ページトップ
ページ本文

ヴィデオ・スクリーニング1

更新日 : 2019年5月13日

「アナ・メンディエタ」のヴィデオ作品

場所 CCA北九州 プロジェクト・ギャラリー
会期 2014年6月16日(月曜日)~7月25日(金曜日)
時間 月曜日~金曜日:10時~17時
土曜日・日曜日・祝日:休館

 CCA北九州では、毎年ライブラリーのヴィデオアーカイヴの映像資料の中から、これまでに国内で発表される機会が少なかったものを中心に選択し、プロジェクト・ギャラリーにて「ヴィデオ・スクリーニング」として上映しています。
 今回は、”アナ・メンディエタ”のヴィデオ作品を取り上げます。

 今や現代美術にとって欠かせない手法となった映像表現ですが、その技術が一般に広く使われ始めた1960年代頃より、アーティストもヴィデオを使用し様々な試みを展開してきました。特にパフォーマンスを重要な表現方法として活動していたアーティストにとっては、時間と場所が限定されるパフォーマンスの作品を記録し、再現できると同時に、違う作品へと昇華させていく大切な媒体として、写真とともにさかんに使用するようになります。また、ダンスや音楽、演劇、映画といった他の分野との大切な一つのコネクションとしての役割も果たすようになるのです。
 こうして生み出され、残されていったヴィデオ作品、映像資料は、現代アートを考察する上で必要不可欠なものとして、CCAでは積極的に収集してきました。

 アナ・メンディエタ (1948-1985)は、キューバに生まれ、12歳の時にアメリカに亡命しました。自分が生まれ育った国、文化から政治的事情により離れるという経験は、彼女のアーティストとしての活動に影響を及ぼすことになります。
 70年代より、死、再生、精神的変容といったイメージを彷彿とさせる、儀式的な要素が色濃くみられるパフォーマンスを発表しはじめます。血液や水、炎などメンディエタのパフォーマンスの中に度々登場する自然の素材は、その神秘的な要素を作るうえで欠かせないものであり、彼女の作品の大きな特徴です。
 メンディエタ自らの体を使ったパフォーマンスや作品は、その多くがヴィデオや写真におさめられ、パフォーマンスを映像に記録していた当時の他のアーティストの中でも、その数の多さは突出しています。
 キューバから亡命してきたということや、女性のアーティストということから、70年代よりアートの中で大きな課題となっていったアイデンティティの問題やフェミニズムの議論の中で語られることの多いメンディエタの作品ですが、それだけではなく、パフォーマンスという表現の可能性を押し広げた一人であり、その発表の方法(ヴィデオや写真、スライドの使用など)なども含め、現代にいたるまで、その影響の大きさを見ることができます。

◆上映作品 (Selected Filmworks, 1972-1981, 33min, b&w and color, Silent)

   ・Untitled (Chicken Piece, shot #2), 1972, 2:57, color
   ・Body Tracks (Blood Sign #2), 1974, 1:00, color
   ・Laberinth Silueta, Silueta Series (Laberinth Blood Imprint), 1974, 3:06, color
   ・Untitled (Grass Breathing), 1975, 3:08, color, silent
   ・Burial of the Nanigo, (Woman Candle Silueta #2, New York Show), 1976, 3:11, color
   ・Candle Ixchell, Black Ixchell Series (Black Ixchell Candle Ixchell), 1979, 3:51, color
   ・Volcan de Arena, Silueta Series (Filmworks: Rocas y humo), 1978, 2:08, color
   ・Untitled Silueta Series, 1980, 3:07, color
   ・Isla, 1981, 2:16, b&w
   ・Untitled (Figura que parece Egypta), 1981, 5:41, b&w
   ・Untitled (Figura, Gunpowder en los cracks), 1981, 3:09, b&w

このページの作成者

市民文化スポーツ局文化部文化企画課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2391 FAX:093-581-5755

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。