ページトップ
印刷用ページ(新規ウィンドウで表示します)
現在位置:トップページ > 市政情報 > 市長の部屋 > 市長記者会見 > 令和元年度市長定例会見 > 令和元年11月20日市長記者会見
【発表案件なし】
ページ本文

令和元年11月20日市長記者会見
【発表案件なし】

更新日 : 2019年11月20日
発表項目 なし 月日:2019年11月20日
場所:北九州市役所
出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
今日は特段、発表案件ございませんので、早速、ご質問を承りたいと思います。

記者
まず最初に、先週末に北九州出身の松本零士さんが、イタリアで体調を崩されたという報道がありました。その後、市のほうで何か新たに把握されていることとか、現状のご様子とか、分かることございますでしょうか。

市長
漫画ミュージアムの名誉館長でもありますし、訪問先で入院をされたと聞いて、大変驚きました。現在もイタリアの病院に入院中ということで、ただ状態は安定していると、会話もできると、このような報告を受けております。ただこの秋に、この「MANGAサミット」をはじめとして、漫画に関する重要な本市のイベントがありまして、松本零士先生にもご来訪いただく予定にしておりましたけれども、事務所を通じまして、「今回の出席は見合わせたい」という連絡を受けております。その中には、11月30日の「国際漫画大賞」の表彰式のご出席があるのですが、これを見合わせたいということでございます。また「海外マンガフェスタ」にも、若手漫画家とのトークショーを予定しておったわけでございますが、これも出演見合わせということであります。その代わりに、どういうふうに対応するかについては現在協議中でございまして、後ほど改めて発表させていただきたい。今、私どもとしましては先生に、とにかくご療養に専念をしていただきまして、一刻も早いご回復をお祈りしております。

記者
昨年、マンホールの発表の時に、80歳のお祝いも兼ねて招かれて、いろいろお話しもされていましたが、回復されたらまたそれはそれで、市のイベントのほうで呼ばれるという感じになるのでしょうか。

市長
漫画につきましては、本市の文化や芸術、アートの中でも、特段高い評価をいただいている分野でありますし、それはまさに松本零士先生をはじめとする、地元出身の漫画家の皆さまの活躍のおかげなのであります。その中から、この「アジアMANGAサミット」という、これは、漫画に関する行事では特別に大きいイベントでありまして、アジアのプロの漫画家が一堂に会するという行事で、九州では初めてのことでありますし、これを誘致できましたのも、やはり松本零士先生が漫画界の大御所としてバックアップをしていただいたおかげだと感謝しておりまして、これからも末永く、先生にはご指導賜りたいと思っております。

記者
この件で、他に何かございますでしょうか。では、なさそうなので次に移ります。昨日、市長のもとに「Team IR JAPAN」の方々が訪れました。この記者会見のあとで、Team IR JAPANの記者会見も予定されています。民間事業者との間の取り決めもあろうかとは思いますが、市民がこのIRについてきちんと問題点を理解し、市長が来るべき時期に方針を示された時、判断するために、市民・各界の間でも賛否両論分かれるテーマでありますので、どのようなやり取りがあったのかはその都度、概要は市民が知っておくことも必要であろうと思います。その上でお聞きしますが、昨日の面談の中では、どのような提案内容で、それを市長はどのように受け止められたのか、この点についてお聞かせください。

市長
このIRの事業者につきましては、世界にいくつか有力な企業群が活躍されておりまして、それぞれ提案内容につきましては、企業秘密的な要素もあり得ると思って、私ども情報管理には注意しているのですが、IR JAPANの皆さまが、昨日市役所にお越しになったことは、これは結構だけれども、どういう提案を具体的にしたかについては、今後さらにいいものに、精査をしていくと、いきたいという思いもあって、「それは公表しないでほしい」というふうに先方からお話がございましたので、その限りで申し上げたいと思うのでありますが、1つの会社がこのIR事業の提案をまとめているというのではなくて、これは他社の場合も実はそうでしたけれども、そのゲーミングの専門のところもあれば、さまざまな観光集客の専門のところもありますし、リゾート開発の専門のところもあります。今回はアメリカをはじめとして、それぞれの、世界有数の拠点におきまして、IR事業というものを積み重ねてきたというか、実績を持っているということが1つ。それぞれのリゾートの集積でございますが、専門家の企業というものが加わっているということで、非常に、それぞれの内容についても専門家が揃っていらっしゃるなというふうに感じました。そして、世界はもとより日本におきましても、IR事業で初めて道が拓けるということで、いろんなところを研究している、調査をしてきたということ、その中で、北九州については、非常にポテンシャルが高いということで、ここに寄せてもらったということであります。まだ具体的な事業計画には至っていないように思いますが、大規模な投資を要する構想段階のものについて、いろいろとご説明を聞いたところであります。その中で、これまでのIR JAPANグループがやってきた世界の成功モデルというのは、やはり現地の方々の、地域住民の文化であるとか、そこのコンセンサス、協調ということが非常に大事だという、それを社としてもモットーにしているということであります。そして、空港でありますとか、新幹線でありますとか、交通網体系のアクセスが非常に北九州は優れているというお話であります。それから、具体的なこれからの事業内容でありますけれども、国の法律でも、面積で言うと3%ぐらいまでが、このカジノでありまして、90数%は、ホテルであったり、リゾートであったり、コンベンション、スポーツ関係、そういう施設、総合的なリゾートということで考えているということです。それだけに、たくさんの人が来ないと、カジノ目当てだけでは、事業は成り立たないということは先方もよくご存じでございまして、どれだけたくさんの方が訪れるか、内外のお客さまが訪れるかが勝負どころだと。そういう意味において、北九州は非常に魅力のある観光資源があるのではないか、こういう点を、お話をいただきまして、数ある都市の中で、本市のポテンシャルを高く評価していただいている点につきましては、大変嬉しく思っている次第であります。ただその中で、非常に大規模な投資になるという説明でありまして、それだけに、提案内容が実現可能なものであるかどうか、想定されるリスク負担といった観点からもしっかりと考えていく必要があるということです。ご提案を踏まえまして、昨日は、事業者との対話をこれからもしっかりと行っていきたいと、また、市役所内部の関係部署がいろいろと開発には関わる可能性がありますので、将来のまちづくりを念頭にして、引き続き慎重に勉強を重ねてまいりたいと、これからも対話を続けたいというこちらの気持ちを向こうにお伝えいたしまして、今後、そういう対話を継続していくということを確認したところであります。

記者
先週の会見では、8日に提案のあった香港の事業者については、候補地、「駅の北口」というところで示されたと会見の中で示唆されましたが、今回の事業者については候補地の提示というのはあったのでしょうか。

市長
ありました。

記者
それは、駅の北口とは違う場所なのでしょうか。

市長
そうです。

記者
どこら辺かというのは、それは今の時点では言えないのでしょうか。

市長
先方は、具体的な事業計画については、構想については、公表についてお考えのようですので、喋っていいかどうか。担当者、いるかな。

担当者
先方さんの意思としましては、今のところ資料等で、こちらのほうは非公開とさせていただきたいということでございますので、具体的なそういった立地の部分だとか、そういったところにつきましては、ちょっとご容赦いただければと思っております。以上です。

記者
北口でもなく、門司の喜多久でもないっていうことなのでしょうか。

市長
「きたく」と言うと小倉北区の、新門司の。

記者
新門司の。

市長
場所については、事務方が申し上げたように、私どもも慎重を期したいと思っておりますけれども、今までいろいろと言われてきたことであります。それで、今日はまた会見があるというふうに、先方からあるそうでございますので、そちらに委ねたいと思います。

記者
その事業提案、候補地を聞かれて、市長としては可能性というか、どのように受け止められたのでしょうか。

市長
まず、これまでもメディアの取材に対して、「申請するかどうか」という意思を問われて、まずはスケジュール的にしっかりとハードルを越えていく、事業計画について応分のリスクの分担するわけでありますので、「それからすると時間がなさすぎる」ということは申し上げて、ただ、「具体的なご提案をいただいたら、真摯に検討する」というスタンス。「どうするのか」と聞かれれば、「基本的には、ニュートラルな立場を取っている」というふうに申し上げてまいりました。今もって、いくつかお話を聞いておりますけれども、ニュートラルな立場ということは、スタンスに変わりはございません。何しろ、大規模な投資になるということでありますので、仮に国への申請ということになりますと、その採算性の確保ということが非常に大事なポイントになると思います。その観点から、候補地をどこで確保するか、そしてまた、その地域の住民のご理解がいただけるかということに加えまして、経済界を巻き込んだ地元の機運を醸成するということ、そして、市民の理解・合意が必要ですし、また自治体のリスク負担というものを最小化するという、いくつかの課題を1つ1つクリアする必要があると、今もって考えておりまして、なお相当の時間を要するというふうに考えております。従いまして、近々、国交省が「申請期限を延ばす」ということであるようでありますが、事務方が想定していたこのスケジュール感からすると、4ヶ月程度は時間が稼げるという認識でありまして、そんなに、1年だとか、そういうことではないわけであります。そのスケジュール感からいたしますと、内容は正直言って、北九州のポテンシャルを評価していただいている内容でありますので、魅力を感じる点ももちろんあるわけなのですけれども、現実的にこの申請期限に間に合うかどうかとなりますと、困難な状況というのは変わりないのではないか、このように事務方は見ております。

記者
私が聞きたかったのは、候補地は言えないまでも、その候補地に市長は魅力を感じたのかどうなのか、どのように感想を持たれたのか、その点なのですが。

市長
まず市街化調整区域、あるいは風致地区という環境の保全という観点から規制がありますけれども、それにかかっているところがあります。これについては、日本の法令は国も自治体もそうでありますが、極めて慎重な対応を取っているわけです。そうしたことが1つと、海に面しているということは、リゾートの面で非常に魅力があると思います。それはヨットハーバーであるとか、舟遊びというか、スイミングというか、魅力はありますけれども、やっぱり南海トラフでありますとか、そういう心配をする声もありますので、そこら辺のインフラは、セキュリティの面からしっかりしていく必要があります。そうした意味では、上下水道のインフラに加えて交通アクセスという問題もありますが、加えて、海の魅力を仮にこのIRの中で取り入れていくということであれば、そこにもまたセキュリティの投資が必要になろうかと、そういうことは思いますけれども、それはそれといたしまして、空港・新幹線など、それから、北九州の食の魅力だとか、さまざまな観光資源、魅力というものは、やはり大きいという評価に立って、それを最大限に活かせれば、当方の質問で、「2千何百という部屋数のホテルというのは、採算が可能と思いますか」ということに対して、「われわれは世界で実践をしてきていて、この場所を見た時に、間違いなくそれは達成できる、全くその心配は無用である」と、「それだけの魅力はあるんだ」ということを力説されておりました。そうした評価につきましては、大変感謝しております。

記者
今、「南海トラフ対策」っていうのを口にされましたが、そういうところからすると、豊前海側ということで理解してよろしいのでしょうか。

市長
南海トラフの影響というのは大なり小なり、この響灘側にも、関門海峡を通って、影響があり得るということでありますので、豊前ということに限定をするものではありません。ただ、言われている横浜でありますとか、和歌山でありますとか、そういうところがありますけど、それよりは、はるかにリスクは小さいだろうと一般に言われているわけであります。

記者
市長からご覧になって、今回の事業者の提案と、前回の香港の事業者の提案、どのように比べてご覧になられましたか。

市長
先ほど申し上げましたように、共通しているのは、「カジノ」というこの世界というのは、面積からしても3%、非常に小さく、全体の収益からすると、もっと大きいにしましても、要はそのリゾート、観光コンベンションで人が集まることによって事業の成功を期すというプロジェクトであります。そうした面におきましては両者とも、「北九州には人が集まる、それだけのいろんな魅力がある」ということと、空港・新幹線など、道路網など、交通アクセスというのが非常に優れていると、そういう評価が共通していると思います。その点は、われわれにとってみれば、観光都市としても頑張りたいものですから、評価していただくことは嬉しいことです。

記者
先週のこの会見でも話題に上がりました香港の事業者ですが、こちらには会われないのでしょうか。

市長
まず事務方は、これは議会からのご提案・要望もありましたし、この夏以来、かなりの数のプレゼンを聞いております。そして、それぞれの課題というものも、事務方としては整理をして、報告を受けております。そういう中で、市長としましては、複数の事業者からお話を聞いた、そういう段階です。

記者
ということになると、もうお会いになったという理解をするわけですけども、お会いになったのは、14日に上京された際にお会いになったっていうことでよろしいのでしょうか。

市長
相手の都合があるので、どこまで自分から言っていいかあれなのですが。

担当者
市長が今、申し上げたとおり、民間業者さんの相手方がございます。そういったところの取り扱いというのを確認してございませんので、コメントのほうをご容赦いただければと思っております。

記者
会ったか会ってないかは、その相手に確認するまでもないことだと思うのですけども、その14日に上京されて、午後に今話題のニューオータニでお会いになったというわけではないのですか。

市長
複数の事業者にこれまで会っているということで、今日のところはご理解を賜りたいと思います。

記者
お会いになったということで、お会いになってみての率直な感想というのはどうだったのでしょうか、相手に対する。

市長
このIR事業というのは、何よりも、まずどこにそういう候補地を決めて、投資をするかという、場所であります。その点につきまして、今「14日云々」というお話ございましたが、それを抜きにしまして、そのIR事業者の中には具体的に、小倉駅新幹線口について、大規模な投資というのは、非常に魅力のある投資になるという、そういうお話は聞いております。

記者
その人物としての印象というのは、そのお会いになった方の印象はどうだったのでしょうか。

市長
この、実際に実績を持っている事業者でありまして、そして、事業を成功させるためには地域のコミュニティ、地域住民と非常に円滑に、友好的に、この事業を行っていくことの大切さというものをよく分かっていらっしゃると思いました。そういった意味では、お話は非常に具体的で、それぞれの世界各国で投資をして、成功してきたという、その実績を踏まえた提案であると。ただ日本の場合、外国と比べて比較はしておりませんが、かなり土地の規制というものがあります。それは先ほど「風致地区」と言った、例えばの例でありますけれども、そういうことでありますし、そこに公共施設だとか、市民が利用している施設があるとなると、その関係者の方々の理解をどう得ていくのかという大事なテーマがあります。またそれが、例えば八幡市民会館、村野藤吾先生の作品でありますが、保全をめぐりまして、ずいぶんといろんな議論があったわけでありますが、北九州にはいくつか、そういう重要な建築物、評価される建築物がありますので、そうした課題も出てくるかもしれません。これは外国人の投資家からすると、極めて、いろんな例は外国でもあるのでしょうけれども、改めて「日本には配慮すべきことが少なくない」というふうに感じられたのではないか。従って、この構想案については、もう一度、対話を通じて、より精査をして、より地域住民、あるいは市の発展のためにプラスになるように、よりよいものにして、また改めて話を聞いてほしいと、両者ともそういう雰囲気であります。

記者
梅本副市長が会った上で、市長がお会いになったということは、自ら感じられた疑問点を相手にぶつけられたと思うのですが、どのような疑問点をぶつけられて、どういう回答があったのかというのは。

市長
対話の第一歩であると。もちろん事務方としては、もうこれまでに相手方から、今現在、考えている構想につきましては、かなり話を聞いておりますけれども、市長としてお会いするのは第1回目ということもありますので、これから対話が続いていくと思います。さらに魅力のあるものに精査をした上で、新たな提案があり得るかもしれませんので、その都度、どう思っているかということはまだ控えておいたほうがよろしいのではないかと思います。ただ、やっぱり地域住民とのフレンドリーな関係を大事にしないと、IR事業というのはなかなかうまくいくものではないということ。それから、北九州にはさまざまな魅力というものがあって、一気に全体を開発できなくても、土地の所有者のいろんな状況などを見ながら、着実にそれを増やしていくだけのその可能性、ポテンシャルも言及されていたと思います。例えば、小倉駅の新幹線口というのは、極めて土地は限られているわけでありますけれども、その周辺についても、やはりこの海の、あるいは少し入江が入り込んでいますので、これは将来のリゾートとして絵を描く時に、非常に魅力があるのではないかという、こういうご指摘もあったところです。第三者の目から本市の、いつも見慣れている地域ではありますが、この魅力と将来の可能性を指摘していただいたことが、大変新鮮な驚きであり、自分としては注目をしたいと思います。

記者
私が市外の事情通の方経由で聞いた話だと、その場には高宮さんも同席されたやに聞いているのですけども、今回、市長がお会いになるにあたって、これは市長から「会いたい」とおっしゃられて会ったのか、向こう側からの要請に応じて会われたのか、それはどちらなのでしょうか。

市長
市長の日程は私自身、判断で動く時もないわけでありますが、それはかなり、公務であっても政務に近いものになりますが、基本的には秘書室を軸にいたしまして、関係部署との協議・合意の上で日程が設定されておりまして、自分だけの思いで人に会うということはまずないですね。そういった意味では、よくそこら辺で検討をした上で、設定をされていると思いますので、その辺の経緯がちょっと、正確に今、具体的に申し上げるには、ちょっと情報が足りません。

記者
先ほどの市長のお話の中で出ましたが、前回の会見でも「国の動向を見ながら」とおっしゃられました。昨日、国交省のほうが、誘致を目指す自治体に配慮をして、申請期間を2021年1月4日から7月30日とする案を公表しました。先ほど「4ヶ月ほど伸びた程度」という表現をされましたが、まだ精査もきちんとできてない段階と思いますが、仮に精査して間に合う、この国の案自体も2段階に分かれて、もう1段、あとに用意されるという話もあります。その上で精査した結果、間に合うとなった場合に、ニュートラルからギアを入れ替えると、そういう条件にこれはなるという理解でよろしいのでしょうか。

市長
国の方針を念頭に置いて、作業をしていくことになりますが、当初はもう少し時間の余裕ができるのではないかという意見も推測もあったのですけれども、開けてみると、事務方の本音としては「4ヶ月ぐらい時間が稼げるのかな」と。という意味では、先ほど述べた、この「採算性の確保」という大事な視点で、この結論を出していくにあたっては、「この政府申請に間に合うのだろうか」という思いは変わらないというふうに申し上げました。ただ、事業者との対話はしっかりと行いたいと思っておりまして、将来のまちづくりに関わる大変重要な問題提起、提案でありますので、引き続き慎重に勉強は重ねてまいります。

記者
以前、常任委員会のほうで「市内に適当な候補地が見当たらない」という市側の答弁がありました。しかし、曲がりなりにも小倉駅北口とか、複数の候補地を今、提案を受けているという状況で、もちろん今使っている公共施設の利用者や、市有地以外の地権者の合意が前提とは思いますけども、そうした意向を調査する主体においては、やはりこれは市でないと、きちんとした調査はできないと思うのですが、その今の状況では非公開であっているので、どのようなやり取りがなされているかも言えないというような状況の中で、そうした海外の事業者が調査主体になっても、市民や市内企業からしてみたら、言い方は悪いですけれども、どこの馬の骨か分からない相手にきちんとした答えを返すとも思われません。市民や商業者・地権者への意向調査も含め、きちんとした判断をするための材料集めには、やはりきちんと調査費を計上して、しっかりと調べないといけないと思いますが、改めてお聞きしますが、調査費の計上というのは検討されてないのでしょうか。

市長
現時点におきましては、さまざまな観点から勉強を重ねているということで、新たな、専門的な部署をつくる、あるいは必要な調査費を計上するという、そのような結論には至っておりません。これは現在進行形でしっかりと精査をし、勉強を重ね、対話を続けていくという段階でございますので、提案を受けてからまだ日が浅いこともありますけれども、その点については今後、考えることだと考えております。ただ、調査もいろんな調査があります。先ほど申し上げましたように、この事業は「成功するかどうか、採算性が取れるかどうか」、これは、ギャンブル依存症の対策とは別に、非常に重要なポイントだと思う、ギャンブル依存症の問題も重要ですが、採算性が取れるプロジェクトなのかどうかということ、これについては、市役所内部にそのたくさんの部署が関わってまいります。専門家もおりますので、このプロジェクトを、提案を受けて、しっかりと勉強を重ねる、課題の整理をする、また質問もさせていただくということは特段、その調査予算だとか、そういうのがなくてもできることでありますので、それはもちろんやらせていただきます。

記者
これまでの市長のお話の中で、私なりに総括すると、国のスケジュールが1つ、あと地権者や利用者の同意が1つ、あと議会の意向という、この3つが一応、前提条件としてあるのかなと思うのですが、これ以外にギアを入れ替えるための必要条件っていうのはあるのでしょうか。

市長
「採算性」と再三、このことを申し上げているのですけれども、この採算性の確保ができるのかどうか、これが大変大きな結論を出すポイントだと思っておりますので、その観点を含めて、勉強を重ねてまいりたいと思います。

記者
その採算性確保については、内部調査で事足りるという理解でよろしいのでしょうか。

市長
まずは、内部においてしっかりと議論を深めることが大事だと思います。他の都市の状況なども考えますと、外資系の企業との契約になるということもありまして、かなりの予算を計上してその調査、そして契約書の作成、それに必要な専門部署と予算の計上という過程を皆、踏んでいるようでございますので、その段階が来るのであろうと。でも今は、まずしっかりと課題を整理して、質問もさせていただきながら、慎重に勉強を重ねるということであります。

記者
幹事社からIRについて最後の質問なのですが、私がこのまちでIR誘致の動きがあると知ったのは、昨年の12月の26日か27日辺りだったと記憶しています。今年1月の時点で、市内でこのIRの話が浮上していたという記憶もありませんし、そもそもこの話が、最初に公の場で話をされるようになったのは、今年の春のこの定例会見の場で、空港へのアクセスの話の中で、市長が、私から見たらちょっと唐突な感で、いきなり話を持ち出されたというところから出発していると思うのですが、今年1月の時点で、何ら話が出てなかったわけで、その時点の市長選において、市長はラストミッションを掲げて4選をされました。この市長のラストミッションの中には、IRっていうのは含まれるのでしょうか。

市長
具体的なIRそのものは、念頭にはありませんでした、公約づくりの課程におきまして。ただ、人がたくさん集まる、観光も含めて、このにぎわいづくりということは、本市の成長のために重要な戦略であるということは、そういう意識を強く持っておりまして、その観点からいくつかの各論の政策を提起いたしております。

記者
この国の提示したスケジュールも若干遅れ気味になっていて、開業時期が当初、2020年代前半という話でしたが、これで間に合わない可能性も出てきています。市長の今回の任期は2023年2月20日ですが、それを過ぎて整理対応となる、これほどまでに重要な案件を、「行政の継続性」という観点だけで後任の人に委ねるということはあり得るのでしょうか。

市長
まだ、その「どうするか」という大詰めの議論には至っていないわけです。先ほど申し上げました観点から、丁寧に真摯にしっかりと対話を続け、勉強を重ねてまいりますので、その先にどういう形になるかということを、結論を出す時が来ると思いますが、まだその過程にありますので。また、これはまちづくりの、ある意味では根幹に関わってくるような課題でもあります。工業都市、ものづくりのまちとして1世紀あまりの歴史を持っていて、工場の煙突も多いし、港湾はいわゆる、そういう企業に占有されているところが大変多いわけです。その中で、ここで平成中村座をやるとか、東アジア文化都市だとか、人がたくさん魅力を感じて集まってくるような事業も前へ進み始めておりますので、ここで、IRについてはいろんな議論があるかもしれませんが、人がたくさん集まると、賑わうと、そのためには、一部カジノはありますけれども、基本はやっぱり「滞在してみて楽しい、いいところだ」ということがなければ、IRは成り立たないとみんな、各事業者は言っております。その候補地で北九州を考えてくれているというのは、真剣に考えるだけの大きな出会いではないかというふうに自分は思っておりますので、丁寧に考えて結論を出したいと思っております。

記者
幹事社からは以上ですが、IRについて他、質問ある方いらっしゃいますでしょうか。

記者
IRの点で1点だけちょっとお願いしたいんですけれども、事業者の提案の中で、高級ホテル等が建つと。その中に、ホテルが2,000室とそこら辺程度で、ある程度のお客さんが入るというふうに、今回言われているようなお話をされていたと思うのですけれども、その具体的な根拠となる数字というか、そういったものは、向こう側は、絵に描いた餅にならないような形での、具体的な数字に基づいた何か根拠があって、そういうふうに「絶対埋まる」というふうな話をしているのか、それとも、もうそこまで根拠がない中で言われているのか、そこはどういう受け止めをされていますか。

市長
具体的に提案をいただいた企業の方には、率直にその質問をさせていただきました。何しろものすごい数の部屋数のホテルをつくるということであります。本市へのビジター、宿泊数、観光客の推移というのは、向こうも知ってのことだと思います。それに対する答えはいずれも、我々は世界各地でこの事業を展開してきたと、その場所、また交通網やさまざまな特徴、魅力を考えながら事業を行っていって、その専門の事業者としてここを見た時に、北九州を見た時に2,000以上の客室について心配は全く不要であると、こういうことをおっしゃっておられました。そこで私どもとしては採算性の確保が重要な観点でございますから、また次の機会に、まあそうは申しても、そう簡単に一気に増えるわけではありません。いろんな課題もありますので、具体的にそれだけの観光客が増えていく道筋といいますか、そこら辺をもう少し丁寧に精査をする必要があると思いますので、これからの質問をする中で、詳しくそこを考えていくいい機会と思っております。

記者
追加でなんですけれども、例えばできたとした場合に、最初の年度など、最初はかなり人、観光客っていうのは集まるとは思うんですけれども、その後の継続性とか、何十年に渡ってお客さんが来続けるのかと、そこが多分かなり採算性にとっても重要な部分になると思うんですけれども、そういった継続性の部分についてのお話等はあったのかなかったのかというのは。

市長
詳しくはそこに言及はしておりません。限られた時間であります。まず具体的にどこの場所にどういう投資を考えるかということを、お話を聞くということでございました。ただ、これはもう戦後日本におきまして、このレジャー、リゾートの投資というのはいろんな資金がありましたけれども、やってみて今はもう完全にそれが廃墟になっているところもあるわけでありまして、問題は事業の継続であります。だからこそ、自治体が共同で申請いたしますだけに、それがうまく回らない時にどうするかという、このリスクの問題というのは、しっかりと最初に議論をして、合意をしないといけない問題だと思っていますので、そこはこれから時間をかけて、しっかりと精査をしたいポイントであります。

記者
今のに関連してなんですが、「時間をかけてしっかり精査をしたい」とこれまでもずっとおっしゃられていたのですが、国が言っているそのタイムスケジュールを見せた上で市長先ほど4ヶ月程度思ったより伸びただけというところからすると、そんなに判断をする時間というか、ゆとりはないように思うんですが、タイムリミットっていうのはどの辺を設定されているのでしょうか。

市長
まだ、行政組織としては、タイムリミットは設定しておりませんが、それぞれの専門部署が見て、この現在のまだ事業の構想段階だと思いますが、これを見て、どういう論点があるか、課題があるかその質問する事項の整理に、もうすでに入っています。例えばこの地域は調整区域になっている。これを外す時にはこれぐらいの手続きがあってこれだけの時間が必要になる。これの点についてどう考えるかとか、具体的な課題の整理にもう入っておりますので、そんなにすごい時間をかけて、この質問事項をまとめるということはありません。みんなそれぞれ専門家でありますし、議会が大変深い関心を寄せて、もう数ヶ月になるテーマでございますので、それなりにみんな関心を持って見ていると思いますので、まずは、みんながそれぞれ当面まずこの質問にどう答えるかという関心にはあると思いますから、そこからだと思います。いつまでにとかタイムリミットはつくっておりませんが、そんなにたくさんの時間をかけることではないと思います。

記者
議会のほうでは、12月議会にも陳情の取り扱いが決まるような話もあります。市長の政治家としての肌感覚からして、これはもう年度内に一定程度方針を示さないといけないというふうに感じられておられるのか、その辺のご自身のお考えをお聞かせください。

市長
年内は、12月議会がありまして、かなりの可能性でこの問題の質疑があるだろうというように思います。それに対する一定の答えというのは用意するんで、(方針を示すということでは)ありませんし、もう1つ来年度予算編成の中、渦中になる訳です。そういうことでいきますと、今年度というのは1つのこの問題について結論が出る出ないは別にしまして、いわゆる行政として見た課題の整理というものは、かなり進むと思っております。出来得れば、相手方もありますし、議会のほうの求めもあると思いますが、今年度が1つの目途になるような気がいたします。決めてはおりません。

記者
その他質問ございますか。ちょっとIRが、私が思ったより長くしちゃったので、次のIRの会見もありますので、また残った質問は来週ということで。

市長
環境大臣会合がその前にありますので。これは非常に大きな国際的なイベントでございますので、ぜひまた取材のほうをよろしくお願いをいただきたいと思います。

記者
環境大臣会合視察、市長も立ち会われるかと思うんですけれども、視察先企業とかは事前にお知らせされたりとかはするんでしょうか。

市長
はい、日程とまた訪問先につきましては、セキュリティの観点から、政府のほうからですね情報の扱いについては、細かく指導があるようでございます。何としてもとにかく安全かつ円滑に成功するように、全力でバックアップをするわけでありますけれども、またいろいろと見ていただきたいところがありますけれども、先方のご都合もありますので、確定した情報というのは、また改めて出ることに、今担当者はいるのかな。

担当者
今日担当は来ていないんですけれども、ちょっと細かいところはまだ国と調整中と聞いています。

市長
大臣がいつ入られるかという、日中韓となりますので、その辺の調整もまだあるかもしれませんので、これは確定したものを皆様にお届けするようにしたいと思います。

記者
工藤会についてお伺いしたいんですけれども。もう大体近々本部事務所の解体そのものが始まると思うんですけれども。例えば解体する時に市長ご自身は現場のほうに行ってやり取りとかっていうのはあるのでしょうか。

市長
その頃にさまざまな行事出席、面会などもありますので、現時点では決めておりません。また解体工事の開始は、いつになるのかまだ決まっていないという状況もあります。この本部事務所の撤去というのは、これは警察、事業者、市民、行政一丸となって長年この目標に向かってがんばってきたテーマでありまして、この解体工事が始まる瞬間というのは、私も市民の1人として、行政の1人として、この日を待望してきたものでありますけれども、みんなのチームワークの力で、今日の日を、状況を迎えることになっておりますので、私自身がそのように立ち会うということは別にこだわってはおりません。

記者
タイミングが合えば、市長も立ち会ってみたいということなんでしょうか。

市長
現時点では決めておりませんけれども、先ほど申し上げましたように、みんなの力でこの解体まで、間もなく頂上に向かって登りきるという時になります。大事なことは、警察、市民、行政、事業者一体になって、この道を登ってきたという、がんばってきたということでありますので、私自身が、そこにいる、いないというのはこだわっていることではありません。

記者
あともう1件、また別件なんですけれども、市長、平成中村座のほうはもうご覧になったのでしょうか。

市長
はい、お家騒動の実に素晴らしい歌舞伎でございました。

記者
ちなみにいつご覧になりました。

市長
数日前ですね。

記者
分かりました。ありがとうございます。

市長
感動いたしました。切符がもうチケットが取れないんですね。

記者
はい。

市長
驚くべき魅力と言いますか、すさまじい北九州市民は文化の洗礼を受けましたね。古典芸能のこんな魅力。ちょうど薪能ということで、恐らく400年で初めて小倉城の下の広場で薪能をしました。今度文楽もありますが、たまたま総理主催の晩餐会、天皇即位の外国賓客へのおもてなしの中で、萬斎、海老蔵、文楽という3つございまして、その3つについて、その1つの有力な歌舞伎の公演が行われたということは、歴史的なことだし、この素晴らしいよき伝統文化がしっかりと北九州に根付くように、今後ともどういう工夫ができるか今考えているところです。

記者
ありがとうございます。

市長
ありがとうございました。

このページの作成者

広報室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。