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梅毒について

更新日 : 2024年2月8日
ページ番号:000145869

梅毒患者が増えています

令和5年は、北九州市内の医療機関から届出のあった、梅毒患者の報告数が202件(速報値)となり、令和4年報告数(92件)の2倍以上となっています。

20代から40代(特に男性)の報告数が多くなっています。

少しでも感染の不安があれば検査を受けましょう。

梅毒 男女別報告数のグラフ
北九州市 梅毒患者報告数
令和5年 年代別梅毒報告数のグラフ
令和5年 年代別梅毒報告数

感染防止のポイント

 性感染症は誰でもかかる可能性がある病気です。感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用してください。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。
 梅毒は、診断を受けて薬を正しく飲めば治すことができます。皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関(皮膚科・泌尿器科・産婦人科など)を受診して相談しましょう。

・北九州市 (下記より、チラシ等をダウンロードすることができます)

梅毒注意報(PDF形式:988KB)

梅毒啓発チラシ(PDF形式:454KB) 

梅毒啓発チラシ(表)
梅毒啓発チラシ(裏)

梅毒とは

梅毒は、性的な接触などの他人の粘膜や皮膚と直接接触することによって梅毒トレポネーマという病原菌に感染する病気です。

梅毒トレポネーマは、傷口からの浸出液、精液、膣分泌液、血液などの体液に含まれており、非感染者の粘膜や傷口などと直接接触することで感染します。実際には、感染経路の多くが、性器や肛門、口などの、粘膜を介する性的な接触となっています。

感染すると全身に様々な症状が出ます。

梅毒は、早期の薬物治療で完治が可能です。

検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。

治療をしなくても症状が一旦軽快することありますが、治癒したわけではなく、体内には病原体が残っているため、他の人に感染させます。

完治しても、再感染することがあります。

症状について

第1期(感染後約3週間)

初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりや、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れるが、痛みがないことも多い。

第2期(感染後数か月)

手のひら、足の裏、体全体に赤い発疹(バラ疹)が出る。アレルギー、風しん、麻しん等のほかの病気に間違えられることがある。

晩期顕性梅毒(感染後数年)

皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)ができ、心臓、血管、脳などに病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもある。

先天梅毒

妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。

   
    梅毒の写真-日本性感染症学会より提供-

唇の病変の写真
唇にくぼみ
手の病変の写真
手に痛くもかゆくもない「カサカサした斑点」
バラ疹の写真
お腹や全身の皮膚に痛くもかゆくもない「ピンク色の発疹」

検査

 性感染症は誰でもかかる可能性がある病気です。

 皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関(皮膚科・泌尿器科・産婦人科など)を受診して相談しましょう。

 梅毒は、診断を受けて薬を正しく飲めば治すことができます。

【検査はどこで】症状がある場合やパートナーの感染が明らかな場合:「病院や診療所へ」 症状はなく、パートナーの感染も不明だが心配な場合:「保健所・区役所の無料匿名検査へ」

北九州市では検査を実施中

北九州市では原則無料でHIVや性感染症(クラミジア・梅毒)の検査を毎週実施しています。

梅毒の検査は小倉北区役所・八幡西区役所のみ実施しています。保健所では実施していません。

詳しくは、下記リンクをご覧下さい。

北九州市のHIV検査・性感染症検査のお知らせ(PDF形式:180KB)

医療機関のみなさまへ

平成31年1月1日に発生届の届出様式が改正されました。

改正内容

・5類感染症「16 梅毒」について、厚生労働大臣が定める事項の中に「妊娠の有無」を追加

・「梅毒発生届」の様式を改正し、「性風俗の従事歴・利用歴の有無」、「口腔咽頭病変」、「妊娠の有無」、「過去の感染歴」及び「HIV感染症の合併の有無」を記載項目として追加

ついては、以下の新様式の発生届で届出していただきますようお願いします。

梅毒の新様式(PDF形式:176KB)

梅毒と診断された場合には、診断から7日以内に北九州市保健所保健予防課へ届出していただきますようお願いいたします。

連絡先 電話番号
北九州市保健所保健予防課 093-522-8764

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このページの作成者

保健福祉局感染症医療政策部感染症医療政策課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2430 FAX:093-582-4037
定期予防接種:093-582-2090

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