市民のコーナー
市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。
▲「ナゲトル」は約400gで、手で投げ上げることも容易
自分にしかできないわくわくするロボットを作る
Next Technology代表社員 堀 航さん(若松区・24歳)
例えるなら、大きさはダチョウの卵、発想はコロンブスの卵といった、今注目の投てき型撮影システム「ナゲトル」。開発者の堀航さんは昨年、市制50周年記念事業「北九州未来ビジネスプランコンテスト」で最優秀賞に輝いた。
ナゲトルは、カメラを詰めた卵型の透明カプセルを打ち上げ、低空域での空中撮影を行う装置。内蔵モーターが自動でカメラの姿勢制御を行う画期的技術だ。
開発のきっかけは北九州工業高等専門学校在学中にさかのぼる。空撮の研究をする中で、「従来のラジコンヘリやヘリウムを使った気球では、特に災害時など雨風があるときは使えない。緊急時でも使えるものがないか」と考えていた。そこで、どの手段よりも簡単な手で投げるという方法を思いつき、開発を始めた。
苦心したのは部品の大きさ。カメラを収めた上で、人が投げられる大きさにしなければならない。半年を費やし、ようやく形になった。ちょうどその頃、コンテストが開催されることを知り、すぐさま応募。そして、最高の結果を得られた。「一番を取れたことが素直に嬉しかったですし、受賞後のさまざまな事業化支援が本当に助かりました」。評価と期待を感じ、ますます意欲が湧く。
物心がつくと機械に興味を持っていたという堀さん。「4歳のころには、ゲーム機の中が気になって分解したり、修理したりしていました」。それから興味は発展し、専門的に学びたいと高専へ進学。卒業後、高専専攻科を経て九州工業大学大学院に進んだ。Next Technologyは高専専攻科在籍時に創業した。学校での研究を社会へ出せることに喜びを感じつつも、学校では習わないビジネスの世界に戸惑った。「名刺交換のやり方も分からないほど常識がありませんでした。とにかく場数を踏んで覚えました」と、若くして創業した後の苦労もあった。
ものづくりの信条は「機械が分からない人でも使いやすいように。そして、期待を上回る仕上がりにする」こと。一方で子どもたちの科学離れを危惧していて、将来は教育向けロボットキットを作ってみたいと話す。そんな彼が打ち上げる卵には、きっと次世代に向けた『わくわく』もギュッと詰まっている。
全国「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した団体を紹介します。
清田南公園愛護会【八幡東区】
高台の住宅地にある清田南公園。平成9年設立の「清田南公園愛護会」は、除草・清掃・花壇の管理などの活動を行っている。14人の会員が月1回の清掃等の定例活動のほか、当番制で公園の見回りや花壇の水やりなどもしている。公園入口の花壇では、年3回の花の植え替えにより、色とりどりの花が咲き続ける。きれいに手入れされた公園は利用者も多く、地域住民の憩いの場となっている。
「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰に関する問い合わせは、建設局公園管理課 TEL093・582・2464へ。
イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。
※画面番号による消えなどは含みません。
今回のテーマ 全国ふうせんバレーボール大会 応募締め切り 11月7日(金)必着
- 応募方法
- 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口(電子申請)も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
- 応募先
- 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)
10月1日号の答えと当選者
応募総数514通
- ●答え
- 【5つの間違い】(1)(4)(6)(7)(11)
- 【間違いの部分】(1)カーブミラーの高さ (4)鳥がいる・いない (6)踊っている女性の腕の位置 (7)踊っている男の子のかさの位置 (11)太鼓のバチの長さ
- ●当選者(敬称略)
- 小嶋ひとみ、白川嘉昭、田内秀志、髙田美穂、中畑清司、西林進、早田愛、平尾正和、福村真佐子、堀京子