難しい、現代的に関心の高いテーマについて、他の都市がどんな試行錯誤をしているのかもよく見た上で、この認定のあり方も含めてですね、北九州市らしい制度というものを考えていける余地があるだろうと、自分なりに考えてみたいと思っています。

記者
そこもちょっと引っかかったのですけども、そもそもこれ発端は、今回、通知の発端は北九州市ということで、これまで裁判も起こされたりと長い経緯が、十分に時間はあったわけで、にもかかわらず、まだ「他都市の事例を調査研究して」というのは少々、悠長すぎやしないかなという、その時間軸の取り方として、どのようにお考えなのでしょうか。

市長
率直に申し上げまして、この問題は戸畑区役所における、そのパワハラの事実認定の報告の時からずっと感じていたわけでありますけれども、こうした問題を適正・公正に対応するための仕組みがですね、それぞれの機関に備わっているのだろうかという疑問はずっと持っていたわけであります。そうした意味で、法の安定性、制度の安定性のために今回の制度改正をしたわけでありますけれども、自分としてはこの戸畑の事案の報告以来ですね、特に最近はパワハラ・セクハラの問題が関心を高めておりますだけにですね、公正でみんなが納得するような仕組みというものは、今度の制度改正の趣旨とはまた別にですね、考えていかないといけないのではないかと。そういうのがまずありましてですね、その中で、この「遡る」ということについてこういう報道もありましたし、そういった意味では、改めていったん方針を出したわけでありますけれども、もう一度、調査を指示したところであります。

記者
私からちょっと最後1点、確認なのですけども、制度設計とは別に見ながら、不足する仕組みを考えないといけないということで、改めていったん方針を出したわけですが、「これからまた検討したい」というようなお話を今されましたが、今ずっとやり取りを、私あんまりこの問題、詳しくはないのですが、聞いて、一般的に客観的に感じたことですけども、そもそも他都市の事例も十分調査した上で、みんなが納得する形の制度設計もした上で、この「制度設計の見直し」というのを打ち出されたほうが、こんなに何かやり取りをする必要もなく、すんなりいったような気がするのですが、今、見直すようなお話もされていましたが、そこの拙速感というのはお感じにはならないのでしょうか。

市長
やはり、訴訟になっているわけです。当然、訴えられております市側としましては、当時の調査の記録をもとにしてですね、対応しているわけでありますけれども、パワハラの事実は認定できなかったという結論を当時、出しているわけであります。そういう中にありまして、裁判になったと。そして、その過程で総務省のほうからの通知も来たということであります。確かに、新しい制度設計をするとか、見直しをする時には、その時の時間の余裕とかいうのはあるのかもしれません。その事柄の性格もあるかもしれませんけれども、今になって思っていることは、パワハラというのがすごく社会的関心を高めていて、しかもその認定においてですね、非常に困難を伴うという案件であるということ、今回もそれが訴訟になった一因だと思いますけれども、それからするとですね、やはり公正にそれを、判断をする機関に、どのようにかけて方針を出すかという、その仕組みというものが先にあればですね、また違っていたと思いますが、その点は、後先はあるかもしれませんけれども、いずれにしても、その辺の事情もよく担当者が調べた上で、方向性を出したいと思っております。

記者
最後に1つ、毎日新聞社の報道の中でご遺族の方がですね、「心ある改正をしてもらいたかったのにとてもショック、北九州市のために働こうと決めた娘の思いを踏みにじられた思いだと聞いている」というふうな向きがあるのですけども、この遺族のお気持ちに対してはどう感じられるか。

市長
大事な、愛する娘を失われてですね、ご両親の嘆き、苦悩というものを改めて感じております。

記者
他にこの件、ございますでしょうか。最後に念押しで確認ですけれども、この件は、毎日さんが書いてあるような方針を市としては示されたかと思うのですけども、「過去に遡っては適応できない」というような。それを、市長としてはもう1回、他都市の事例も踏まえて検討し直すということで受け取ってよろしいでしょうか。

市長
今の時点におきましては、先ほど申し上げましたように、今後の市の方針をどのようにするかということを申し上げるのは、まだ庁内のいろんな合意、またそれに必要な先進事例の調査というのが整っておりませんので、今日の時点におきましては、よく調査をした上で検討するということに留めたいと思います。

記者
それはもう、「見直すかもしれないし、見直さないかもしれないけども、一応、見直しも視野に入れて検討する」ということでよろしいでしょうか。

市長
この点については、先ほど来、申し上げているとおりであります。

記者
では、そのように受け取らせていただきます、それで違うようでしたら。

市長
「見直しも視野に」となりますと、それが前提になっていく可能性がありますので、今日の時点におきましては、今後どうするのかということは、まだ踏み込んで答えるには至っていないというふうに思っておりますので。従いまして、今、お話にあったように、場合によってはもう一度見直すと、改正するということを視野に入れているのかと言われるとですね、自分の判断としましては早すぎるのかなと。早すぎると言いますか、今日の時点では、まだしっかりと調査をするということであります。

記者
じゃあ、言い方を変えますと、「見直しが必要かを含めて検討していく」という表現でよろしいでしょうか。「視野に」だと踏み込みすぎだということであれば、「見直しの必要性についても検討していく」と、「必要かどうかも含めて検討していく」と。要は、先ほどおっしゃったことは、「一定程度、他都市の事例も踏まえた上で研究していく」ということは、見直す必要性を全く感じないのであれば、研究する必要もなく、「今の時点でこのとおりです」と、「今出しているわれわれの結論が全てです」と言い切ればいいだけの話だと思うのですけども、そうじゃなく一定程度、検討・研究の余地を残しておられるというのは、裏返せばもうそれは、必要があるとその時点で感じれば見直すこともあり得るというふうに受け取るのは普通かと思うのですけども、おっしゃっていることが、ちょっとそこがぐらついているような感じがして、詰めさせていただいているのですけども。

市長
これは、やはり市民から裁判で訴えられている、係争中であるということが、やっぱりご理解をいただきたいのであります。裁判は裁判として、丁寧にきちんと対応していくわけでありますが、この制度のあり方についても訴えられておりましたので、そこはよく慎重に対応する必要もあろうかと思っています。

記者
先ほど私が言った部分も含めて、そこは今、市長の見解としてはお認めになっていなくて、あくまでもこれは「他都市の事例を調査研究する」という点に留めると、その目的が何かについては、調査研究した上で考えたいということでしょうか。

市長
過去に遡るかどうかという点と、もう1つ、非常に判定が難しいと一般に言われているパワハラ・セクハラなどについてですね、それぞれの企業なり官公庁は、どういう方法でそれを審査し、結論を出しているのかということについて、市役所の今の体制でいいのかどうかということが、自分の関心事であります。過去に遡るというのは、今報道されている非常に大きいテーマであると分かっているのですが、それと同時に、やっぱりそういうものも考えていかないと、被害者が、遺族が訴えられているように、パワハラによる、こういう悲劇というのはなくならないわけでありますので、そうした点も含めて調査をしたいと思っています。

記者
今挙げられた2点は分離可能なものなのか、もう分離できないから一体として、もうそれは片方だけ見直すことを検討するとかということもあり得ないのか、そこら辺はどうなのでしょう。

市長
裁判の係争中でなければ、またいろんな、私ども市役所なりの検討なり、方向性の模索なり、いろんな結論を出していくことは、もう少し闊達にできるのかもしれませんが、やはり裁判の係争中であるということも1つ、現場担当者の中には、この法理論を研究する時に、やはり頭の片隅にどこかあるのかもしれません。従いまして、私からの、この問題についての処しにつきましても、「もう少しはっきりしてはどうか」と、簡明にですね、「どうするのだ」というふうに皆さんもお感じになっているかもしれませんが、以上、述べたように、2つの点について先進的な事例があるかどうか、他の都市もよく研究した上で考えてみるということで、今日のところはご理解を賜りたいと思います。

記者
この件については、他ございますでしょうか。では、無いようですので、それ以外の案件について何かございますでしょうか。特段、無いようですので。

市長
ありがとうございました。

このページの作成者

広報室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。