2023年3月1日

新生活を始める前に知ってほしいこと

色んな注意点がある

18歳で一人暮らし。大きな契約の連続です。
引っ越しや、部屋を借りる等の契約をする際は、
注意点を理解した上で、慎重に進めましょう!

引っ越し&不用品回収

3月~5月は引っ越しサービスに関する相談が多く寄せられます。引っ越し業者を選ぶ際は、複数の業者から見積もりを取り、作業員補償等、価格以外の条件についてもよく検討することが大切です。

「トラックに詰め放題〇万円」などと記載された広告を見て不用品回収を申し込んだら20倍の金額を請求された等の相談も多いので気をつけましょう。
市区町村以外に不用品の処分を依頼する場合は、一般廃棄物処理業者に依頼しましょう。

段ボールを運ぶ引っ越し業者

ここに注意しよう!

  1. 01追加料金の有無を確認する。
  2. 02作業内容、料金を明確に出してもらう。
  3. 03キャンセル料の発生の有無、金額について確認する。

新しいお部屋での新生活、賃貸借契約を理解してトラブルを防ごう!

新しいお部屋へ移る前の「引っ越し&不用品回収」の確認についても大事ですが、新しいお部屋に入居してから退去までの「賃貸借契約」についてもよく理解する必要があります。主に、 「契約時」「入居前」「入居中」「退去時」でそれぞれ気を付けるポイントがあります。

契約時

事例①

賃貸マンションを借り、敷金など約18万円を支払ったが、入居できなくなったため解約を申し出たら「契約は成立しており、清掃費用以外は返金できない」と言われた。鍵も受け取っていないのに、返金されない。なんとかならないか...。

事例②

賃貸マンションを退去後、貸主から、ハウスクリーニング費用等で計17万円の原状回復費用を請求された。敷金礼金はない部屋で、契約書に原状回復に関する特約もなかった。 高額な請求に納得できない...。

段ボールを運ぶ引っ越し業者

契約時に確認するポイントはいくつもあります。 確認、理解していても、いざとなった時に忘れてしまうなんてことも珍しくありません。そこで、契約の前に確認するべきポイントがまとまったチェックリストを印刷しておくのをオススメいたします。

国民生活センターの資料が活用可能(↓ pdfが開きます)

契約書のチェックリスト資料

入居前

入居前に、写真を撮っておこう。
入居前からあったキズや汚れ等の写真を撮っておくと、退居時のトラブル防止につながります。鍵の受け渡し直後など、引っ越し作業の前に確認しておきましょう。

入居中

入居中のトラブルは貸主側にすぐ相談しましょう。
入居中に、雨漏りやトイレの水漏れ等のトラブルが発生したら、すぐに貸主側(管理会社等)に連絡しどうすればよいか相談しましょう。

退去時

精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。
貸物件を退去するとき、納得できない費用を請求された場合には、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主側に説明を求め、費用負担について話し合いましょう。また、賃貸物件の退去時は、入居時と同様に、できる限り貸主側と一緒に賃貸物件の現状を確認しましょう。その際、確認した内容をメモに残したり、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮ったりして、証拠となる記録を残しておくことが大切です。

貸主、借主どっちが払うの?」

「原状回復」の一般的なルール

  1. 01借主は、賃貸物件の「原状回復義務」を負う。
  2. 02「通常損耗」、「経年劣化」、「借主に責任がない損傷」は、原状回復義務に含まれない。

※一般的なルールと異なる条件が契約で定められている場合があります。

上記の「契約時」、「入居前」、「入居中」、「退去時」の基本的な内容をまとめておりますが、貸主によって細かな内容が違うこともあるので、契約前によく確認しておく必要があります。

まもりん

住み始める時から、
「いつか出ていく時」に備えておこう!

なにかあったら、
お気軽にご相談ください