好きっちゃ!北九州市民のコーナー

vol.63 ひまわり

市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

本田健嗣さん写真
▲4月のブーメランワールドカップ出場時の本田さん

本田健嗣さん写真

技術と経験が描く魔法のような楕(だ)円形

ブーメランワールドカップ日本代表 本田健嗣さん(小倉北区・27歳)

 大きな弧を描いて、投てき者の手元に戻ってくるブーメラン。その滞空時間や決められた数を投げる時間、投げた地点からどれだけ近くに戻ってきたかを競うといった、さまざまな種目があるスポーツだ。本田健嗣さんは、今年4月にオーストラリア・パースで開催された「ブーメランワールドカップ」で、団体戦初優勝を成し遂げた日本代表チームの一員だ。1チーム6人で14種目を分担して行う大会において、「外国人選手とは身体的な力の差がありますが、スピードよりも正確に戻すことの方が大事」という技術の高さが勝因だった。

 本田さんがブーメランと出会ったのは18歳のとき。当時のブーメラン世界王者のプレーを見て、自分もチャレンジしようと決意した。始めると徹底的に突き詰める性格の本田さんは、競技を始めて5年後には日本一になった。

 ブーメランは木やカーボンファイバーなどから切り出して自分で作る。「競技というよりも、ものづくりと航空力学の要素が大きい」と本田さん。投げるたびに紙やすりで削り、微調整しながら理想の形に近づけていく。風や気温が大きく影響するため、試合当日でもその日の気象条件に応じた調整を必要とする繊細な競技だが、肝が据わった本田さんは動じない。

 一方、仕事で人前に立つときは緊張すると語る本田さんの職業は大道芸人(芸名Mr.タコス)だ。「どれだけお客さんをひき付けられるかが大事です。毎週見に来てくれる子どももいて、励みになります」。好きなブーメランを追求していけるのも、大道芸人の仕事があってこそと、周りへの感謝を忘れない。

 2種目で日本記録を持つ彼の次の目標は、ワールドカップの個人戦での優勝と世界記録の樹立だ。「最高のブーメランに出会うために作り続ける」。生涯続けていきたいと願う本田さんは、これからも日本と世界をつなぐ大きな弧を描いていく。

キラリ

「北九州市3R活動推進表彰」を受賞した団体を紹介します。

おると
▲修学旅行生による植樹

3R活動推進賞 リサイクル賞受賞
ひびき灘開発株式会社【若松区】

 産業廃棄物処分場として埋め立てられた広大な土地での緑化事業と、CO2削減を推進している。市の「環境首都100万本植樹プロジェクト」に参画していて、地域に自生する樹木の実から苗木を育てる活動を行う。植樹に使用する肥料は、それまで焼却処分されていた「ひびき動物ワールドのカンガルーのふん」「響灘菜園のトマトのわき芽」を堆肥へとリサイクル(再生利用)し活用。資源を地域内で循環させる「みどりの地産地消」を実現するなど成果をあげている。

 3R活動推進表彰に関する問い合わせは、環境局循環社会推進課 TEL093・582・2187へ。

まちがいファイブ5

イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。

※画面番号による消えなどは含みません。

今回のテーマ ひびき海の公園 応募締め切り 8月8日(金)必着

応募方法
 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口(電子申請)も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
応募先
 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)

>>ネット窓口(電子申請)での申し込みはこちら

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7月1日号の答えと当選者

応募総数553

答え
【5つの間違い】(3)(4)(5)(10)(12)
【間違いの部分】(3)ホワイトボードの絵 (4)滑り台にいる子どもの数 (5)男性の眼鏡の有無 (10)遊具に乗った子どもの向き (12)ボールの位置
当選者(敬称略)
赤川孝吉、井関和子、浦田美津子、加藤葉子、小林英雄、佐々木洋雄、玉井美知子、中島俊夫、光永晴世、森田良子

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