ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がんをおこしやすいタイプのウイルスの感染を防ぐことができ、子宮頸がんの原因の50%から70%(9価ワクチンは80から90%)を防ぎます。
市よりお送りする通知や厚生労働省のホームページ等を参考に、ワクチン接種の有効性及び安全性等について、十分理解していただいた上で接種してください。
・子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン接種の「積極的勧奨の差し控え」の終了について
HPVワクチンは、平成25年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3年11月に、専門家の評価により安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月から子宮頸がんワクチンの接種勧奨を再開しています。