特集子どもの読書

毎月23日はノーテレビ・ノーゲーム読書の日

テレビを消し、ゲームをやめて、家族で本を読みましょう。

「主人公もステキだけど、ライバルも憎めないのよね。」

「おもしろくて、早く続きが読みたくなるんだ。」

「なつかしいな。お父さんも小さい頃、夢中になって読んだな。」

「おもしろそうな本ね。お母さんも読んでみようかしら。」

 子どもがいろいろな本と出会うことは、子どもの成長や発達にとても大切なことです。本市では、家庭・地域・学校・市立図書館などが連携して、子どもの読書活動を推進する「北九州市子ども読書プラン」を策定しました。今回はこのプランの目標「読書好きな子ども日本一」を目指した取り組みを紹介します。

読書をしない子どもの割合が全国平均を上回る

 全国北九州市
小学6年生21.7%25.3%
中学3年生39.4%46.4%

家庭や学校図書館、市立図書館で読書を
全くしない子どもの割合(平成21年度)

 北九州市は、家庭などで読書を全くしない子どもの割合が全国平均を上回っており、年齢が上がるに従ってその割合が高まる傾向がみられます。

 子どもは、本と触れ合うことで、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにします。本市では、毎月23日を「ノーテレビ・ノーゲーム・読書の日」と定め、子どもの読書習慣の定着を目指しています。子どもが読書に親しむためには、学校だけでなく家庭や地域が一体となって、本が身近にある環境を作ることが必要です。

家庭や地域、学校などで子どもが読書を楽しむ習慣を

読み聞かせの様子
▲市立図書館で実施している「読み聞かせ」。
大きな絵本に子どもたちも夢中

 まず、家庭で読書をする機会を設けましょう。家族で同じ本を読み、感想などを話し合う家読(うちどく)は、読書習慣が身に付き、家族のコミュニケーションが豊かになるという効果があります。また「家読感想ノート」をつけると、読書の記録だけでなく子どもの成長の記録ともなります。

 地域では、市立図書館や市民センター等で、ボランティアの協力により絵本などの読み聞かせを実施しています。読み聞かせは、子どもの聞く力や言葉から想像する力を育てます。読書嫌いな子どもでも、本を読んで聞かせると興味を示すことが多いようです。

 学校では10分間読書の推進や利用しやすい図書館づくりに取り組んでいます。その他にも、中央図書館では赤ちゃんが生まれた全ての家庭に絵本を贈る「ブックスタート事業」や、学校での読書活動推進のリーダーを育てる「子ども司書養成講座」に取り組んでいます。また、学校図書館や市立図書館では、おすすめの本を紹介するコーナーなどがありますので、本を借りる際の参考にしてください。

読書好きな子ども日本一を目指して

 このように、本市では子どもの成長の段階に応じた取り組みを実施することにより、読書好きな子ども日本一を目指しています。読書好きな子どもは、読書を通じて幅広い知識を習得するだけでなく、考える力や感動する力など、よりよく生きるためのさまざまな力を身に付けます。家庭・地域・学校・市立図書館などが一体となって、子どもの読書活動を推進していきましょう。

子どもの読書活動推進フォーラム

 読書の大切さや楽しさをテーマに、NHK北九州放送局チーフアナウンサー・原田徹さんが講演します。幼稚園児、小・中学生が夏休みにチャレンジした「早寝・早起き・朝ごはん・読書カード」の表彰式もあります。11月5日(土)10~12時、ウェルとばた3階(戸畑駅前)で。入場無料。問い合わせは教育委員会生涯学習課 TEL093・582・2385へ。

ブックリサイクル

 図書館の除籍蔵書1万冊程度を無料配布します。11月6日(日)10時から、中央図書館(小倉北区城内)で。1人20冊まで。整理券(9時から同館で配布)と図書館カードが必要。詳細は同館奉仕課 TEL093・571・1481へ。

【この特集に関する問い合わせ】 教育委員会生涯学習課 TEL093・582・2385

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