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【発表案件なし】
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令和元年11月27日市長記者会見
【発表案件なし】

更新日 : 2019年11月27日
発表項目 なし 月日:2019年11月27日
場所:北九州市役所
出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

市長
今日は、特に発表案件ありませんから、早速、ご質問を承ります。

記者
先日、ギラヴァンツが優勝いたしました。まず、今シーズンの戦いぶりなど、ご感想をお聞かせいただけたらと思います。

市長
玉井社長の決断で、この昇格を目指して、小林監督の起用、新体制で必勝を期す決断がありまして、見事に小林監督率いるチームが、選手・スタッフ一丸となって、素晴らしい躍進ぶりを示してくれました。サポーターと一体になって、この度J2昇格を決定した。この間の、市民に夢と感動をたくさん与えていただいたこと、念願の昇格を果たしたこと、市民とともに祝福をしたいと思っております。残り2ゲームありますので、全力で戦い抜いて、今シーズンを優勝で飾ってほしいと念願しております。

記者
毎年度、この時期にお聞きしていることですが、補助金の取り扱いについて改めてお聞きしたいと思います。「プロスポーツは自立すべきだ」というのが市長の持論だと記憶しておりますが、本年度、予算を削減するにあたって、新スタジアムの整備で入場料収入が増えたことを1つの理由として減額を決めました。一方で、選手補強などに必要な経費も考慮して、減額幅1,000万円にとどめられたと記憶しています。予算発表の際には、市長はこのようにもおっしゃいました。「J2に昇格すれば、Jリーグからの分配金も増え、スポンサーも応援のしがいが出てくる」、経営にゆとりが出てくれば、さらに減額の余地があることを示唆しておられました。本年度は昨年を上回る、6,000人近い平均入場者数をホームで記録しています。さらにJリーグの分配金も増えるとなると、大型補強して選手集めに金はかけなければ、削減の余地も一定程度、出てくると思うのですが、いかがお考えでしょうか。

市長
これまで触れてまいりましたように、プロスポーツである以上は、自らの力で経営を行うというのが本来の姿であろうと考えております。従いまして、補助金につきましても、段階的に削減していくという基本的な方向性は変わっておりません。今後どうするかでありますが、まずは今シーズンの結果をよく見たいと思います。クラブの経営・運営状況も注視をしたいと思いますし、また、多くのスポンサーによって支えられております。主要なスポンサー、地元経済界など、関係者の意見も聞いて判断をしたいというのが現時点の立場であります。

記者
「よく熟考して判断したい」ということだと思いますが、重ねて、改めてお聞きしますが、市長は「苦しい時こそみんなで応援し、おらがまちのプロスポーツチームを育てる、過程が重要だ」と、以前の会見でもこのようにおっしゃられて、カープの樽募金を引き合いに「チームを地域で支えることが大事だ」とおっしゃられたこともあります。カープが地元に愛される理由としては、私も元広島県民の1人なので思うのですが、どこかの金満球団のように、金で補強してチームを強くするのではなく、金がなくてもきちんと選手を育てることにあろうかと思います。本年度のギラヴァンツの躍進は、補助金を減らされても、地に足の着いたチーム強化を図ってきた結果が表れたということだとすれば、カープは樽募金からリーグ優勝するまで四半世紀の時がかかっております。その後の長期低迷を経ても、今やマツダスタジアムのチケット購入が困難なほど人気球団になっております。「おらがまちのプロスポーツチームを育てる」とおっしゃる以上は、やはり行政としても一歩、少し引いたところに立ち位置を保って見守る必要があろうかと思いますが、重ねてその点についてお聞かせください。

市長
J2に上がって、これから強豪と戦っていくわけでありますが、2018年度のギラヴァンツの予算でありますけど、8億円であります。J2のクラブの平均は、その年は15.3億円となっておりまして、皆、どのチームも資金の確保には相当頑張っていると。戦力を確保していくためには人件費が大事でありますし、これまで以上に運営資金の確保が必要になるだろうと、このように見込んでおります。一方におきまして、5,800人がギラヴァンツの平均観客数でありますが、あと2試合残っておりますので、もう少し伸びると思いますが、J2のクラブの平均は約7,000人であります。J2リーグを見ると、近隣の都市がありますので結構、お客さんが来られるという期待ができるということ、また、ホームのゲームが増えます。Jリーグからの配分金が1億円強増えるという見通し、またチケット単価をJ2のクラブと比較すると値上げの余地があるのかもしれません。このように考えていくと、ギラヴァンツのほうは、一定の増収が見込まれると、こう思います。先ほど申し上げたように、J2のクラブの平均との間には相当の差がありまして、そうした意味ではJ2に上がった、ブランド力も向上したということで、既存スポンサーの支援がどのように広がるか、また新規スポンサーの拡充についても、玉井社長を先頭に相当頑張っておられると、このように思います。そうした状況もよく見ながら、せっかくJ2に上がったけれども、最初の年は何かと大変だと思うのですね。相当にやっぱり、財政力にはまだ開きが現時点においてあると。かなりそれをカバーできるにしましても、その点はよく見ないと、初年度をどう切り抜けて、J2の中で奮闘するかということもありますので、現時点におきましては、先ほど申し上げた視点で、しっかりとよく相談をして、判断をしたいと思っております。

記者
分かりました。ギラヴァンツについて他、質問ございますか。

記者
今までギラヴァンツ、ずっと「減額、減額」と来ていますけれども、状況を見た場合、増額するという可能性もあるということでよろしいのでしょうか。

市長
昇格が決まった時に、有力な選手のコメントにありましたが、「今回の躍進というのは通過点である」と、「われわれの目指す目標はJ1である」、全くそのとおりだと思います。これからJ1を目指して頑張っていってほしいと、J2は、それぞれのクラブは資金力がある、観客動員数もかなり上だと。そういう中にあって、勝ち抜いていかねばならない。またJ3に転落してもらっては絶対困るわけでありまして、そういった状況を考えますと、いろんな思いの方がスポンサーにも、またファンの方にも市民にもあると思います、議会にもあると思います。従いまして、今のご質問でありますけれども、基本的にはプロスポーツである以上、自力で頑張っていく方向にソフトランディングをしたいと、こう思っておりますので、その基本方向は変わっていないというふうに申し上げました。それからいたしますと、増額という可能性を現時点で否定するものではありませんけれども、なかなか難しいのではないかという気もいたします。これからの議論とクラブの状況次第であります。

記者
他、ギラヴァンツ関連でございますか。では、ないようですので、次の質問に移ります。台湾で今月12日、台湾初の商業用洋上風力発電施設が供用開始となりました。台中港など、ナセルやブレードといった基幹部品の工場建設も決まっているやに報道されています。市長は2年前の12月、この定例会見の場で「第2の製鉄所をつくる」とおっしゃられました。部品総数1万点とも2万点とも言われる洋上風力の産業において、何をもって「第2の製鉄所をつくった」ということになると市長はご認識されておられるのか、まずその点について教えていただけたらと思います。

市長
製鉄所も、大規模のものから小規模なものまでいろいろありますけれども、北九州は、やはり石炭から官営八幡製鐵所の創業ということでまちをおこしたと思います。そういった意味では、この過程において、北九州の市民はやはりこの「製鉄所」という、この産業基盤というものが、非常に馴染みが深いし、市民生活の隅々にその産業の力というものを感じていると思います。それがかつては正社員で5万人という時もあったわけでありますが、その時代の方々が今、80を超えているわけでありまして、今5,000人ぐらいでやっていると思います。劇的なこの人員の縮小、その中で操業7割を維持して、海外の競争に打ち勝ちながら頑張っているという、これが現状であります。従いまして、製鉄所という場合には、この近代を牽引し、乗り切ってきたという、言うなれば誇りでもありますし、そういう力のある産業を構築していかないと、製鉄だけに頼る、あるいはその関連に頼るということではない、やはり「もう1つの製鉄所をつくる」というのは1つのスローガンとして、非常に明快なメッセージになると思って、その表現をしております。先ほど申し上げましたように、何千という製鉄所から何百という製鉄所までありますが、少なくとも洋上風力発電のファームが順調に行くならば、かなりの規模の雇用創出につながると思いますので、いわゆる「第2の製鉄所」と言ってもそう、イメージとして当たらずとも遠からずではないかと、そういうことであります。台湾も台中を見に行きまして、また昨今、中国における驚くべきこの力の入れようも併せて考えますと、うかうかしておられない。非常に緊迫した、アジアの中でも洋上風力に関する勢い、バイタリティが出てきておりますので、相当に頑張らないといけないと思いますが、ぜひ響灘沖合に加えて、SEP船に乗せて、建てられるところはどんどん市場を開拓していくという、そういう気持ちで、大きくしなければならないと思っております。

記者
単にSEP船の積み出し港となるだけでなく、きちんとその産業の裾野を持った形になるには、ナセルとかブレードとか、どのような基幹部品の工場がこのまちに必要だとお考えでしょうか。

市長
現に、安川電機さんも主要な部品をつくっていけますし、それから、フレンダー石橋のように世界的なメーカーが直方市、すぐ近くに本社がありますし、そういった意味では、この大きな部品というものが今、どういう風車で行くかということが決まりましたので、この会社のほうでいろいろと、部品調達のいろんな検討を始めていると思います。かなりいろんな可能性があると思いますが、ただ、やっぱり技術的に見て、ヨーロッパに、最初のうちは追うところもかなりあるのかもしれません。それはまだ、専門家の分析を踏まえた報告は届いておりませんけれども、それでもこの北九州、並びにその近郊の中小企業も含めて、企業からの調達の余地はかなりあるというふうに期待をしております。

記者
今月14日には、港湾法の改正案が衆議院で可決されました。この改正案には、発電事業者に港湾の埠頭を長期貸し付けるような制度も盛り込まれていると聞いております。市の担当課のほうに聞くと、市の公共事業評価の対象となった6ヘクタールのうちで、どの部分を国が負担するのか、どの部分を市の分とするのか、あるいは岸壁使用料についても調整中だと伺っております。「北九州市が先行投資をして、国が動いた」という点をもってすれば、今回の法案は歓迎すべきことだと思いますが、使用料について市長のお考えをお聞きしたいと思います。市の負担エリアについても、使用料は国と同額を目指すお考えか、あるいは、企業側からしてみたら「一定程度、下げてほしい」という要望もあろうかと思いますが、そういう企業側の要望に配慮してもやむを得ないというふうにお考えでしょうか。お考えをお聞かせください。

市長
私ども、新しい投資を呼び込む時、いわゆる企業誘致の時には、税の優遇でありますとか、一定の配慮を、政策的な配慮をしております。でもそれは、永遠に続けているのではなくて3年とか、一定の年限を定めて、税の優遇措置なんかを講ずることが多いわけでありまして、そういった意味では、この使用料の話につきましても、海外との競争に晒されるところも大きいと思いますので、日本では初めてのビッグチャレンジになるということもあります。そういう中で、要はこの事業が確実に根を下ろし、そして根を張って、大きな産業群へと発展していくことが重要でありますので、その状況をよく見ながら、一定期間やはりしっかりとした支援も必要になることがあり得ると思っています。今の時点におきまして、「それでは何年ぐらい、その使用料についてどう考えるか」というのは、結論を得るには至っておりません。

記者
今おっしゃられた中に、「海外との競争に晒される」というお言葉もありましたけども、国内の中での洋上風力発電であれば、その岸壁使用料の部分において、海外との競争っていうのはあんまり考えにくいような気もするのですけども、今の市長のおっしゃりようをお聞きする限りでは、その国の岸壁使用料よりも市のほうが下がっても、それは致し方ないということなのか、あるいは国にも一定程度、その使用料の引き下げを求めて、市としても動かれるということなのか、どのように考えたらよろしいのでしょうか。

市長
ファームをつくっていく場合に、例えば太平洋側に1箇所とか、あるいは風況が非常にいい秋田とか、あちらのほうに1箇所だとか、SEP船で運ぶにしては、コストが非常にかかる離れたところというのがあります。そういうところは別にして、この響灘からかなりSEP船に運べるところは、ビジネスの範囲内になると思いますが、何しろ初めての試みであります。かなりの投資になります。それから、日本全体のエネルギーの中期見通しを見ましても、風力の位置付けというものは、関係者の多くは「もっと上限を上げてほしい」と、「しっかりと位置付けてほしい」と、こういう要望も強いわけでありまして、国のほうも、そういった諸々のことを考えながら、例えば具体的に、強固な地盤が必要になりますので、そういうところを支援するとか、新たな支援策を打ち出しながら、いろんな検討をしながら試行錯誤されているように思います。われわれもいろんな、理解のある先生方のお力もお借りをして、国のほうに要望をいろんなことで重ねておりますので、そういう中で着実に環境が整いつつあるという過程にあります。従いまして、今後、最終形として国がどういう形で具体的な支援スキームを確定させるかも含めて、まだ流動的なところもありますので、市として今、岸壁使用料をどうするかというのは、全体のその産業のスタートにとってどうかということからの視点もありますので、先ほど申し上げましたように、今の時点では、具体的にはまだ言えない、というか、検討中だというふうに申し上げております。

記者
今、市長がおっしゃられた中に「市としてもかなりの投資になる」という、ご発言がありました。洋上風力のこの話においては、2年前のこの会見の場だったか、発表の場だったか、ちょっと記憶していませんけども、当時の財政局としては、一般会計からの支出がどんぶり勘定にならないように、特別会計にする案が検討されていました。特別会計の手法がいいかどうかっていう議論もあろうかと思いますが、市民の税金を使って投資をする以上、出と入り、あるいは先ほど申し上げたように、使用料がどの程度の負担割合になるのかといったことが透明化されていることが、公正にこの事業の妥当性を検証するためには必要であろうかと思います。リスクを取ってチャレンジすることはとても大事なことだと思いますが、そうする以上はきちんと事業の透明化を図るべきだと思いますが、特別会計導入などについて、市としての検討状況についてお聞かせください。

市長
特別会計については、港湾については三セク債という、発行ということを経験しております。別にどんぶり勘定ということでしていたわけでは決してないのでありますが、大変に厳しい状況に港湾の埋め立て会計がなっていた時に、三セクという形でいったん清算をするという決断を私がいたしました。そのことによって、また港湾、例えば補強するとか、いろんな投資をする時に、もう特別会計はないわけでありまして、その時に、果たして、この事業を成功させるにあたって、この投資の透明化なり、市民への説明という観点から見て、どう考えるかという議論はいたしましたが、結論は特に出していなかったと思います。そういうことで、これからどういうふうに、3年ぐらい着工まであると思いますが、どういう形の最終形のスキームにするかについては議論を続けたいと思います。

記者
この洋上風力について他、質問ございましたら。じゃあ、ないようですので、次に移ります。昨年(平成30年)の9月に、電子決裁を試験的に総務局で導入して、当年度内(令和元年度内)にも全庁的に本格導入を目指すというような発表をされておられました。その後、電子決裁はどのように進んでおられるのか、その状況についてお聞かせください。

市長
電子決裁、これはちょっと専門家(事務担当)もいてくれたほうがいいと思います。

記者
じゃあ、やめておきましょう。それはまた後日、改めてお聞きするということで。昨年、6月13日の定例会見で、市長は次のようなお話をされております。「行財政改革は大変なエネルギーを必要とします。それは「総論賛成・各論反対」という声が付きまとうからであります。従いまして、外部の有識者を交えた公開の場でこのビジョンを議論させていただいて、「行財政改革」という大綱が決まります。それに基づいてやっていくということです。例えば今、現在の状況の中で、新たに行財政改革に踏み込む必要があるというふうになった場合に、やはりそういう手順は踏まねばいけないと思います。そうやって、公開の場で外部の有識者とディスカッションする中で、論点をより明確にして、方向性を確認していくという作業、それに基づいて実際の作業に入っていきますので、なかなか「エイヤ」というふうに、また新たな行革プランというわけにはまいらないと思います。この任期はあと数ヶ月、残されておりまして、この時点で外部の有識者の方々をお招きして、議論を始めるには窮屈でございますので、そのことから「自分はもうやらない」ということではありません。議論はこれからも続けるにしても、具体的な手順というのは、やはり次の任期の市長のもとで考えることかと思います」、このようにおっしゃられて、次の任期の市長は北橋市長ということになりまして、早1年近く経とうとしております。今任期で、どのようなタイムスケジュールで行革の見直しを進めていこうと考えておられるのか、時間軸について教えていただけたらと思います。

市長
今日時点の一言で申し上げますと、「鋭意、検討中」ということになります。実際どうしているかと言いますと、今、来年度の予算編成という過程にあります。その中で、それぞれの局で「行財政改革の視点で特に留意すべき事項は何か」という、そういう課題を与えておりまして、それぞれの局からさまざまな問題意識、あるいは論点というものが、報告がされておりまして、それについて、市としてどう考えるか、特に当面の来年度予算編成に向けて、どういうふうに行財政改革の視点を盛り込むかというのは議論の今、過程にありますので、そのことをまずご理解をいただきたいということと、思い切ったこの行財政改革を、新たにまたアクセルを踏み込むとなると、これはやはり、市民・各界のご理解と言いますか、総論賛成・各論反対、痛みを味わうという一面も出てくるでしょうから、そういった意味では、慎重な手順を踏んだほうがよろしいかと思います。今のこの時点におきまして、これまでの行財政改革大綱の次に、思い切った行革を進めるというスケジュール、具体的な項目・内容については、まだお知らせをする段階には熟しておりません。もう一時、議論をしたい。

記者
昨年の会見でも「もう時間がない」ということで、時間切れになってしまったわけですけども、そうならないためには、先ほど「慎重な手順を踏んでいかないといけない」ということもおっしゃられておられましたが、慎重な手順を踏んだ上で逆算すると、タイムリミットはいつぐらいというふうに肌感覚でお考えなのか、この点について教えていただけたら。

市長
一言で「行(財)政改革」というのは、誰しも大事なことだと考えているし、一定のご理解はいただけると思いますが、財政を伴う改革は少なくありません。つまり一部の方々に、あるいは全体にとって、痛みを味わうということが十分あり得る世界になります。その点につきましては、非常に心配をされる方もいらっしゃると思いますので、今、基本的な方向性を確認した大綱があるわけですので、毎年の予算編成の中で、その視点に沿って、具体化をしていくという作業、それが今やっていることなのですが、併せまして、4期目に入りましたので、ここでのやり取りは、市の幹部職員はみんな知っておりますので、それぞれの局で、通常やる予算編成に向けての見直しに加えて、思い切ったことで、どういうことが必要かということは、しっかり勉強を進めているというふうに自分は思っております。さてそれを、みんな集まって、どのように進めるか、まだスケジュールは決めておりません。これは内部的にも結構、山あり谷ありのことになりますので、ある日突然、トップダウンで、そういう具体的なことを言うのも1つの方法かもしれませんが、やっぱりみんなが納得をしていくというのは、身内の世界でもやっぱり大事だろうと思っております。ある程度のことは、行革は進めておりますので、さらに深堀をするとなると、やっぱりいろんな意見が噴出してまいります。それを、納得してもらいながらも進めねばならんということでありますので、その辺のスケジュール感を今、ご質問もあるわけでありますが、ちょっと申し上げるのは、今は待っておこうと思っています。

記者
先ほどおっしゃられた中に、「一部の方々に痛みを伴う」ということが、行革の側面としてあるかと思いますが、市長はラストミッションを掲げて当選されておられます。ラストミッションとなると、痛み、いろいろ抵抗はあったとしても、やるべきことはしっかりやり抜くという決意をあの時、感じたわけですけども、この行革大綱の見直しについては、ラストミッションの中に含まれていると考えてもよろしいのでしょうか。

市長
全く入っていないというわけではありませんが、やっぱりこのまちの可能性・将来性を最大限PRするという意味において、自分は環境・SDGsであり、東アジア文化都市ということは公約でも特に強調していることでありますが、同時に、やはりこのまちにとって重要な政策の優先順位を付けるとするならば、若者の定着にも資する経済の成長ということが一番大きいというふうに、いろんなところで、これまで申し上げております。従いまして、そういった意味での、この4年間、自分がやり抜きたいと思っていることの中に、いくつか項目を挙げていきますと、行財政改革というのは特段、優先順位の高いものにはなっていないように思います。

記者
今、IRの議論が起きていますが、これも本を正せば、このまちの将来的、中長期的、財政的にもいっぱい、いっぱいになりつつあるということが、議論の根底に皆さん、おありのようです。IRの議論ももちろん大事だとは思いますけども、それとは別に、やはりこのまちを中長期的に、財政的に規律を持って維持していくという観点からすると、今「優先順位としては高くない」とおっしゃられましたけども、やはり行革の見直しというのは重要事項じゃないかと思います。重ねてになりますけども、今年度は庁内議論を今、進めてらっしゃるということなので、これ以上は今年度、進むことはないと思いますけども、来年度におきましては、と言っても、来年度中にどうこう、方向性を決めないと、後半2年に入ってきてしまって、また時間切れということもあり得るわけでありまして、昨年6月の会見でおっしゃられたように、ゆとりを持ってこの問題を外部の有識者の意見も踏まえて考えていくのは、来年度中に一定程度、答えを出すということが必要だというふうにお考えでしょうか、その点をお聞かせください。

市長
総論賛成から、かなり各論については慎重論・反対論というのが噴出をする可能性がありますので、そのスケジュールなり、具体的な項目については慎重に発信をしたいと思っておりまして、「いついつ頃に、こういう形で進める」というのは、今はまだ皆さんに申し上げる段階には至っておりません。

記者
じゃあ最後、確認ですけども、今任期中の間には行革大綱、昨年6月におっしゃられたように、見直しには着手されるということでよろしいのでしょうか。

市長
市役所の内部的には、レビューの作業には事実上、入っていると考えております。

記者
昨年6月の段階では、「外部の有識者も交えて、きちんと精査する」ということで、「次の任期中に」というお話でしたけども、庁内だけではなくて、外部の有識者も交えた上での議論というのは今任期中にされるということでよろしいのでしょうか。

市長
第三者の有識者のご意見を聞きながら、公開の場で、この対話をしながら進めるというのは、行財政改革の場合も必要不可欠な手順ではないかと思っております。

記者
じゃあ、今任期中にやると。

市長
そこにかけるためには全くの素案もないと、ただ「いかがでしょうか」という、そういうのもあるのかもしれませんけど、やっぱりある程度、どこまで言うかは別にしまして、それぞれの局で素案と言いますか、議論の積み重ねをしておかないと、そういう場に具体的な課題を提案するというわけにはいかないでしょうから、準備と言いますか、勉強は続けております。

記者
では最後、総括すると、今やっておられる庁内の議論・精査というのは、その素案を、外部の有識者に委ねるための素案づくりということで準備段階に入っていると、そういうことですか。

市長
そういう一面があると思います。

記者
分かりました。行革について他、質問ございますか。じゃあ、ないようですので、他、質問ございましたらどうぞ。

市長
しばらくご無沙汰をいたします。議会が始まります。

記者
今日の朝刊、西日本新聞ですけれども、バスキアの絵が、市の美術館が所有しているというのが、記事が出ていましたけども、僕はあれを見てちょっとびっくりしたのですが、市長は当然、ご存じだということで。ご存じであれば、受け止めについてもあれかと思うのですけど、35年前に買った絵が今、ものすごい値段が付いているということについての所感をいただければと思うのですが。

市長
バスキアとモネっていうのは今、いわゆるその美術品に詳しい方にとってみると、相当の値段が付くのではないかと言われる、そういう作品だと聞いております。バスキアの、あの消防士の作品を購入した時の台帳の額は2,000万か3,000万だったと思いますが、現在はその何倍ぐらいになっていますかね、一説には100倍ぐらいという説もあります。これは分かりません、美術の専門家の人じゃないと。やはりバスキアの作品は、若くして彼は亡くなっているということで、作品の数が比較的少ない画家であったということもあって、非常に高く評価をされて、高い値段でも取引されているということであります。当時のバスキアを購入しようと決断をした学芸員なり、美術館の首脳陣というのは、素晴らしい慧眼を持っていたなと、敬意を表したいと思っております。この大事な逸品を、多くの市民はもとより、また美術館がいい作品を持っていると、他の美術館とのいろんな交流の面でも非常に有益だというように聞いておりまして、バスキアとモネをはじめとして、いくつかのすごい、いい作品を持っていますから、これを、市立美術館の名声を高めると言いますか、パフォーマンスを上げることにもぜひ役立ててほしいと願っています。

記者
今、貸し出し中だと思うのですが、これいつ戻ってきて、市の美術館で見ることができるのかっていうのと、市民に「どんなふうに楽しんでほしい」みたいなお話があれば。

市長
美術品をどのように扱って、どのように展示をするか、これは、実は市立美術館だけではありません。他の文化芸術関係もでありますが、市長に事前に話はありませんので、ちょっと本当に詳しいことはちょっと知らないのですけれども、でも、事ある機会に「バスキアとモネ」というのは、市民の非常に素晴らしい財産でありますので、いろんなPRをしたり、また非常に目立つところに展示をするなり、そういうことは今まで視察の時に言ったりしておりますので、程よい時にまた帰って来ると思っております。

市長
100億円と。

記者
そうです、はい。

市長
30億円と聞いていましたけど。375万円。買った時の台帳は確か2,000万だったという気が。すみません、調べておきます。

記者
ありがとうございます。

記者
「平成中村座」のほうが昨日で閉幕となりまして、大きな事故等もなく、ある程度、興業としては成功しているのかなと思うのですけれども、市長もご覧になられてとか、あとは、その市民とかからは「また来てほしい」みたいな、その実現性というのはまた別としてなのですけれども、声も上がっております。ああいった形で、公演で舞台を設けて1ヶ月、ロングランっていうのは非常に珍しい形でもあると思いますけれども、具体的でなくても結構ですけれども、今後、レガシーとしてどういうふうなものが残っていくのか、あるいはまた、こういった取組の誘致などについてご所感をお聞かせください。

市長
縄文・弥生時代からさかのぼりまして、最大級の文化芸術のイベント、大成功であったわけで、関係者に心から感謝をいたしております。この間、天皇がご即位された時に、総理主催の晩餐会があったということで、テレビの報道によると、その時に日本の古典芸能を、アトラクションでお芝居をご披露された、それが、野村萬斎さんと市川海老蔵さんと、文楽であったというふうに聞いておりますけれども、薪能はこの小倉城のすぐ下の広場のところで、実は北九州、始まって以来のことを、1,600人の参加を得て今年、やったわけでございますが、そして、この歌舞伎のロングラン、文楽もこの度、ウェルとばたで行うことになっておりますけれども、期せずして、日本政府の皆さま、首脳陣が、外国の賓客に日本の誇るべき文化ということで、歌舞伎をはじめとしてご披露されていると。北九州においてもそういう、3つの文化について取り組んで、このような、大きな歌舞伎の公演を成功していただいた、本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。歌舞伎という日本の古典芸能がしっかりと根を下ろしたということだと思いますので、ぜひ今回、「平成中村座」の魅力によって、古典芸能、歌舞伎の魅力に開眼された方は大変多いと思いますので、何かの形で良き伝統として、これをまた行事として、また考えられないか考えていきたいと思います。もう早速、「来年以降もぜひ誘致をしてほしい」と、こういう要望がかなり来ております。

記者
今の「平成中村座」に関連することなのですけども、主催の博多座さんは結構、「協賛金を得るのが大変だった」と、「東京でやっているのと比べて」と。実際に芝居小屋へ行ってみると、もらった企業がある中で、やっぱりない企業もあると。やっぱり市民の方が結構見られた中で、地元企業も、そういうところに文化にお金をかけていくっていうところが必要になってくると思うのですけども、そういう企業に対して、市としてもどうにか働きかけっていうことは、今後されたりすることもあるのでしょうか。

市長
一般に、非常に注目をされる大きなイベントが誘致される場合に、いろんなところに出向いて、まずそのPRを行います。市役所もその事業の主催者と一緒に回ってPRをするということで、「よろしくお願いします」ということは、これまでもいろんなケースで行ってきていると思います。企業のほうも、いろいろと経営があって、社会貢献と言っても、財政的にも限度はどこもあると思いますけれども、今回、成功したという背景には、そうした経済界の方々のご理解というものがかなり浸透していたということもあると思って、大変感謝いたしております。今後、私どもは税の面で、寄附に対しては一定の優遇措置があるわけでありますが、「かるかる」という名前で、これは税の恩典を付けて、小口の、市民の皆さん方の文化芸術への寄附というものを、スタートをしているのですけれども、寄附のしやすい風土と言いますか、工夫っていうのが、これからますます大事になると思っております。

記者
市としても、こういう大きな小屋とかを運営する時には、企業にも積極的に働きかけていくという感じになるのでしょうか、いろんな優遇をしながらと。

市長
別に今回の歌舞伎公演に限らないのですけれども、いろんなところに出向きまして、主催者のほうも「ぜひ紹介をしてほしい」という要望がありますし、いろいろとお願いをしていくと、一緒に同行するということもあると思いますのですが、寄附という面で、税制の面で、どのような対応になっているか、ちょっと自分も不勉強でありますが、アメリカなんかの寄附税制っていうのは驚くべきほど充実をしていますし、そうした意味では、寄附をしやすいような、これは国会が関わる、国が関わることではありますけれども、そこをもう少し円滑に充実できないかという思いはありますが、自治体としてもできる努力はしたいと思います。

記者
ありがとうございます。

記者
今、しげしげとその記事をご覧になっておられますけど、前に誰かの表敬訪問の際に、すごい絵が、当初の買った価格よりも30億円もの値が付いて、「すごい価値があるんですよ」と、嬉々としておっしゃられておられたような記憶があります。

市長
台帳は2,000万と聞いていますから、言いました。

記者
その市民の宝でもあるバスキアの絵が将来、売却して、財源として使うことのないように、行革大綱はやはり見直されたほうがいいと思いますので、その点だけ最後、申し上げて、他、ないようですので、会見を終わらせていただきます。

市長
自分は、美術館では相当、雨漏りもあったりして、湿度が高くなって、非常に、「このままでは美術品の維持が難しい」ということを、恩師の高階秀爾先生からご指摘をいただきまして、慌てて大補修にかかったわけでありますが、その時に、100億円ぐらいあれば、西日本総合展示場の旧館であるとか、そういうものをリニューアルするとか、新しく建てるか、街なかのいいところに、非常に素晴らしい「美術館」というものを移転してはどうかというのが個人的な思いでありましたけれども、その時に、「どんな絵を考えているんだ」っていう時に、バスキアを言ったところ、激しいお叱りを各方面からいただきまして、もう本当に、美術関係者の前に出られないぐらいにお叱りをいただいたわけであります。以来、少しは自分、賢くなったつもりでおりますけれども、大事にこれを守っていきたい、市民の宝だと思っております。

記者
行革大綱もやっていただけるということで、終わります。

市長
しばらく、ちょっと失礼いたします、ありがとうございました。

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