特集皿倉さんぽ

特集 皿倉さんぽ写真

皿倉山ケーブルカー山麓駅前での男女写真

行ってみよう、ケーブルカーとスロープカーを乗り継いで

 大正6年に旧八幡市が誕生して、今年は100年目にあたる節目の年。日本の近代化を「鉄の街」として支えた「八幡」は、公害や鉄冷えといった苦難を乗り越え、「世界遺産のある街」という新たな魅力を加えながらその歩みを進めています。

 「八幡」を象徴する山である皿倉山のケーブルカーは、昭和32年に「帆柱ケーブル」として、当時の八幡市の市制40周年を記念してつくられました。以来60年にわたって、多くの人々が皿倉山の自然や夜景を楽しむための交通手段として活躍しています。

 また、ケーブルカー山上駅と山頂を結んでいた「帆柱スカイラインリフト」は、平成19年に「皿倉山スロープカー」に姿を変え、全面ガラス張りの車窓から見える大パノラマで人々を魅了しています。

 今回の特集では皿倉山を中心に、その裾野に広がる八幡駅前周辺まで、おさんぽ気分で巡るスポットを紹介します。「以前はリフトで山頂まで行けたな」と昔を懐かしんだり、「駅前でこんなイベントがあるの?」と皿倉周辺の魅力を再発見しながら、のんびり楽しんでみませんか。

「皿倉八景選抜総選挙」投票受け付け中

 事前に選ばれた20の景勝地の中から投票で八つ、皿倉の名所を選ぶ「皿倉八景選抜総選挙」。ここでは、候補地のいくつかを紹介します。

 行きはケーブルカーを利用して登り、帰りは歩いて各候補地を巡りながら下るなど、自分の体力に合ったコースを選んで皿倉の自然を体験し、あなたの「皿倉八景」を選んでみませんか。来年9月30日(日)まで、皿倉山ケーブルカーの各駅と皿倉山ビジターセンター、八幡東区役所総務企画課で投票ができます。問い合わせは同課 TEL093・681・0387へ。

(A)四季彩ロード写真

煌彩(こうさい)の森コース
ケーブルカー山上駅から続く、四季折々の風景を見ることができる坂道。そばに「冒険の森」もあり。

(B)周防灘の大パノラマ写真

皿倉・国見岩コース
市街地から周防灘までを見渡す大パノラマが広がっています。

(C)見返り坂写真

煌彩の森コース
山頂までの最短コースにある坂。登ってきた急な坂を見返ることができる場所です。

(D)車窓からの紅葉写真

ケーブルカー、スロープカーから赤や黄色に色づいた木々を眺めることができます。

(E)巨樹老木・皇后杉写真

九州自然歩道コース
樹齢400年の老木や、神功皇后の伝説にちなんだ皇后杉などが見られます。

(F)楓杉峡(ふうせんきょう)写真

皿倉表登山道コース6合目
樹齢を重ねた楓と杉のコントラストやアーチ状の石積み橋梁が見所。

(G)花尾分かれ写真

皿倉表登山道コース4合目
皿倉山から花尾山へ向かう分かれ道。ベンチから杉の群生を眺めることができます。

(H)大扇望写真

皿倉表登山道コース3.5合目
黒崎地区を中心に、若松区を経て響灘までを扇状に見渡すことができます。

☆「恋人の聖地」や蓄光石☆写真に収めてみたい場所がたくさん

 八幡駅の改札を出ると、目の前にそびえ立つ皿倉山。山腹にあるケーブルカーの線路が目に入ってきます。これらも写真映えする景観ですが、実際に皿倉山に登ってみるとケーブルカーからの車窓や山頂から眺める夕焼け、山上駅にあるケーブルカー神社などたくさんの撮影スポットがあります。

ケーブルカー神社でお参りをする男女写真

▼展望台駅からの夕日
展望台駅からの夕日と男女写真

おみくじを引く男女写真
▲おみくじもあります

写真

 新日本三大夜景に選ばれた100億ドルの夜景や、恋人の聖地に認定されたことを記念して作られた山頂付近の「天空ドーム」にあるハート型のオブジェ、緑色に光る蓄光石が敷き詰められた展望台駅のデッキなど、自分だけの皿倉の魅力を探してみませんか。

ハート型の蓄光石を探している男女の足元写真
▲ハート型の蓄光石を探して

天空ドームを手のひらに乗せている男女写真
▲天空ドームを手のひらに乗せて

「ぶらヤハタ」イベントで皿倉周辺をおさんぽ

ケーブルカーの往復乗車券写真

 皿倉山を満喫した後は、その周辺を散策してみませんか。ケーブルカーの往復乗車券を提示すると、皿倉山展望台にあるカフェマウンテンのほか、八幡駅前にある洋菓子店や飲食店など計12の協力店舗で割引などの特典が受けられます。3月31日(土)まで。特典の内容など詳細は皿倉登山鉄道 TEL093・671・4761へ。

土・日曜、祝・休日は無料シャトルバスを運行中

 皿倉山は市街地から近く、アクセスの良さもその魅力の一つです。日曜、祝・休日の9時45分(土曜日は13時25分)から21時5分まで、おおよそ1時間に2本の割合で八幡駅からケーブルカー山麓駅まで無料シャトルバスを運行しています。

特別夜間運行を実施

 12月25日(月)と1月2日(火)・3日(水)は、平日でも夜間にケーブルカーを運行します。1月1日(祝)は、5時30分からケーブルカーを運行するので、皿倉山頂から初日の出を望むことができます。無料シャトルバスを運行するほか、1月1日だけは八幡医師会館(八幡東区平野2丁目)の駐車場を臨時開放します。

皿倉山ケーブルカー

【所在地】 八幡東区大字尾倉1481―1
【電話】 093・671・4761
【運行時間】 平日10~18時
(上り最終17時20分)
土・日曜、祝日10~22時
(上り最終21時20分)
<おおよそ1時間に3本の割合で運行>
【運賃】 ケーブルカー&スロープカー通し券
中学生以上 往復 1200円
小学生以下 往復 600円
<ケーブルカー山麓駅前に駐車場あり>

皿倉山ケーブルカー検索イラスト

【この特集に関するお問い合わせ】 皿倉登山鉄道 TEL093・671・4761

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