報道のあった水道管材料の認証における塗料メーカーの不適切行為に対する対応方針について(第2報)
1 概要
水道管材料の外面防食塗装における品質検査等の不適切行為判明のため、水道管等の材料出荷が水道管メーカーより停止され、施工中の水道工事を1月13日から中止としていましたが、日本水道協会の提示した見解により、複数の水道管メーカーから一部製品の出荷再開がなされました。
それを受け、請負工事への支給材払出が可能となったため、水道工事の中止を解除いたします。
2 不適切な行為の内容
塗料メーカーである神東塗料株式会社は、日本水道協会品質認証(以下、JWWA規格)認証取得時に、同規格で規定されている試験条件と異なる条件で得られた試験結果により認証を取得した。
また、規格認証品の中に指定外原料が使用されているものがある。
【問題となっている認証試験】
ダクタイル鋳鉄管の外面防食塗装に関するもの。
3 日本水道協会の提示した見解
「水道施設の技術的基準に定める省令」で定められた浸出試験結果により、衛生性が確認できたものは水道資機材として使用することに問題ない。
4 現在の状況
日本水道協会の提示した見解により、水道管材料メーカーから出荷再開の通知がなされています。
これにより、本市においても1月19日から順次工事を再開します。
(ただし、一部の製品について、出荷停止が継続されている。)
5 本市の対応
材料払出において、出荷再開材料であることを確認し、中止していた工事を、再開します。
また、出荷停止材料については、引き続き、情報収集に努めてまいります。
なお、本市の水道水は、国の法令に従い、定期的に水質検査を実施し、水質基準に適合した安全な水であることを確認しています。