今日は、北九州市小倉南区の小学六年生、玄龍泰さんの作文を紹介します。本人の朗読でお聴きください。
『伝えること、仲よくすること』
北九州市立貫小学校六年 玄 龍泰
ぼくのおじいちゃんは、中国人です。そして、おばあちゃんは、かん国人です。お父さんは、もともと中国人でしたが、日本に来て帰化して、日本人になったそうです。日本に帰化するという意味は、簡単に言うと、外国人が日本国籍を取得して、日本人になることだそうです。
ぼくの名前は「ゲン」です。ぼくの名前を聞いて、みんなはどう思いますか。
「どうして、ゲンっていう名前なの。」
「玄って日本人っぽくないよね。」
「どこから玄という名前は来たの。」という質問をよくされますが、ぼくは、この質問に、どう答えればよいのかわかりません。ぼくは、日本語しか話すことができません。中国に行ったことはありますが、ずっと日本で生活しています。
また、ニュースやみんなの話を聞いていると、中国人に対して悪い印象をもたれることが多いと感じます。ぼくには、日本人の血もかん国人の血も中国人の血もながれています。そして、中国人のおじいちゃんや、中国に行くといつもやさしくしてくれる人たちのことを考えると悲しい気もちになります。
ぼくは、どこの国の人とかではなく、ぼく自身を見てほしいです。みんなも外国に行ってみてください。言葉は通じませんが、こちらがやさしく思いやれば、相手もやさしくしてくれます。外国語を勉強したり自分の気もちを伝えようとしたり、努力をしてください。伝えることをあきらめないでください。その気もちを忘れなければ、日本にいる外国人ともっと仲良くなれると思います。
日本には、たくさんの外国人が住んでいます。日本で生活する外国人と日本人が仲良くして、もっと住みやすい世の中になればいいな、と思います。
いかがでしたか。
「こちらがやさしく思いやれば、相手もやさしくしてくれる」という言葉は、人間関係を築く上でとても大切なことですね。それは、国籍が違っても、言葉が通じなくても同じ。伝えよう、分かり合おうとする真っすぐな気持ちが少しずつ広がっていけば、作者が願う「誰もが仲良く、もっと住みやすい世の中」にしていけるのではないでしょうか。
では、また。



