地産地消
北九州産の「おいしい」がいちばん!
北九州市は、大都市でありながら海・山などの自然が豊かに広がり、四季折々の海の幸・山の幸を楽しめます。2月のこの時期は「豊前海一粒かき」や「合馬たけのこ」などのブランド品をはじめとしたおいしい食材をたくさん味わえます。今回は「地産地消」について特集します。
みんながうれしい・おいしい「地産地消」
「地産地消」とは地元で生産されたものを地元で消費することです。多くの農産物や海産物が生産されている北九州市は、農産物では若松キャベツが九州でもトップクラス、トマトやスイカなども県内有数の産地です。海産物でも豊前海一粒かきが県内一の産地となっています。市内の豊かな自然の中で生産された食材は鮮度が良くおいしく、栄養も豊富です。また、「あの人が作った」「あの海でとれた」など親しみを持って安心して食べることができます。
地産地消は地元で生産・消費するため、遠方のものを消費するよりも輸送時の二酸化炭素の発生が少なく環境にやさしいといったメリットがあります。また、農業・漁業をすることで生物のすみかを守り環境保全にもつながります。地産地消は市内の農業・漁業を力強く支え、地域の食文化を守り、地域の活性化にもつながっていきます。
皆さんも地元産の食材を積極的に消費して、食材の宝庫・北九州を再発見してみませんか。
今が旬の地元食材はこちら!
名称[産地] | 特徴 |
---|---|
豊前海一粒かき[豊前海] | 豊前海の恵みを受けて殻いっぱいに詰まった濃厚な身は「海のミルク」にふさわしい絶品です。 |
大葉しゅんぎく[小倉南区] | 葉先が丸く切れ込みのない本市のオリジナル品種。苦味が少なく柔らかいため生でも食べられます。 |
若松水切りトマト[若松区] | 水やりを最小限に抑制することでトマトの生命力が引き出され、高糖度のトマトとなっています。 |
合馬たけのこ[小倉南区] | 関西市場でも極上品として取り引きされるなど、香り、味、歯ごたえともに優れています。 |
関門海峡たこ[関門海峡] | 激しい海流で育つ足は太く、足先まである吸盤はプリプリの歯ごたえと弾力があります。 |
若松キャベツ[若松区] | 潮風を常に受けるためミネラルをたっぷり含み、甘みが強く、柔らかいと評判。 |
生産者コメント
豊前海区かき養殖研究会 会長 江口 猛さん
獲れたてのおいしさをそのまま殻付きで出荷します。一粒一粒を丹念に洗浄し、さらに衛生的な海水で洗浄するなど、厳格な衛生基準を設定しています。生産者のまごころこもった「豊前海一粒かき」を皆さんに食べていただきたいです。
大葉しゅんぎく出荷組合長 稲光 進さん
消費者の安全・安心を考え、化学肥料に頼らない農業を目指しています。自信を持って出荷できるよう、土づくりに力を入れています。手間と愛情を注いだおいしい旬の野菜を皆さんに食べてほしいですね。
ガイドマップをご利用ください
市内産の食材を取り扱う主な直売所を掲載したガイドマップを各区役所に置いています。食材はスーパーや商店などでも販売しています。
旬の食材をふんだんに使った料理をどうぞ!
豊前海一粒かきとワタリガニのグラタン 大葉しゅんぎくを添えて
地産地消サポーター
北九州市調理師連合会
会長 山縣 厚さん
材料(4人前)
豊前海一粒かき(殻付き)12個、ワタリガニ1杯、白ネギ60g、マッシュルーム4個、大葉しゅんぎく1/2束、白ワイン120cc、ホワイトソース(バター30g、小麦粉(薄力)30g、牛乳300g)生クリーム120cc、卵黄1個、バター30g、塩・白こしょう(少々)、若松トマト12切れ、レモン1/2個
作り方
- (1)カキは殻をよく洗い、開けて身を取り出す。カニはゆでて身を取り出し、殻とカニみそは潰しておく。
- (2)白ネギは長さ5cm幅1cmに切る。マッシュルームはみじん切り、大葉しゅんぎくは軽くゆでて水気をよく取ってみじん切りにする。
- (3)鍋に潰したカニの殻とカニみそを入れて炒め、白ワインと水(150㏄)を加えて半量になるまで煮つめ、こして煮汁を取る。
- (4)ホワイトソースを作る(鍋にバターを入れて火にかけて溶かし、小麦粉を入れて炒めてホワイトルーを作り、少し温度を下げて牛乳を少しずつ注ぎ、よくかき混ぜる)。
- (5)鍋にバターを入れ火にかけ、白ネギとマッシュルームを加えて炒める。カキとカニの身を加え(3)の煮汁を加えて火を通し、カキと白ネギを取り出す。ホワイトソースとみじん切りにした大葉しゅんぎくを入れ、塩・白こしょうで味を整え、生クリームと卵黄を加えてソースを仕上げる。
- (6)カキの殻を軽く焼き、白ネギとカキの身をのせ、(5)のソースをかけて、焼いたトマトをのせ焼き色がつくまでオーブンで焼く。
- (7)皿に盛り、レモンを添えて出来上がり。
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