北九州市人権推進センターがお送りする「明日への伝言板」です。
今日は、北九州市教育委員会が平成24年度に募集した人権作品の中から、
北九州市八幡東区(やはたひがしく)の中学三年生、福冨(ふくとみ)ひよりさんの作文を紹介します。
題は『考え直すこと』です。
私は小学校のときからソフトボールをしていた。
中学に入学し、野球部に入部した。
少し抵抗はあったが、友達も一緒に入部したので大丈夫だろうと思った。
野球部は私以外みんな男子だったので、
変な目で見られるのは仕方がないと思いながらも、毎日嫌でたまらなかった。
学校の友達何人もから「何で野球部に入ったん」と聞かれ、
自分でも何で入部したのだろうと考えるようになった。
でも、そのたびに自分に言い聞かせた。
野球が好きだから野球部に入部したのだと。
チームメートはみんな私に優しく、顧問の先生も男女の区別なく、
全て一緒のメニューをさせてくれた。
毎日の練習はきつかったが、試合に出られたときはうれしかったし、楽しかった。
そのうち、次第に人の目を気にしなくなった。
むしろ、自慢したかった。
私は野球部に入って、心がとても成長し、強くなれたと思う。
野球は男のスポーツだという常識を考え直す必要があると思う。
一人一人がこれまで常識だと思っていたことを改めることが大事だ。
そうすれば男も女も関係なく、自分の好きなことを思いっきりできるようになると思う。
昔から、男は仕事、女は家事や育児という考え方がある。
それもスポーツと同じで改めなければならない。
男女の違いはあるが、少しずつでもいいので、
男女が平等に考え、お互いを思いやれる日が来ることを願う。
いかがでしたか。
中学生になって野球部に入ったひよりさんは壁にぶつかります。
男のスポーツ、女のスポーツ、そんな男女を隔てる「常識」という壁です。
それを乗り越えられたのは、仲間や先生の力であり、ひよりさん自身の成長でした。
男だから、女だからといった既成の枠を超えることで、新しい世界が広がります。
私たちも知らず知らずのうちに「普通」とか「今までは」といった言葉の裏で、
凝り固まった考え方にとらわれてしまってはいないでしょうか。
あらためて考え直すきっかけになりました。
では、また。
今日は、北九州市教育委員会が平成24年度に募集した人権作品の中から、
北九州市八幡東区(やはたひがしく)の中学三年生、福冨(ふくとみ)ひよりさんの作文を紹介します。
題は『考え直すこと』です。
私は小学校のときからソフトボールをしていた。
中学に入学し、野球部に入部した。
少し抵抗はあったが、友達も一緒に入部したので大丈夫だろうと思った。
野球部は私以外みんな男子だったので、
変な目で見られるのは仕方がないと思いながらも、毎日嫌でたまらなかった。
学校の友達何人もから「何で野球部に入ったん」と聞かれ、
自分でも何で入部したのだろうと考えるようになった。
でも、そのたびに自分に言い聞かせた。
野球が好きだから野球部に入部したのだと。
チームメートはみんな私に優しく、顧問の先生も男女の区別なく、
全て一緒のメニューをさせてくれた。
毎日の練習はきつかったが、試合に出られたときはうれしかったし、楽しかった。
そのうち、次第に人の目を気にしなくなった。
むしろ、自慢したかった。
私は野球部に入って、心がとても成長し、強くなれたと思う。
野球は男のスポーツだという常識を考え直す必要があると思う。
一人一人がこれまで常識だと思っていたことを改めることが大事だ。
そうすれば男も女も関係なく、自分の好きなことを思いっきりできるようになると思う。
昔から、男は仕事、女は家事や育児という考え方がある。
それもスポーツと同じで改めなければならない。
男女の違いはあるが、少しずつでもいいので、
男女が平等に考え、お互いを思いやれる日が来ることを願う。
いかがでしたか。
中学生になって野球部に入ったひよりさんは壁にぶつかります。
男のスポーツ、女のスポーツ、そんな男女を隔てる「常識」という壁です。
それを乗り越えられたのは、仲間や先生の力であり、ひよりさん自身の成長でした。
男だから、女だからといった既成の枠を超えることで、新しい世界が広がります。
私たちも知らず知らずのうちに「普通」とか「今までは」といった言葉の裏で、
凝り固まった考え方にとらわれてしまってはいないでしょうか。
あらためて考え直すきっかけになりました。
では、また。