教育委員会では、平成21年度に策定した、「北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」に基づき、「教育日本一を実感できる環境づくり」を基本方針に、子どもの教育に対する満足度を高めるとともに、市民の参画を進める取組みを総合的に推進してきました。
しかしながら、子どもの学力、体力は依然として全国平均の水準を下回る状況であり、また、意欲の面でも、学年の進行とともに学習意欲が低下する傾向が引き続き見られるなど、解決すべき課題も多くあります。
また、この間、国においては、平成25年度から平成29年度までの5年間における成果目標や成果指標、具体的施策を示した「第2期教育振興基本計画」が策定されました。
一方、北九州市においても、北九州市基本計画(「元気発進!北九州」プラン)の見直しが行われ、教育の分野では、学力、体力のさらなる向上や特別支援教育の充実、いじめ防止対策の強化などの取組みが明示されました。
教育委員会では、これらの状況や、毎年実施している教育委員会事務の点検・評価の結果を踏まえ、「北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」の改訂を行いました。改訂にあたっては、平成21年度に策定した現プランの概ね10年後を見据えた教育の目標、基本方針や10の施策等の骨格部分は堅持し、これまでの取組みを着実に進めつつ、東日本大震災の教訓を踏まえた防災・安全教育の推進や子どもの健康に関する危機管理、いじめ問題等、新たに生じた課題などを踏まえた今後5年間(平成26年度~平成30年度)の教育施策の方向性や指標、主な取組み等について見直しを行ったものです。