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デング熱

更新日 : 2024年3月13日
ページ番号:000029231

 今年は熱帯、亜熱帯地域において、デング熱の大規模な流行が報告されています。海外に渡航する場合は、蚊に刺されないように注意しましょう。

感染症の運び屋 蚊からバリアーで身を守れ!(厚労省リーフレット)(PDF形式:162KB)

 デング熱は、蚊に刺されることによって感染します。デング熱(4類感染症)については、デング熱の流行地域(東南アジア、南アジア、中南米等)を旅行した際に、現地で感染し、帰国後発症した輸入例が報告されています。

 2014年8月に国内感染症例が報告されました。2019年10月にも海外渡航歴のないデング熱の患者(国内感染症例)が発生していますが、現在のところ、北九州市内で蚊に刺されたことによる感染は確認されていません。

 ヤブ蚊に刺されて、以下の「主な症状」にある急な発熱、頭痛等の症状が出た場合には、蚊に刺されないように注意して、医療機関を受診しましょう。  

 なお、デング熱以外に蚊が媒介する感染症は他にもあります。予防するには蚊に刺されないようにすることが重要です。蚊の予防・対策については「デング熱:注意情報(PDF形式:299KB)」も参考にしてください。

デング熱の北九州市への届出状況(単位:人)

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
 平成30年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 令和元年 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2
 令和2年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 令和3年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 令和4年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
令和5年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
令和6年 0 0                     0

 ・厚生労働省ホームページ
 
 デング熱について(外部リンク)

 ・国立感染症研究所ホームページ
  
デング熱とは(外部リンク)

 ・厚生労働省検疫所ホームページ
  
海外で健康に過ごすために(外部リンク)

 ・北九州市ホームページ
  海外での感染症予防について

デング熱について

 デング熱とは、デングウイルスによっておこる急性熱性感染症です。

主な症状

 3から7日(最大期間2から15日)の潜伏期間の後に、突然の発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などがあり、1週間程度で回復します。
 また、ごくまれに一部の患者において出血症状を発症し重篤化する場合があります。
 ヒトがデングウイルスに感染しても、デング熱を発症する頻度は10から50%です。したがって、感染しても、発症しないことも多く見られます。
 デングウイルスに対する特有の治療薬はありませんので、対症療法となります。


デング熱患者の発疹(参考:国立感染症研究所)

感染経路

 デングウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します。(蚊媒介性)
 主たる媒介蚊は、ネッタイシマカ(日本には常在していません)です。ただし、日本のほとんどの地域(本州以南)でみられるヒトスジシマカも媒介できます。
 ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。 
 熱帯や亜熱帯の全域で流行しており、東南アジア、南アジア、中南米で患者の報告が多くなっています。最も日本に近い流行地は台湾です。

蚊がデング熱を媒介するイラスト

ヒトスジシマカの成虫

ヒトスジシマカの幼虫

予防のポイント

 現在、デング熱には国内で利用可能な、有効なワクチンはありません。蚊に刺されないことが重要です。 

蚊に刺されないために・蚊を増やさないために

  • 長袖や長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくしましょう。
  • 肌が露出する部分には、蚊の忌避剤(虫よけスプレー)などを使い、蚊を寄せ付けないようにしましょう。
  • 蚊取り線香などを使用し、蚊を近づけさせないようにしましょう。
  • 白など薄い色の衣服を選びましょう。 (注)蚊は色の濃いものに近づく傾向があるため
  • 植木鉢やプランターの水の受け皿、庭先に置き忘れたバケツや壺、古タイヤなどの不要な水たまりをなくして、蚊が発生しない環境づくりをしましょう。
蚊を寄せ付けないスプレーを使用する様子

医療機関の皆様へ

 国内のデング熱患者の発生状況及び症例の臨床所見を踏まえ、デング熱が強く疑われる場合は下記へ、ご連絡くださいますようお願いいたします。

連絡先 電話番号
北九州市保健所保健予防課 093-522-8764

『蚊媒介感染症診療ガイドライン(第5版)(平成31年2月7日付け 国立感染症研究所作成)』(外部リンク)

蚊などの駆除方法の相談について

 蚊の成虫は、沼や池のような広い場所ではなく、狭い水たまりのような場所(古タイヤ、植木鉢の皿、ビニールテントの溝など)を好んで産卵します。その後、孵化(ふか)した幼虫は、約1から2週間かけて成虫になり、約1か月間生存します。
 前述の「予防のポイント」等を参考にしながら、蚊に刺されないように気をつけるとともに、蚊の発生を抑える環境を整えることが大切です。まずは、各個人が家の周りに蚊の住みにくい環境をつくりましょう。
 なお、具体的な蚊などの駆除方法について相談したい場合は、「衛生害虫相談センター(委託先:公益財団法人 北九州生活科学センター)」(電話:093-522-5321)へご連絡くださいますようお願いいたします。

植木鉢から蚊が発生する様子

デング熱媒介蚊(ヒトスジシマカ)の生息調査の実施について

 平成27年度より、市内3箇所の公園等において、デング熱等感染症媒介蚊(ヒトスジシマカ)の生息調査を行っています。

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このページの作成者

保健福祉局感染症医療政策部感染症医療政策課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2430 FAX:093-582-4037
定期予防接種:093-582-2090

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