平成28年度予算 |1ページ|2ページ|
平成28年度予算 4つの柱の主な取り組みを紹介します
➊ものづくり、環境など本市の強みを活かした「しごと」を創出
「高年齢者の活躍や介護サービスの充実による人口減少・高齢化社会への対応」をテーマとして、本市が「国家戦略特区」に指定されることが決定しました。この機会を最大限に活用し、ものづくり、環境など本市の強みを生かした新たな雇用創出を図ります。
■国家戦略特区関連予算(平成27年度2月補正予算を含む)総額…1億4600万円
●国家戦略特区推進事業…1500万円
国家戦略特区指定における広報・PRのほか、区域会議の開催やワーキンググループの運営などを実施し、国家戦略特区の推進を図ります。
●介護ロボット導入促進関連予算…1億2800万円(うち、2月補正予算8000万円)
介護ロボットの実用化に向けた取り組みを推進するため、開発支援や導入補助、アシストツール等の試験導入による効果の評価などを行います。
●シニア・ハローワーク連携事業…300万円
本市への「シニア・ハローワーク」の設置に向け、CCRC構想との効果的な連携などに係る調査検討、設置に係る環境整備・広報を実施します。
■北九州空港将来ビジョン推進強化関連予算…6億1500万円
福岡空港の「混雑空港指定化」などを踏まえ、平成28年度から30年度の3カ年度をビジョン推進強化期間と位置付け、福岡県とのより緊密な連携のもと、関連事業を集中的に実施します。
■G7北九州エネルギー大臣会合開催事業…1500万円
伊勢志摩サミットの関係閣僚会合として5月に開催されるG7北九州エネルギー大臣会合において、本市の先進的な環境・エネルギー施策や魅力を国内外へ発信します。
■次世代資源・エネルギーシステムの創生関連予算…1億6000万円
●次世代資源・エネルギーシステム創生事業…4000万円
エネルギー関連産業の支援・振興や、低炭素・安定・安価なエネルギー供給のためのエネルギーマネジメント実用化の調査・検討・仕組みづくりを行うとともに、国内外への発信・展開を実施します。
●次世代エネルギー設備導入促進事業…1億2000万円
消費エネルギーの見える化に取り組み、かつ省エネ設備を設置する市内の中小企業などに対し、費用の一部を補助します。
■本社機能等移転・拡充支援事業…3億円
首都圏等からの本社機能などの移転や、市内企業の拡充・拠点集約を促進するため、企業立地促進補助金に新たなインセンティブを創設します。さらに、地域再生計画に基づく本社機能などの移転・拡充には、上記の補助金に加えて、固定資産税の減税により手厚い支援を実施します。
➋女性・若者の定着やアクティブシニアの移住など、新しい「ひと」の流れをつくる
本市に、新しい人の流れをつくり、活気あふれるまちにしていくため、北九州市版CCRC等による移住・定住の促進、若者の地元就職促進、女性の活躍推進などの取り組みを積極的に推進します。また、文化芸術・スポーツ・観光等の面で地域資源を生かした取り組みなどをさらに推進し、にぎわいの創出につなげていきます。
■シティプロモーション首都圏本部移転事業…4100万円
首都圏本部を交通利便性の高いエリアに移転し、首都圏における業務の機能強化を図るとともに、「移住相談窓口」を設置します。
■文学の街・北九州発信関連予算…4100万円
小倉都心部での情報ステーションの整備、文学館での記念事業など、本市ゆかりの文学者・作家を広く全国にPRし、「文学の街・北九州」を発信します。
■スタジアム整備事業…100億9600万円
都心部に人が集い、にぎわいあふれる北九州市の創出を目指し、市民に夢と感動を提供できるスタジアムを整備します。
■桃園市民プール(室内)整備事業…3400万円
老朽化が著しい市内唯一の公認50m室内プールである桃園市民プールについて、2020年オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致に向けて、建て替えの基本設計などに着手します。
■小倉城周辺整備関連予算…1億1600万円
小倉城周辺の歴史的・文化的なイメージを生かし、利便性や魅力向上のため、園路や広場の整備、桜の植え替えなどを行い、集客力や回遊性のある名所とします。
また、勝山公園とあさの汐風公園に「指定管理者制度」などによる民間活力の導入を進めます。
平成27年度2月補正予算で実施する関連事業
■定住・移住促進事業…5000万円
首都圏におけるPRや「北九州市版CCRC(注)」の構築などに向けた取り組みを進めます。
■北九州ゆめみらいワーク事業…5000万円
地元企業の仕事内容や、さまざまな職業の話を直接聞き、体験するイベントを開催します。
(注)人口減少・超高齢社会への対応をするため、高齢者が活躍できる環境の整備を行い、首都圏方向からアクティブシニア(健康で活躍できるおおむね50歳以上の人)の移住を促進すること。
➌安心して子どもを生み育てることができる「まち」の実現
待機児童対策の推進等を図るとともに、乳幼児等医療費支給制度の拡充、子どもの貧困対策など、子育て環境のさらなる充実に取り組みます。また、学校、家庭、地域それぞれが持つ教育力を発揮し、連携して子どもの教育を着実に推進します。
■乳幼児等医療費支給事業…28億1800万円
子育てに関する経済的負担を軽減するため平成28年10月から、現在小学校就学前までとなっている通院医療費の助成対象を「小学校6年生まで」に拡充します。
■子ども一人ひとりに寄り添った支援…800万円
不登校やひきこもり等困難を抱える中学生や保護者を対象に、訪問活動等を通じて一人一人に寄り添った伴走型支援などをモデル的に実施します。また、ひとり親家庭の子どもに対し、親が帰宅するまでの間、学習支援や食事の提供(「子ども食堂」)などを行う居場所づくりを推進します。
■学力向上に向けた取り組み関連予算…10億7400万円
放課後などを活用して学習機会を提供する「子どもひまわり学習塾」の対象校を拡充するほか、ICT(情報通信技術)の活用・英語教育の分野でリーディングスクールを指定して、先導的・先進的な指導方法の開発・実践を行います。また、少人数指導等を行う市費講師を拡充するなど、学力向上に向けたさらなる取り組みの充実を図ります。
■子どもの読書活動推進関連予算…3億3200万円
中学校区と特別支援学校に学校図書館職員を拡充して配置し学校における読書活動を推進するとともに、「北九州市子ども読書会議」、「子ども司書養成講座」の開催、「子ども図書館」の整備などに取り組みます。
■小中学校等空調設備整備事業…26億6800万円
良好な学習環境を確保するため、小・中学校などの普通教室にエアコンを整備します(平成28年度は小学校41校と中学校51校の普通教室に整備)。
➍健康で活き活きと安心して暮らせる「まち」の実現
健康で長寿の社会づくりを進めていくため、地域包括ケアシステムの構築など、地域の実情やニーズに応じたきめ細かな高齢者政策に取り組みます。また、市民の防犯意識の高揚、犯罪を防止する環境整備等、防犯対策を進めるとともに、浸水対策などの防災対策を推進します。
■地域包括ケアの推進…8億6800万円
医療や介護が必要になっても、住み慣れた地域で継続して生活できる「地域包括ケアシステム」の構築を目指し、「医療」「介護」の在宅支援に向けた方向付けや、「介護予防」「住まい」「生活支援」の地域資源が創出されるような環境づくりを推進します。
■障害者差別解消法推進事業…2000万円
平成28年4月の障害者差別解消法の施行に伴い、障害を理由とした差別の解消を推進するための、相談・紛争防止などに係る体制整備、障害者差別解消支援地域協議会の設置、普及・啓発活動、コミュニケーション支援を強化します。
■世界記録への挑戦事業(1万人の防犯パトロール大作戦)…1700万円
1万人の防犯パトロール大作戦で世界記録に挑戦し、参加者の拡大やパトロール隊のモチベーションの高揚、安全・安心な都市イメージの向上を図ります。
■地域とつくる「ごみステーション」事業…2000万円
北九州市環境審議会の答申(「ごみステーションのあり方」)に基づき、地域のごみステーション管理に対する支援の拡充、事業所に対する指導などにより、環境未来都市にふさわしいごみステーションづくりを推進します。
市民1人当たりの予算(一般会計)の内訳
一般会計予算を市民1人当たりに換算すると約56万8千円となり、このように使われます。
※人口は97万1422人(平成27年12月31日現在の住民基本台帳人口)で計算
◆保健福祉費
福祉・健康・医療の充実
16万2千円
◆子ども家庭費
子育て支援
6万5千円
◆教育費
学校教育・生涯学習
3万円
◆諸支出金
市債の返済など
8万3千円
◆総務費
行政運営、市民活動支援、文化振興
5万1千円
◆環境費
ごみ処理、低炭素社会づくり
1万7千円
◆産業経済費
産業学術・観光振興
8万2千円
◆土木費
道路・河川・公園などの整備
4万5千円
◆その他
消防・救急活動など
3万3千円
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