人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

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  • 2018年10月18日(木)放送

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一歩の勇気
今日は、北九州市小倉北区の小学四年生、松尾咲希さんの作文を紹介します。作文の題は「一歩の勇気」です。

私は、久しぶりにかん国のおじいちゃんおばあちゃんそして、いとこのお姉ちゃんに会いました。特にいとこのお姉ちゃんとは私が六年間かん国に行ってないので会っておらず、本当に久しぶりでした。
会うとなるとうれしいけれどそれ以上にきんちょうする思いがいっぱいでした。
私の家に着いたいとこのお姉ちゃんは、昔とはまったくちがっていました。いとこのお姉ちゃんに話かけることもむずかしくかん国語も聞き取れないことも多く、不安な気持ちでいっぱいでした。
しかし私は仲よくなりたいと思う気持ちに変えました。いとこのお姉ちゃんが、何が好きか分からないし、とにかく話さずできるジェスチャーゲームやダンスで遊びました。
いとこのお姉ちゃんは仲よくなってくると日本文化や学校のことを聞いてくるようになりました。私は、上手に説明できなかったので分かりやすく絵を書いたり写真を見せたりしました。またかん国のこともたくさん話してくれましたが、聞きとれないところもあったのでおたがい同じように伝えようと努力し、知ろうとしたので、自然と仲よくなれました。
ついにいとこのお姉ちゃんがかん国に帰る日となりました。きんちょうした一日目から約一週間、たくさん思い出を作りました。
またいつ会えるかわからないと思うとなみだが止まらずさびしい思いでいっぱいでした。いとこのお姉ちゃんは、泣きながら学校に行く私を追いかけてくれてなぐさめてくれました。
私はこのことを通して言葉が通じなくても、まず心のかべを取って相手のことを思いやり相手を知ろうとすることが大切だなと思いました。
外国人でも身近な友達でも同じだなと思いました。
また一歩自分から勇気を持って進むことの大切さを学びました。
この経験を通し、たくさん学んだこと、また楽しい思い出を大切にしたいと思いました。

いかがでしたか。
久しぶりに韓国のいとこのお姉ちゃんに会って緊張した咲希さん。でも、一歩踏み出す勇気があったから、素晴らしい関係を築けたのですね。
では、また。