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北九州 食の魅力まるごと発信

問い合わせは産業経済局食の魅力創造・発信室 TEL093・582・2080

今月のおもしろグルメ通信

 平成27年7月に「官営八幡製鐵所旧本事務所」が世界文化遺産に登録されて以降、遺産登録にちなんだ商品が続々と販売されています。今回は、世界文化遺産登録をきっかけに新しく誕生した「ものづくりのまち北九州」らしい商品について、開発者に話を聞きました。

■ものづくりを支える全国の人へ届けたい! 鉄の味がする「鐵平糖(てっぺいとう)」

鐵平糖写真

千草ホテル 小野山美緒さん写真
▲千草ホテル 小野山美緒さん

 鐵平糖は、千草ホテル(八幡東区西本町1丁目)が開発した、名前のとおり鉄の味がする不思議なコンペイトーです。

 老舗菓子メーカーの入江製菓(八幡西区)とタッグを組み、鉄の分量や粒の大きさなどを数カ月にわたって試行錯誤し、1月に完成しました。鐵平糖は、北九州らしい土産として話題になっていますが、全国の製鉄に関わってきた人や本市の産業を支えてきた人にも手にとって懐かしさを感じて欲しい一品です。

販売場所 千草ホテル、いのちのたび博物館(八幡東区東田2丁目)、観光協会直営売店「よりみち」(門司港レトロ地区)

■ものづくりのまちらしい 締めることができる「ネジチョコ」

ネジチョコ写真

オーエーセンター 吉武太志さん写真
▲オーエーセンター 吉武太志さん

 オーエーセンター(小倉北区)が開発した、ボルトとナットの形をしたネジチョコは、くるくると実際に締めることができ、「鉄」と「ものづくり」をイメージさせるチョコレートの菓子です。

 開発当初は製鉄をイメージした「H鋼」なども検討しましたが、万国共通で分かりやすく遊び心のあるネジ型を採用しました。

 2月の発売以降、土産や贈り物としてとても人気があり、9月からはパッケージを一新。チョコとココアの2種類があります。ものづくりのまち北九州のネジチョコを楽しんでみませんか。

販売場所 グランダジュール2店舗(小倉南区葛原1丁目、小倉北区竪町1丁目)、小倉井筒屋、黒崎井筒屋、八幡ロイヤルホテル(八幡東区枝光1丁目)、小倉駅など

■鉄の動「赤」と静「黒」を表現した、旨(うま)辛いパンチがあるカレー「溶鉱炉・黒鉄カレー」

溶鉱炉・黒鉄カレー写真

リエゾン 木山勝孝さん写真
▲リエゾン 木山勝孝さん

 リエゾン(小倉南区)が開発した、溶鉱炉から流れ出す鉄の赤色と製品として完成した鉄の黒色をイメージしたカレーです。

 赤色はトマトをベースに発汗作用と体調を整える作用のある唐辛子、黒色はイカスミという色へのこだわりで、具材についても地鶏やホルモンの部位を幾度となく変えて試作を繰り返して完成しました。こだわりがたくさん詰まったオリジナルのカレーを、ぜひ味わってみてください。

販売場所 リエゾン朽網駅前店(小倉南区朽網東1丁目)、ハローデイなど

■北九州の食を詰め込んだ「北九いいと」のギフトセット

情熱の溶鉱炉セット写真
▲情熱の溶鉱炉セット

ロマンの鐵セット写真
▲ロマンの鐵セット

 「北九いいと」というブランド名で、市内の食品メーカーが北九州らしい新商品の開発に取り組み、現在6社が6アイテムを販売しています。

 新たに「鉄のまち北九州」をイメージした「情熱の溶鉱炉セット」「ロマンの鐵(くろがね)セット」の販売を開始しました。お歳暮などの贈り物にいかがでしょうか。

販売場所 小倉井筒屋、黒崎井筒屋

北九州 音楽の散歩道(おんがくのさんぽみち)

本市にゆかりのある演奏家をシリーズで紹介します。

透き通る声で届けられるウィーンからの便り

声楽家 森野由み

森野由みさん写真

響ホールでのクリスマス ガラ・コンサート写真
▲響ホールでのクリスマス ガラ・コンサート

 オーストリアのウィーンを拠点に活動する声楽家・森野由みさん。「ソプラノ」という女性の高い音域を歌うプロの歌手です。彼女の歌声は芸術の都でも高く評価され、世界の第一線で活躍する音楽家と数多く共演しています。

 本市で生まれた森野さんの音楽との出会いは3歳の時。心臓を患っていることが分かり、将来外で働くことができないかもしれないと心配した両親の意向でピアノを習い始めました。「家でできるピアノの先生なら体に負担が少ないだろうと思ったようですが、14歳で心臓の手術を受けた後は、コーラス部に入れるほど元気になりました」。その後、先生の勧めで、大学進学の専攻をピアノから声楽に変更し、東京藝術大学声楽科へ進みます。

 卒業後は文化庁オペラ研修所を経て、2年に渡り文化庁在外派遣研修員としてウィーンへ留学しました。「オペラ公演やコンサートが毎日のように開かれる、芸術の薫り高い街での留学生活はプロとして成長するための大きな糧となりました」。

 また、オペラ公演で共演する歌手たちの稽古への取り組み方を間近で見られたことや、彼らの温かい人柄に触れられたことは、何ものにも替えられない経験となったそうです。

 毎年、帰郷した際にはコンサートだけでなく、音楽の楽しさを子どもたちに伝えるために本市の小学校での訪問演奏も続けています。

 12月3日(土)は戸畑市民会館(戸畑駅前、ウェルとばた3階)で、日本とドイツの子どもの歌などを歌います。9日(金)は黒崎ひびしんホール(八幡西区黒崎2丁目)で、堅苦しいと思われがちなクラシックの壁を取り払い、聞き手と出演者、双方の自由な想像力を膨らませたいという思いで始めた「音の杜の愉快な音楽家」たちによるコンサートを開催します。

 この冬は、ウィーンの薫りが漂うコンサートへ出かけてみませんか。

 問い合わせは市民文化スポーツ局文化企画課 TEL093・582・2391へ。

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