人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

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  • 2016年10月28日(金)放送

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ともだちだいすき
今日は、北九州市教育委員会が平成二十七年度に募集した人権作品の中から、北九州市八幡西区の小学一年生、今永宗一郎くんの『ともだちだいすき』という詩を紹介します。本人の朗読でお聴きください。

『ともだちだいすき』
北九州市立香月小学校一年 いまなが そういちろう

にゅうがくしき
とってもどきどきした
ともだちできるかな

となりのせきに
しらないおとこのこ
なかよくなれるかな

ひらがなのべんきょうをしたよ
サッカーをしてあそんだよ
すこしずつ
おはなしするようになったよ
いまでは
とってもなかよしだよ
だから
がっこうにきたときは
おはようって
げんきにいおう
ともだちがこけたときは
だいじょうぶって
いってあげたいな
ともだちにぶつかったときは
ごめんねって
いいたいな
かえるときは
またあしたって
えがおでやくそくしよう

ともだちがたくさん
がっこうだいすき

いかがでしたか。
小学校の入学式。友達ができるかどうか、とてもどきどきした宗一郎くん。少しずつ話すようになり、仲よしになることができた喜びが、詩の一行一行にあふれていますね。さらに、おはようと元気にあいさつしたり、ごめんねと素直に謝ったり、友達と声を掛け合うことができるようになっています。
皆さんおなじみの、まど・みちお作詞、山本直純作曲の「一年生になったら」という歌の三番に、次のような歌詞があります。
♪「一年生になったら 一年生になったら ともだち100人 できるかな 100人で 笑いたい 世界中を ふるわせて ワッハハ ワッハハ ワッハッハ。」
一年生の百人の友達が「ワッハハ。」と世界中に笑い声を響かせる光景は、とてもほのぼのとします。宗一郎くんも「ともだちがたくさん がっこうだいすき」と書いているように、心から笑い合える友達がたくさんいれば、学校生活はますます楽しくなりますね。
子どもはもちろん、大人になっても、新しい友達ができるのはワクワクするものです。広い地球上で人と人が巡り合えるのは奇跡的なこと。友達の輪が広がっていくといいですね。
では、また。