特集人権文化のまちづくり

人権文化のまちづくり

人権について考えよう~7月は福岡県同和問題啓発強調月間です~

特集 人権文化のまちづくり 人権について考えよう~7月は福岡県同和問題啓発強調月間です~「人権文化の街づくり」ってね、「市民一人ひとりが人権尊重の精神を正しく見に付け、人権を尊重することが市民の日常生活の中で当たり前の行動として自然に現すことができる社会をつくること」だよ 北九州市人権の約束事運動マスコットキャラクター 「モモマルくん」写真

人権の約束事運動

北九州市人権の約束事運動マスコットキャラクター「モモマルくん」イラスト

 本市は、「北九州市人権行政指針※」に基づき、人権文化のまちづくりを推進しています。人権侵害や差別・偏見をなくすため、市民一人ひとりが人間としての尊厳を持つかけがえのない存在であることをお互いに尊重し、価値観や個性の違いを認め合い、支え合うという「人権を尊重し合う文化」の実現に向けて、市民の皆さんと取り組んでいます。

 中でも人権の約束事運動「ほっとハート北九州」は、本市独自の市民運動で、人権に関する身近なテーマを約束事として掲げ、それを自分たちで守り合うことで、人権尊重の気運を盛り上げることを目的としています。この運動には家庭や学校、地域、企業、友人同士のグループなど、市内の団体であれば誰でも参加できます。約束事は、「あいさつをしよう」「思いやりの心を大切にします」など、取り組みやすいもので構いません。また、市民からの応募で選ばれた「25の約束事」から選ぶこともできます。

 誰もが生きる喜びを実感できる、温かい心に満ちたまちにするため、皆さんも気軽に取り組める人権の約束事運動に参加してみませんか。

 ※改訂案についての意見を募集します。詳しくはこちらで。

人権の約束事運動「ほっとハート北九州」について、詳しくはホームページ(「ほっとハート北九州」で検索)をご覧ください。

人権相談窓口相談専用電話 TEL093・562・5088

受付時間/月~金曜日 8:30~17:00(祝・休日、年末年始を除く)

みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)

北九州市人権の約束事運動マスコットキャラクター「モモマルくん」イラスト

差別や虐待、パワーハラスメントなど、さまざまな人権問題についての相談を受け付ける相談電話です。電話は、おかけになった場所の最寄りの法務局・地方法務局につながり、相談は、法務局職員か人権擁護委員がお受けします。一人で悩まず、ぜひ私たちに電話してみてください。

同和問題とは

 同和問題とは、特定の地域の出身であること等を理由に、結婚や就職などにおいて不利な扱いや差別的言動を受けるという、日本固有の人権問題であり、国民全体として解決すべき課題です。

 この問題の解決を図るため、国と地方公共団体は、法律に基づいてさまざまな対策を行いました。

 その結果、生活環境については、全体として著しく改善されたものの、差別落書き、結婚における差別、差別発言などが依然として起こっており、教育・啓発などの分野で課題が残されています。

 特に近年では、インターネット等を悪用した、差別を助長するような情報発信や悪質な書き込みなど、情報化の進展に伴って差別に関する状況の変化が生じています。

部落差別の解消の推進に関する法律

 このような状況を踏まえ、平成28年12月16日、「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されました。

 この法律では、現在もなお部落差別が存在すること、全ての国民に基本的人権の享有を保障する日本国憲法の理念にのっとり、部落差別は許されないものであるとの認識の下にこれを解消することが重要な課題であること、また、全ての国民が等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであることが明記されています。

正しい知識を身につけ、人権文化のまちづくりを

 本市では、福岡県同和問題啓発強調月間である7月に、さまざまな啓発事業を行っています。こうした事業への参加を通じて、市民一人ひとりが人権尊重の精神を正しく身に付け、人権を尊重することが市民の日常生活の中で当たり前の行動として自然に表すことができるような社会を、市民みんなで築いていきましょう。

部落差別の解消の推進に関する法律 (抜粋)

 (目的)

第一条 この法律は、現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況の変化が生じていることを踏まえ、全ての国民に基本的人権の享有を保障する日本国憲法の理念にのっとり、部落差別は許されないものであるとの認識の下にこれを解消することが重要な課題であることに鑑み、部落差別の解消に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、相談体制の充実等について定めることにより、部落差別の解消を推進し、もって部落差別のない社会を実現することを目的とする。

人権啓発マンガ「モモマルくんと考えよう! スペシャル」を発行しました

人権啓発マンガ「モモマルくんと考えよう! スペシャル」写真

 平成25~27年度に発行した人権啓発冊子「モモマルくんと考えよう!」の集冊版「モモマルくんと考えよう! スペシャル」を発行しました。モモマルくんや森の動物たちを登場人物に、「同和問題とは何か」「同和問題解決に向けて大切なことは何なのか」などを分かりやすく解説しています。表紙イラストや作画は、モモマルくんをデザインした本市在住の漫画家・萩岩睦美さんが担当しています。

同和問題啓発強調月間の催しなど

 問い合わせは人権推進センター人権文化推進課(〒803―0814 小倉北区大手町11―4、TEL093・562・5010)

講演会

同和問題啓発強調月間のポスター写真

 フリーライター・角岡伸彦さんによる講演会「これからの部落問題」と映画「風の匂い」の上映。7月21日(金)13時30分~16時、ムーブ(小倉北区大手町)で。

街頭啓発

同和問題啓発強調月間の街頭啓発中のモモマルくん写真

 いずれも7月3日(月)。ギラヴァンツ北九州の選手が参加する出発式は、16時から小倉駅JAM広場で。●門司区=16時から、柳町商店街で ●小倉北区=16時から、小倉駅JAM広場、小倉駅前ペデストリアンデッキ、魚町銀天街、小倉井筒屋前、リバーウォーク北九州前で ●小倉南区=13時40分から、サンリブシティ小倉、サンリブもりつねで ●若松区=11時から、若松明治町銀天街、サンリブ若松前、イオン若松ショッピングセンター前で ●八幡東区=13時30分から、中央区商店街で ●八幡西区=16時30分から、黒崎駅前で ●戸畑区=16時45分から、戸畑駅前で。

人権週間の標語・ポスターの募集

 ●標語=賞は入選(10点)1万円分の商品券、佳作(25点)5000円分の商品券など ●ポスター=大きさはB3判画用紙。「人権週間」と「12月4日~10日」の文字を必ず記入。賞は最優秀賞(1点)5万円分の商品券、入選(10点)1万円分の商品券、佳作(20点)5000円分の商品券など。  共通の内容 対象 15歳以上(中学生は除く)。自作、未発表のもの。作品は返却しません。入選作品の著作権は、北九州市に帰属し、市が行う啓発事業に使用します。申し込みは作品の裏(標語は、はがきか募集チラシ)に住所、氏名、年齢(高校・大学生などは学校名と学年)、電話番号を書いて(標語の団体応募の場合はそれぞれの作品の作者名を記載した上で、代表者の氏名、連絡先を明記)9月1日までに問い合わせ先へ。募集チラシは各区役所総務企画課・出張所、各市民センターで配布中。

【意見を募集】

「北九州市人権行政指針」(改訂案) ●改訂案の配布・閲覧=7月3日(月)~7月31日(月)(土・日曜日、祝日は除く)の8時30分~17時、人権推進センター人権文化推進課(小倉北区大手町、大手町ビル8階)、市民文化スポーツ局広聴課(市役所1階)、各区役所総務企画課・出張所、各市民センターで。市のホームページでもご覧になれます。●意見の提出=様式自由。住所、氏名、意見を書いて配布・閲覧期間中にEメール(市のホームページから)、郵便、ファクスで人権推進センター人権文化推進課(〒803―0814 小倉北区大手町11―4、TEL093・562・5010、FAX093・562・5150)へ。各配布・閲覧場所(出張所・市民センターは除く)に直接提出もできます。

【この特集に関するお問い合わせ】 人権推進センター人権文化推進課 TEL093・562・5010

このページのトップへ