北九州市政だより

NO.1405

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令和4年3月1日号 特集

特集
春の水辺に出かけよう

生まれ変わった紫川親水広場へようこそ!
親水池

 昨年7月にリニューアルした紫川親水広場。より安全で親しみやすい広場に生まれ変わりました。水遊びをしたり、川をのんびりと眺めて過ごしたりした後は、対岸の水環境館へ。紫川に生息するたくさんの生き物や自然について楽しく学ぶことができます。また、桜の開花とともに紫川を体感できる「水上のスポーツ」も始まります。今号では、紫川河口周辺の施設などについてご紹介します。

紫川親水広場周辺地図

市長からのメッセージ

 市では、紫川マイタウン・マイリバー整備事業として、川の拡幅や橋・公園の整備、さらには周辺の再開発など、市民の皆さんの協力のもとで治水対策とまちづくりを一体的に進めてきました。

 紫川親水広場は、その一環として整備され、市民の憩いの場として親しまれてきました。しかし、整備から20年以上が経過し、老朽化が進んできたことから、再整備に着手、昨年7月に完成しました。

 新しい親水広場は、面積が1.5倍に拡張され、噴水・滝の新設や、夜間は8色の照明でライトアップされるなど、さらに魅力が増した施設となりました。これまで同様、市民の皆さんをはじめ周辺の商業施設や企業・団体のご協力もいただきながら、多くの人でにぎわう場所となるよう取り組んでいきます。

 新たな親水広場が、紫川のシンボルとして末永く愛されることを願っています。

北九州市長 北橋 健治

都市と自然が調和する
紫川親水広場

 紫川は小倉南区の福智山に源を発し、田園地帯を経て、小倉北区の中心市街地を流れる本市最大の河川です。高度経済成長期には、ひどく汚れた時期もありましたが、市民や団体、企業による清掃活動や下水道の普及、河川整備などにより、現在では、たくさんの生き物が生息するきれいな川によみがえりました。

家族イラスト

広場
 広場面積を1.5倍に拡大し、昼夜を問わず、幅広いイベントに対応できるようになりました。
 コンサートなどに利用することもできます。詳しくは問い合わせを。

問い合わせ
小倉北区役所まちづくり整備課 電話093-582-3471

親水池 親水池は、親子連れなど、水と触れ合う市民の姿が絶えないくつろぎスペース。今回のリニューアルで、湧き水をイメージした噴水が設置されました。

噴水 昼は、全長50メートルにわたる噴水ショーを楽しめます。夜は、ライトアップされた噴水や水辺が、幻想的な風景を作り出しています。

人工の滝 広場と紫川をつなぐ「水のカーテン」。対岸から見ると、小倉城やリバーウォークを背景に、流れ落ちる水の美しさが際立ちます。

紫川親水広場周辺で楽しめる施設・スポーツ

水環境館

入場
無料

 紫川の自然や環境について、楽しく遊びながら学べる施設です。川に生息する生き物を水族館のように展示したコーナーもあり、自然豊かな紫川の魅力に気軽に触れることができます。

館内写真紫川の水生生物を水槽で展示しています。

館内写真ショップやカフェを併設しています。オリジナルグッズの販売もあり。

館内写真3~11月はカヌー体験も実施しています。詳しくは問い合わせを。

見どころ

日本でここだけ!「塩水くさび」を間近に観察できる窓

観察窓、塩水くさび写真
ガラスの向こうは紫川の中。海水と淡水が混じり合う前の分離した状態(塩水くさび)を見ることができる施設は日本でここだけです。

小倉北区船場町1-2

開所時間
10〜19時
休所日
火曜日・年末年始
問い合わせ
水環境館 電話093-551-3011

さまざまなイベントも行っています。詳しくは水環境館ホームページから

サップ体験

参加者の9割が初心者!

 波乗りならぬ“水乗り”の楽しさで人気上昇中のスタンドアップ・パドルボード(サップ)。サップはボードの上に立ち、パドルを漕いで水の上を進むスポーツです。インストラクターの指導の下、勝山公園大芝生広場横水上ステージから下流の常盤橋まで往復約1キロの水上散歩を楽しみます。ボードは長さが3メートル以上あり、安定性も十分。参加者の9割が初心者で、体験者の5割がリピーターに。4~11月の日曜日を中心に月2~3回開催しています。

サップクルーズ写真▲サップクルーズ

サップヨガ写真
▲サップヨガ

詳しくは「北九州アーバンサップ協会」ホームページから

問い合わせ
建設局水環境課 電話093-582-2491

市民の力で、
ますます愛される紫川へ

山口功貴さん写真
建設局 水環境課
山口 功貴さん

 紫川では、地域をはじめ商店街、企業、団体の皆さんにより、清掃活動やアユの放流、川祭りやトライアスロンなどさまざまな取り組みが行われるなど、多くの人が長年、紫川と親しんできました。

 市では毎年6月に上流のホタル生息地で発生数を調べ、紫川の水質や環境を保つための取り組みも行っています。私も紫川の環境整備に携わる中で、自身の「紫川を愛する気持ち」が深まっていくのを感じています。これからも、市民の皆さんとともに紫川を守っていきたいと思います。

この特集に関するお問い合わせ
建設局 水環境課 電話093-582-2491

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