北九州市政だより

NO.1484

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令和7年6月15日号 特集

特集
アーバンネイチャー北九州

担当課
環境局ネイチャーポジティブ推進課 電話093-582-2239
環境局循環社会推進課 電話093-582-2187

Urban Nature Kitakyushu

まちと自然 人と生き物
一緒に未来を考えよう!

 産業都市として成長し、九州を代表する大都市として発展を遂げてきた北九州市は、都市の近くに豊かな自然が共存する、いわば「アーバンネイチャー」にあふれるまちでもあります。
 これからは、先人が守り育ててくれた豊かな自然や生物多様性を、ただ守るだけでなく、回復へとつなげる「ネイチャーポジティブ」の取り組みを推進していきます。

  • 3つの海 響灘 関門海峡 周防灘
  • 3つの国立・国定公園 瀬戸内海国立公園 北九州国定公園 玄海国定公園
  • 市域面積の約4割が森林

アーバンネイチャー北九州

身近にいる多彩で個性豊かな生き物たち・自然の恵み

  • カブトガニ
    環境省:絶滅危惧Ⅰ類
    福岡県:絶滅危惧ⅠA類
    カブトガニ
    産卵観察ツアーが開催されます(詳細は「お出かけ」の「カブトガニ産卵観察ツアー」を参照)
  • 豊前海一粒かき(マガキ)
    マガキの画像
  • 関門海峡たこ(マダコ)
    マダコの画像
  • 一本槍(ケンサキイカ)
    ケンサキイカの画像
  • ベッコウトンボ
    環境省:絶滅危惧ⅠA類
    福岡県:絶滅危惧ⅠA類
    ベッコウトンボの画像
  • ハマボウ
    福岡県:準絶滅危惧
    ハマボウの画像
  • ズグロカモメ
    環境省:絶滅危惧Ⅱ類
    福岡県:絶滅危惧Ⅱ類
    ズグロカモメの画像
    ギラヴァンツ北九州マスコットキャラクター「ギラン」のモデル
  • ミサゴ
    環境省:準絶滅危惧
    ミサゴの画像
  • ズグロカモメの画像 スナQ 	®
    スナメリ
    福岡県:準絶滅危惧
    北九州港マスコットキャラクター「スナQ」のモデル
この生き物たちは、市内のどこで見られる?
生き物を探すイベントも開催!(↓イベントへ

「世界をリードするサステナブルシティ」を目指して

 北九州市はこれまで、環境未来都市など環境分野のトップランナーとしての地位を確立してきました。
 今後は、その財産をさらに発展させるとともに、生物多様性、再生可能エネルギーの拠点化、さらには地域コミュニティ・介護なども含めた社会全体で「世界をリードするサステナブルシティ(持続可能なまち)」を目指します。
 令和7年度は、そのための戦略策定に取り組んでいます。

問い合わせ
政策局サステナビリティ戦略課 電話093-582-2156

身近な自然風景

昨年11月〜今年1月に開催された「北九州市アーバンネイチャーフォトコンテスト」の入選作品と応募作品(一部)

北九州市アーバンネイチャーフォトコンテストの画像

市長からのメッセージ

 このたび、北九州市は、「アーバンネイチャー」-都会と自然の共生という新たな概念を、日本で初めて打ち出しました。 平尾台、曽根干潟、皿倉山、若松の海岸線…等々、私たちのまちには、かけがえのない自然が息づいています。
 これからは、ただ自然を守るだけでなく、再生し、育て、創っていく時代です。それは、私たちの暮らしを豊かにするだけでなく、新たな産業や人の流れを生み出す力にもなります。
北九州市長の画像  北九州市だからこそ実現できる、自然とともにある未来を、皆さんと一緒に築いていきたいと思います。

北九州市長 武内 和久

今年の6月は
「ネイチャーポジティブPR強化月間」です!

Nature Positive

 令和4年の生物多様性条約締約国会議(COP15)において採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」では、生物多様性の損失を止め回復軌道に乗せる、いわゆる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」が掲げられています。
 北九州市では、今年の6月を「ネイチャーポジティブPR強化月間」として、いろいろなイベントを開催します。

2020年を基準年に、2030年までに生物多様性の損失を反転させる 2050年までに完全回復

注目イベント

アプリのアイコン画像

いきものコレクションアプリ
Biome(バイオーム)コラボイベント

6月1日(日)〜7月31日(木)

 生き物を撮影すると、それが何の生き物か、どれくらい珍しいものかを知ることができたり、コレクションしたりすることができるスマートフォンアプリ「Biome」。
 北九州市内で生き物を探して投稿し、さらに(若松区響町1丁目)や曽根干潟(小倉南区)などを巡ることでポイントが加算される「いきものクエスト」を開催します。さまざまなミッションを達成した参加者には抽選で景品を進呈します。
※参加には「Biome」アプリのダウンロードが必要です。

アプリ画面の写真

北九州市の身近な生きものたちの魅力を再発見!

問い合わせ
環境局ネイチャーポジティブ推進課 電話093-582-2239

食品ロス〜
自然環境を守るのは、まず家庭から。

Food Loss

ゴミ 減量!

 日本では、本来は食べられるのに捨てられている食品、いわゆる「食品ロス」が年間472万トン発生しており、家庭から発生するものがその半分を占めるといわれています。ぜひ楽しみながら工夫して食品ロスを減らし、自然の恵みを大切にしましょう!

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食品ロス量 472万トン

家庭系 236万トン 50%

(1)食べ残し 100万トン 21%
○お皿に残ったおかず
○袋を開けたお菓子 など
(2)直接廃棄 102万トン 22%
○買ったままの野菜・魚・肉
○開けてない菓子 など
(3)過剰除去 33万トン 7%
皮のむきすぎ など

事業系 236万トン 50%

外食産業 60万トン 13%
食品製造業 117万トン 25%
食品卸売業 10万トン 2%
食品小売業 49万トン 10%
表右側

食品ロスの発生量(農林水産省・環境省 令和4年度推計)

買い物のとき気を付けること

買い物前に、食材をチェック(2)

メモとスマートフォンのイラスト

冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する

メモ書きしたりスマートフォンで撮影したりして、買い物時の参考にする

必要な分だけ買う(2)

冷蔵庫のイラスト

使う分・食べ切れる量だけ買う

まとめ買いを避け、必要な分だけ買って、食べ切る

期限表示を知って、賢く買う(2)

メモを取る男性のイラスト

利用予定と照らして、期限表示を確認する

すぐ使う食品は、棚の手前から取る

家庭でできること

適切に保存する(2)

食品をストックするイラスト

  • 食品に記載された保存方法に従って保存する
  • 野菜は、冷凍・ゆでるなどの下処理をして、ストックする
食材を上手に使い切る(1)(2)(3)

料理のイラスト

  • 残っている食材から使う
  • 作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで工夫する
食べ切れる量を作る(1)

焼き魚のイラスト

体調や健康、家族の予定も考慮する

参考:消費者庁・環境省パンフレット

北九州市では
こんな取り組みも行っています!

フードドライブ

 家庭に眠っている食品や、運搬での外装のつぶれや商品表示の印刷ミスなどで販売できない食品(食品ロス)を持ち寄り、食品を必要とするフードバンクや子ども食堂、福祉施設などに寄付する活動です。

食べ切れないんだ、食べてくれる? いいの?ありがとう! 助かるよ!
©ていたん&ブラックていたん,北九州市

生ごみコンポスト

生ごみコンポストの画像

 家庭から出るごみの3分の1が生ごみです。
 生ごみをコンポスト化することで、ごみを減らし、堆肥として活用することができます。

「親子生ごみコンポスト化講座」
の参加者募集中

詳細は「トピックス」の「夏休み特別企画 コンポスト親子講座」
をご覧ください

つながる世界
つなげる未来
ゴミを減らして
自然を守ろう!

北九州市環境マスコットキャラクター「ていたん」のイラスト

この特集に関するお問い合わせ
環境局ネイチャーポジティブ推進課 電話093-582-2239
循環社会推進課 電話093-582-2187

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