北九州市政だより

NO.1439

文字サイズ

令和5年8月1日号 特集

特集
令和5年度予算

北九州ポテンシャルを呼び醒(さ)ませ!

「成長への再起動」予算

市長からのメッセージ

 北九州市は、アジアに近い地理的な優位性や豊富な水源、強靭(きょうじん)な土地、空港などを有し、ものづくりをはじめさまざまな企業が集積しているなど、大きなポテンシャル(底力)を持っています。
 令和5年度当初予算は、北九州市が持つ「人」「場」「企業」の3つのポテンシャルを最大発揮し、人と企業に選ばれる都市の実現に挑戦していく、「成長への再起動」予算です。
 これからの北九州市が何を目指すのか、明確な方向性を市民の皆さまと構築・共有しながら進んでいきたいと考えています。
 そして、「成長」で生み出した元気とにぎわいが、安心や楽しさ、心の豊かさといった「幸福」を生み出す元手となる好循環を促していきます。
 北九州市に明るさと元気を、そして日本と世界の新たな時代の第1章を、共に創っていきましょう。

北九州市長の写真

北九州市長 武内 和久

会計別の予算規模

一般会計

6,092億円[前年度比]+0.2%
特別会計(国民健康保険など)
4,212億円[前年度比]+6.5%
企業会計(上下水道・交通など)
2,725億円[前年度比]+3.7%

予算のポイント

  • 「人と企業に選ばれる」未来志向のまちへさまざまな事業を実施
  • 市税収入は、個人市民税や法人市民税、固定資産税などの増により過去最高額
  • 市の貯金にあたる財源調整用基金の取崩額は118億円(前年比29億円減)に抑制

■歳入の内訳 [単位:億円(  )内は構成比%]

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
歳入6,092億円
  • 市税1,814(29.8)
  • 国庫支出金1,262(20.7)
  • 諸収入694(11.4)
  • 地方交付税690(11.3)
  • 市債495(8.1)
  • 県支出金326(5.4)
  • その他811(13.3)
歳入の内訳の円グラフ

■歳出の内訳 1人当たり約66万円

●福祉・健康・医療の充実
福祉・健康・医療の充実のピクト 1,820億円(29.9%) 1人当たり19万6千円
●子育て支援
子育て支援のピクト 737億円(12.1%) 1人当たり7万9千円
●学校教育
学校教育のピクト 723億円(11.9%) 1人当たり7万8千円
●産業・観光振興など
産業・観光振興のピクト 626億円(10.3%) 1人当たり6万7千円
●道路・河川・公園などの整備
道路・河川・公園のピクト 341億円(5.6%) 1人当たり3万7千円
●ごみ処理、低炭素社会づくり
ごみ処理、低炭素社会づくりのピクト 246億円(4.0%) 1人当たり2万6千円
●市民活動支援、文化振興など
市民活動支援、文化振興のピクト 455億円(7.5%) 1人当たり4万9千円
●消防・救急活動、住宅の整備、岸壁の整備など
消防・救急活動、住宅の整備、岸壁の整備のピクト 390億円(6.3%) 1人当たり4万2千円
●借入金の返済など
借入金の返済のピクト 754億円(12.4%) 1人当たり8万1千円

※人口は92万9186人(令和4年12月31日現在の住民基本台帳人口)で計算

たくさんある!北九州のすごいところ※大都市比較

安全(地震が少ない)

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
震度4以上の地震(過去100年)
  • 東京都区部 91回
  • 名古屋市 23回
  • 大阪市 18回
  • 福岡市 13回
  • 北九州市 3回
安全のグラフ

進出コスト(低コストで進出を実現)

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
商業地地価/工業地地価(令和4年)
  • 東京都 2,139,500円/平方メートル 295,700円/平方メートル
  • 大阪市 1,656,200円/平方メートル 147,500円/平方メートル
  • 福岡市 1,256,600円/平方メートル 142,800円/平方メートル
  • 名古屋市 993,500円/平方メートル 95,400円/平方メートル
  • 北九州市 167,200円/平方メートル 32,000円/平方メートル
進出コストのグラフ

交通インフラ(実績ある物流インフラ)

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
入港船舶総数(令和3年)
  • 東京都区部 21,575回
  • 大阪市 22,081回
  • 福岡市 24,150回
  • 名古屋市 29,663回
  • 北九州市 46,011回
交通インフラのグラフ

エネルギー(次世代エネルギーが集積)

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
再生可能エネルギー導入容量(令和4年)
  • 福岡市 174,683kW
  • 大阪市 204,363kW
  • 名古屋市 324,611kW
  • 北九州市 445,508kW
  • 東京都区部 465,826kW
エネルギーのグラフ

暮らし(子育てしたくなるまち)

  • テキストで表示する
  • グラフで表示する
合計特殊出生率(令和3年)
  • 大阪市 1.04人
  • 東京都区部 1.09人
  • 福岡市 1.20人
  • 名古屋市 1.30人
  • 北九州市 1.52人
暮らしのグラフ

令和5年度予算 主な取り組み

人 ポテンシャル挑戦を応援し、健康長寿と安心を守る

挑戦を後押し
外国語教育特化型小中一貫教育の検討

600万円
外国語教育特化型小中一貫教育の検討のイラスト 世界にはばたき、多様な価値を創造することのできる人材の育成を目指し、外国語教育に特化した特色ある小中一貫教育の実施を検討
kitakyuスーガク+(プラス)による理工系人材育成推進

900万円
理工系人材の育成につなげるため、中学生を対象に、数学的思考力などを競い合う「スー1★GP(スーワングランプリ)」を開催
多様な選択肢
医療的ケア児支援の強化

8800万円
医療的ケア学校コーディネーターや看護師の配置、通学支援などの支援体制を構築
「生きる力」を育む放課後の活力強化

900万円
放課後の校庭などを活用し、子どもが主体的に、多様な体験(遊び)ができる「放課後アソビバ事業」をモデル校(6校)において実施
認知症にやさしいまちづくり事業

100万円
先進的介護「北九州モデル」推進事業

6000万円
子育ての安心・安全
「経済的な安心」を支える第2子以降の保育料完全無償化

2億7400万円
病児保育の利用料無償化

1400万円
学校施設安全対策の強化

1億円

公共施設の安全対策

老朽化対策事業費

16億5700万円
相次ぐ外壁落下などの事故を受けて、「市民の安全・安心を守る老朽化対策チーム」を立ち上げ、公共施設全般の老朽化について局横断的に対応

場 ポテンシャルまちの地域資源や立地の優位性を活用し、価値を高める

流れをつくる
首都圏機能のバックアップ戦略検討

300万円
北九州市の災害リスクに強い基盤、充実したインフラなどを生かし、首都圏に集中する本社や政府機関などのバックアップ機能を集積する“バックアップ首都”戦略について検討
“アジアの物流ハブ”への挑戦「“つなぐ 運ぶ 支える”の中心へ」

1億3400万円
飛行機の写真 物流を北九州市の主要な産業として発展させるため、充実した物流基盤を生かした大型物流施設の誘致や半導体物流拠点の構築などの取り組みを実施
まちを磨く
学術研究都市の次世代産業研究開発拠点化推進

1700万円
半導体や宇宙産業などの次世代産業を対象に、学術研究都市における研究力を強化
黒崎地区の活性化推進

700万円
民間事業者と連携したリノベーションまちづくりの推進や、低利用不動産の活用促進などに必要な調査・検討を実施
若松・門司港地区など観光都市力アップ「プラチナルート(福岡~関門・北九州~広島等)の創造」

7700万円
高付加価値ホテル誘致の事前調査、若松北海岸・門司港レトロ地区の魅力向上などの取り組みを実施
土地を動かす(投資する)
響灘地区における脱炭素産業の育成「掴(つか)む!新産業の風~洋上風力~」

17億5800万円
風力発電の写真 充実した港湾インフラと広大な産業用地を活用し、風力発電関連産業などのカーボンニュートラルの総合拠点化の形成を推進
水素の拠点形成促進

3700万円
水素の拠点形成促進の写真 「福岡県水素拠点化推進協議会」を新設し、水素拠点形成に係る計画策定やプロジェクト支援などを実施

企業 ポテンシャル産業の地力を強化し、企業の新たな挑戦を応援する

新規参入を促す
世界へはばたくスタートアップ都市への挑戦

5億4400万円
半導体や電気自動車など次世代産業の推進、ものづくり企業とスタートアップの掛け合わせによるイノベーションの創出、国内外に向けた情報発信による知名度向上などの取り組みを実施
新分野に挑む
未来産業~半導体・宇宙・グリーン~への挑戦

9300万円
半導体産業の振興

4500万円
産学連携による研究開発支援や関連企業の誘致、物流の拠点化を実施
宇宙産業の推進

2400万円
ビジネス可能性調査や衛星データの利活用実証に着手
EV産業拠点化への支援

2400万円
地元企業の新規参入支援や供給体制構築に向けた自動車メーカーとの研究会開催などを実施
基礎体力をつける
新ビジネスモデル創造に向けたロボット・DXの推進

3億4000万円
新ビジネスモデル創造に向けたロボット・DXの推進の写真 市内企業の生産性向上や付加価値創出に向けた伴走支援や、ロボット・デジタル関連産業の振興推進の取り組みを実施
カーボンニュートラル・グリーン成長推進

1400万円
グリーン成長に向けた企業の意識・組織・戦略の変革を支援(経営者向け講座や専門家派遣など)
この特集に関するお問い合わせ
財政局財政課 電話093-582-2002

ページの
先頭へ戻る